待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

| PAGE-SELECT | NEXT >>

>> EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

>> EDIT

1月の風物詩、春日の大とんど & 若草山焼き

ここ数年、毎年1月第4土曜日は奈良公園へ。その日の夜のTVニュースや翌日の新聞で見るだけなんて絶対もったいない! これはちょっと無理してでも実際に見ておくべき、と親類縁者にふれ回り案内を買って出ています。

ほとんどの人が単なるイベントのように捉えているようで、若草山に花火が上がり同時に山焼きで全山が真っ赤に燃える…みたいな。これは長時間露光で撮影された写真からのイメージで、実際とは異なります。

春日の大とんどから若草山焼きへと続く神仏習合の深遠なる火の行事は、今年もまた、赤々と燃え盛る炎とともに深い深い感動を残していきました。



詳しくは、過去の記事をご参照くださいませ。
奈良礼賛 若草山焼き 2016
春日の大とんどから 若草山焼きまで 2015
奈良・若草山焼き & 京都国立博物館 特別シンポジウム
スポンサーサイト

| ◇奈良 | 16:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

明日香~本薬師寺跡~聖林寺~唐招提寺 花めぐり

すっかり恒例となった初秋の奈良・明日香めぐりへ。朝7時に車で千里を出発、まずは日本の原風景が広がる稲渕の棚田に。いろんな案山子さんがお出迎え。

明日香明日香明日香
明日香
明日香明日香
明日香

明日香

石舞台古墳まで戻って、持参したコーヒーと大極殿本舗のカステイラで休憩。そのあと、境内に芙蓉や酔芙蓉が咲く聖徳太子の生誕の地、橘寺へ。今回は時間をかけて寺宝を拝観します。

橘寺橘寺橘寺
橘寺橘寺

この日のランチは、万葉文化館で庭園を眺めながら、パンカフェ Sizin(しじん)でサンドウィッチの軽食を。食後に万葉庭園をブラブラしてから、橿原の本薬師寺跡へ。ピークは過ぎていましたがホテイアオイは健在。

本薬師寺跡
本薬師寺跡

次は桜井の聖林寺へ。多武峯街道から車幅ギリギリの細い道を上がります。何度訪れても拝観するたびに、そのお姿にウットリして心が満たされてしまう十一面観音立像は、全国に7体ある国宝のうちの一つで超美仏。

聖林寺聖林寺
パンフレットより
最後に24号線を西ノ京まで北進、行った記憶がないという義従姉のリクエストに応えて唐招提寺に参拝します。苦難の末、ついに日本に渡ってこちらを開いたのは中国・唐の高僧、鑑真和上。境内には萩の花が咲いています。

唐招提寺

ただ今、御影堂は平成大修理中。受付で手渡された案内に掲載されているQRコードをスマホで読み込めば、各伽藍の説明を動画で見ることができて気が利いていますね。でも、たちまち電池残量がわずかとなり撮影終了、そして閉門。無事予定をこなして大満足な1日となりました。

| ◇奈良 | 16:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

奈良・葛城山のツツジ 2016

ゴールデンウィーク最後の日曜日は、意を決して葛城山へ。とはいえ、今回は山ガールもどきの振りして山を登るわけではなく、往復ロープウェイ利用の軟弱コース。ただし、ツツジの見ごろを迎えた快晴予報の日曜日、混雑を避けて早朝6時に千里を出発!

南阪奈道路を下りたら、櫛羅の交差点手間のコンビニで朝食用のおにぎりを。間もなくロープウェイ葛城登山口駅の大駐車場に到着。まだ空きはありますが、それでも結構先客が。7時20分発のロープウェイで葛城山上駅へ。

葛城山

ひんやりした山の空気が心地良いけれど、いまだ目覚めぬ身体にはちょっとしんどい上り坂を十数分歩いたところで、いきなり目に飛び込んでくる鮮やかな景色は圧巻! この醍醐味は来てみないとわかりません

葛城山

ベンチに座ってまずは朝食を。まだつぼみの木もありますが、山の斜面はヤマツツジの朱色に染まっています。その向こうには、まるでツツジを引き立てるように連なる深い山の緑。つくづくと我が身の幸せを感じる眺めです。

葛城山

斜面を下って、下から朱色の山肌を見上げたりしながら、ゆっくり回遊路を一周します。見る角度や時間でツツジの色が変化して見飽きませんね。そして標高959.7メートルの葛城山頂にも行ってみます。

葛城山

葛城山

葛城山

時刻は10時を少しまわったところ。続々と家族連れがやってきます。それに比べ中高年グループは少なめ。どこかの新聞社でしょうか!? 頭上ではセスナ機が旋回しています。ロープウェイで登山口駅まで下りると、誰も並んでいる様子がなくて拍子抜け、と思ったら駐車場では20台以上の車が列をなしていました。

この後、車で20分ほどの明日香にある飛鳥寺へ。こちらは、蘇我馬子が発願し596年に創建された日本最古のお寺。元は大伽藍だったということですが、2度の火災により焼失。現在はひっそりした佇まい。

小さな本堂いっぱいに、継ぎはぎだらけで満身創痍の飛鳥大仏が、光背もなく白い壁を背に座っておられます。渡来人仏師・鞍作止利作で、独特の面長なお顔に、厳しい風雪に耐えながらもわずかに笑みを浮かべ、遠くを見ているような杏仁形の大きな眼。だけど、どこか人間味のある表情に見えるのは何故でしょう。

飛鳥寺

飛鳥寺 飛鳥寺

お昼は今年初の三輪そうめんを。そして、帰路に。久し振りに早起きしたので、眠くて堪りません

| ◇奈良 | 14:37 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

佐保川から奈良公園へお花見ウォーキング & 薬師寺 鬼追式

桜がちらほら咲き始めた翌日は、第1回目のお花見へ。今回は、奈良市が提供する ’奈良を歩く ゆきめぐり’ のウォーキングコース、『桜花爛漫 奈良公園の桜を訪ねて 佐保川から奈良公園へ』のとおりに歩いてみます。

お昼前、NHK奈良放送局前の駐車場に車を停めたら、まずはスタート地の近鉄新大宮駅へ。奈良駅周辺はすでにかなりの観光客で賑わっていましたが、逆方向に歩くのでひと気もなく静かです。大宮橋から佐保川沿いの道に入ると、一気にのどかでローカルな雰囲気。江戸時代末期に奈良奉行の川路聖謨が植樹させたのが始まりという桜並木は、まだ3、4分咲きぐらいでしょうか。

佐保川

佐保川 佐保川

道から川に降りる階段に腰を下ろして、お昼のおにぎりを。音楽もない、大声もない、BBQの匂いもない、柔らかな日差しに包まれてのんびり。さらに佐保川沿いを東へ進むと、ひときわ目を引く大きな桜の木が川面に向かって枝を伸ばしていました。両腕を支えられながらも凛と佇む古老の風格。樹齢160年という特別な川路桜のようです。

佐保川

下長慶橋を渡ると正面に大仏鉄道記念公園のしだれ桜が。その昔大仏駅ってあったのですね!? この後、住宅街を通って興福院から鴻ノ池運動公園を抜け、聖武天皇陵と光明皇后陵へ。想像していたより小ぢんまりしていて意外でした。

大仏鉄道記念公園
聖武天皇陵・光明皇后陵

再び佐保川沿いを歩いて若草新橋を渡り、転害門から東大寺・大仏殿へ。これまでの静けさが嘘のようなすごい喧噪です。いろんな言語が飛び交う参道を足早に通り抜け、奈良公園の浮見堂へ。ただ今池の水を抜いて整備中。こちらの桜も満開にはまだ間がありました。

転害門
東大寺
東大寺 大仏殿

2016 浮見堂

時間の都合でウォーキングコースはここまで。駐車場に引き返す途中、天極堂で冷やし葛うどんセットを。食感やのど越し、つゆの加減も良くて◎ このあと車で薬師寺に向かいます。嬉しいことに駐車場は4時半から、参拝は5時から無料。

この日は、25日から始まった花会式(修二会)の最終日。日の沈む頃結願法要が行われ、8時半頃から金堂前で鬼追式が行われます。法要には入堂券が必要なので、鬼追式が始まるのをひたすら待つことに。それにしても、節度のないアマチュア撮影グルーブが多すぎ。

薬師寺鬼追式

この鬼追式は、薬師如来のお力を受けた毘沙門天が、暴れまわる5匹の鬼を鎮める行事ということですが 『松明を鬼が振り回し大変危険な行事です。ご参拝には十分気を付けてお参り下さい。』 と書いてあるのを見つけたら、行かないわけにいきませんよね!

舞台の大松明に火が点けられると、間もなく咒師(しゅし)が登場。振り返ると中門には、松明をかざした5匹の鬼がそろい踏み。大暴れしながら舞台に上がると、今度は大松明の竹を揺らし盛んに火の粉を降らせて一段とヒートアップ。放り投げられた松明が、容赦なくこちら方向に飛んできました

薬師寺鬼追式

薬師寺鬼追式

薬師寺鬼追式

薬師寺鬼追式

最後にチョンチョンと独特な動きの毘沙門天が登場し、鬼たちを鎮めて終了。熨斗に包まれた『修二会結願 御松明』をいただいたら、本日の予定全終了。暖かな春の一日、穏やかな昼と危険な夜を体験できました。

| ◇奈良 | 01:00 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑

>> EDIT

お水取り展鑑賞とお松明 2016

今年で3回目の拝観となるお水取りはちょっと趣向を変えて、奈良国立博物館特別支援会員・結の会が主催する特別企画『お水取り展鑑賞とお松明』に参加。奈良の水先案内人・かぎろひさんのブログ<かぎろひNOW>で見つけて飛びつきました。

大仏開眼の年(天平宝4年=752年)に、東大寺の開山・良弁僧正の高弟・実忠和尚が『十一面悔過(けか)』を奉仕されたのが始まりで、旧暦の二月に、二月堂のご本尊・十一面観世音菩薩の前で、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶が、ひたすら懺悔するというのが修二会(=お水取り)。命を懸けて困難な時代を乗り越え、1265年もの間一度も絶やすことなく続けれらている不退の行法です。

2016 お水取り展鑑賞とお松明

集合の2時間前に近鉄奈良駅に到着。先に奈良県立美術館へ。『蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで~』という展覧会開催中。ただ古いせいなのか何なのか、どれも表装がパッとせず、せっかくの絵画がくすんで見えるのが惜しいような。

奈良県立美術館

1時半に奈良国立博物館玄関前で受付を済ませたら、すぐに講堂へ。2時から元奈良博の学芸部長で帝塚山大学文学部教授・西山厚先生の講演が始まります。奈良をこよなく愛する語り部のような方で、ユーモアを交えた平明でソフトな語り口が人気。「お水取りはお松明が終わってからの行事なんです。ああ、きれいだったとみんなが帰ったあと、練行衆が私たちみんなに代わって、日頃の過ちを十一面観音菩薩にお詫びしているのですよ。」 なるほどと、あっという間に引き込まれ会場は和やかな雰囲気に。

そのあと各々特別陳列『お水取り展』を鑑賞し、再び講堂に戻ったら参加者150人揃って東大寺本坊大広間へと移動。お楽しみ券を受け取って着席。5時過ぎからお水取りに30回も参籠されたという上野道善東大寺長老の講話が始まります。畏まっていたら、意外に気さくで人間味溢れるお話しぶり。練行衆が使う差懸(さしかけ)という木沓や、紙で作られた着物の紙子、のりこぼし椿の造花の実物が紹介されました。

2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明

テーブルの上にはお弁当、お土産用に本家菊屋の和菓子・良弁椿が2個、そして去年のお松明で作ったというお箸が。これだけでも相当お値打ちなのに、お食事前のお楽しみコーナーではクジに当たって、上野道善東大寺長老直筆の『和光同塵』という色紙をいただきました。

この日はとてもお水取りとは思えないぽかぽか陽気。どうやらお松明も混み合いそうということで、美味しいお弁当なのですが気がはやってせわしなく食事を済ませ、全員で二月堂へ。時刻は6時20分、二月堂前はすでに人で溢れています。今年は後ろの方から全体を眺めることに。

2016 お水取り展鑑賞とお松明 2016 お水取り展鑑賞とお松明

7時になると照明が消されて真っ暗になったかと思うと、大きな火の玉のような赤々としたお松明が登廊を上がっていきます。これは、上堂する練行衆の足元を照らすための道明かり。カタカタと大きな音を立て差懸(さしかけ)を踏み鳴らし練行衆が入堂すると、お松明は舞台の北角で振り回されて火の粉を飛ばし、そこから一気に南へ走り抜け、その角でまたたっぷり火の粉を落とします。

2016 お水取り展鑑賞とお松明

2016 お水取り展鑑賞とお松明

10本のお松明が順に上がって、この日は終了。最後に登廊から二月堂へ参拝。

2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明

2016 お水取り展鑑賞とお松明

同じ古都でも、京都はたくさんの観光客を取り込んでどんどん変わっていくけど… 変わらないで、変わらないで、変わらないでね奈良、と祈る想いでつぶやいていました。

| ◇奈良 | 19:16 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑

>> EDIT

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016

今年も春日大社・興福寺・東大寺の三社寺に奈良博を含めた奈良公園一帯で、ライトアップイベント『なら瑠璃絵』が始まりました。真冬とはいえ風もなくまずまずのお天気というのに、初日8日は何故かもの静かにひっそりと開幕。昨年一人で訪れて意外に楽しめたので、今回は友人らと一緒に。

2016 なら瑠璃絵

この日は午後からゆっくり奈良へ。春日大社の駐車場に車を停めて、朱色も真新しい二の鳥居へ。参道ではクレーン車を使って傷んだ大木の枝を切り落としていました。その足元では、鹿さんらが群がり落ちた葉をムシャムシャ。14時から『二十年に一度 御仮殿特別参拝と御蓋山浮雲峰遥拝所参拝』という有料特別企画に参加します。

案内してくださるのは神職かと思いきや、うら若き巫女さん。およそ1300年前、四柱の神々さまをお祀りして創建された春日大社では、第六十次式年造替が行われています。式年(=定まった一定の期間) 造替(=社殿を造り替える)とは、本殿の位置を変えずに建て替えや修復を行うこと。神々さまは一時的に移殿にお遷りになりますが、修復が終われば元の本殿にお還りになります。

なら瑠璃絵 春日大社なら瑠璃絵 春日大社なら瑠璃絵 春日大社

この期間何度も何度も参拝しているので、案内の内容はほとんど耳にタコ。でも、この連綿と続く壮大な行事を身近な人にこそ紹介したくて、それにわずかでも繰り返しお賽銭を供えて手を合わせ感謝することが私なりのご奉仕。

16時頃、天極堂の吉野葛を使ったヘルシーな季節の膳で、昼夕兼用の食事を。途中で若草山を見ると、1月の山焼きで焼け残ったところをこっそり(!?)焼く煙が。

なら瑠璃絵 若草山

お腹を満たし冬装備を整えた後は、ゆっくり東大寺へと向かいます。鏡池の周りで18時の点灯を待って中門へ。警備が無駄に思えるほど不思議なくらい人影がまばらで静かです。中門越しに大仏殿の観相窓から大仏さまのお顔を拝観し、鏡池でウォータープロジェクションを鑑賞したら、ライトアップされた南大門の金剛力士像を拝観。ここまでは昨年と同じ。

なら瑠璃絵 東大寺
なら瑠璃絵なら瑠璃絵

ところが、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~(名称が長い!)に向かう春日野園地周辺はライトアップなし、浮雲園地も去年に比べて光のオブジェが少ないような… メインの庭園イルミネーションの冬七夕ロードも全く混み合うことなくゆっくり通れました。

なら瑠璃絵なら瑠璃絵
なら瑠璃絵

特に奈良国立博物館周辺はウォータープロジェクションだけと寂しい限りで、興福寺へと続く道に見どころもなく、春日大社へ引き返します。暗い参道に突如として現れるミラーボール。そういえば去年、萬葉植物園では『イルミ奈~ら』が同時開催され、垣根越しに見えるライトアップの灯りがきれいでしたっけ。

夜神楽は二の鳥居の階段を上がったすぐの参道で。去年は確か着到殿でしたが、狭くて危険だからでしょうか、ちょっと残念。南門まで行って灯りのともった釣燈籠が並ぶ回廊を覘くと、人影もなくひっそり。

今年、なら瑠璃絵はずいぶん縮小した感がありましたね~ 最終日の14日はバレンタイデーで花火もあがって盛り上がるのでしょうか。でも、私は嫌いじゃないですよ、この閑散とした静けさが、そして暗がりの向こうに広がる漆黒の闇も。

| ◇奈良 | 13:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

奈良礼賛 若草山焼き 2016

前日から、週末は数十年に一度の猛烈な寒気が流れ込み西日本は大荒れという予報に加えて雪マーク。大雪や猛吹雪、路面の凍結に警戒が必要というので、23日の土曜日は出発直前に車をあきらめ近鉄電車で奈良へと向かいます。

1時過ぎに近鉄奈良駅に到着。いつものように駅ビル1階にある総合観光案内所に立ち寄り『若草山焼きガイドブック』を入手したら、興福寺の境内を抜けて一の鳥居をくぐり飛火野へ。今年のガイドブックは文庫本サイズで使い勝手が◎

若草山焼きガイドブック

すでに春日の大とんどは始まっており、お焚き上げの大きな炎が見えます。古いお札やお守りなどを受付に納めたら、列に並んで火炉の周りをゆっくり歩き、火を通して神様のお力をいただきます。(無病息災ではなかった!) そして最後に青竹に入れてとんどの火で温められたお神酒を頂戴します。

春日の大とんど春日の大とんど お神酒

次は、20年に一度の式年造替が行われている春日大社へ。この日はたくさんの鹿さんたちがお出ましです。昨年11月に塗り直された朱色も鮮やかな二の鳥居をくぐって参道を進みます。こちらでは御神霊が遷された御仮殿や御蓋山浮雲峰遥拝所などが特別公開中。式年造替が始まってからも何度か参拝しているけれど、古式ゆかしいこの地に立つと心が清まるよう。1300年の歴史があり年間2200回にも及ぶ祭礼が行われているというのは驚きですね。

春日大社春日大社 鹿さん

この後、休憩を兼ねて東大寺ミュージアムへ。ミュージアムカフェの茶廊・葉風泰夢で、熱々の抹茶オーレを。閉館時刻が迫る中、足早に展示を見たあと、化粧室で携帯カイロを体に貼り付け極寒装備を固めて、いざ出発!

ここまでは風もなく寒さもほどほど。これより御神火奉戴祭が行われる飛火野へ向かいます。祭礼の後、春日の大とんどからもらい受けた御神火が、金峯山寺の法螺衆に先導され春日大社・東大寺・興福寺の神官や僧侶らの行列とともに水谷神社での祭礼を経て、若草山の山麓にある野上神社へと運ばれます。

御神火奉戴祭
若草山焼き 聖火行列若草山焼き 聖火行列野上神社

このあたりからポツポツと雨が 日が沈み、御神火が移されてかがり火が赤々と燃える野上神社前で、山焼き行事の無事を祈願する祭礼が始まる頃には小雨がしとしと。続いて読経の中、山麓中央の大かがり火に点火、いよいよお待ちかね大花火の打ち上げです。

若草山焼き 大花火

何でこんなに人は花火に魅了されるのでしょう。顔にかかる雨をものともせず、冬空に上がる花火に魅入ります。夏場に海や川原で見る賑やかな花火とは異なり、神仏に見守られて厳かで清澄、且つのけ反るぐらい真上に上がって大迫力の花火。

若草山の芝はかなり濡れています。ほら貝とラッパを合図に、大かがり火から移した松明で消防団の方々が一斉点火し、山焼きが始まりました。が、案の定燃え広がりません。例年ならあっという間に炎が山頂めがけて駆け上がっていくのですが…火がまばら。早々に坂を下り、浮雲園地あたりから若草山を望んでみても、ところどころ横線状に火が見えるばかり。まっ、こんな年もありますよね。

若草山焼き

若草山焼きは、迷信による度重なる放火を防止するため江戸時代末期頃から始まったということで、山上古墳の鶯塚への鎮魂が起源とか。春日大社・興福寺・東大寺の神仏が習合する厳かな祭礼から続く壮大な火の儀式です。関西なら、当日深夜のTVニュースで、また翌日は新聞紙面で必ず目にするほどの伝統行事。一度は足を運ばれることをおススメしたいですね。

| ◇奈良 | 19:31 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑

>> EDIT

十一面観音巡り & 円成寺

奈良ではこの時期、秋の秘宝・秘仏の特別開帳中。2年前、『大和路秀麗 八十八面観音巡礼』というパンフレットに導かれて巡ったほぼ同じコースを辿ります。

9時過ぎに車で千里を出発。10時頃には平城宮跡前を通過して法華寺に。整備された広い無料駐車場がありがたい、と思っていたら大型観光バスも到着 こちらは光明皇后が父・藤原不比等の邸宅跡に創建された皇室ゆかりの尼門跡寺院。

法華寺

法華寺

ご本尊は光明皇后のお姿を写したと伝わる平安時代前期に造られた国宝・十一面観音立像。左右に伸びた蓮の葉と蕾の珍しい光背や、まるで冠のように見える頭上の十一面、何よりその女性らしい優美なポーズが魅力的です。

そこから法華寺とはほぼ背中合わせだけど、歩いて5分ぐらいの海龍王寺へ。狭いわりには車通りが多くて面白みがない道なので車で移動し、無料駐車場に停めます。こちらは、かつて遣唐使の航海安全祈願のお寺だったとか。山門から中門までの、程よく朽ちた感じの参道が趣深く素敵で、超お気に入り。

海龍王寺

海龍王寺

ご本尊は、光明皇后が自ら刻まれた像をもとに鎌倉時代に造られた十一面観音立像。昭和28年まで秘仏だったためか、彩色や装飾がきれいに残っています。金箔とは違う金泥がマットに淡く輝くお姿で、凛としたお顔が美形です。

お昼は菊水楼の洋食レストランでランチを。奈良公園荒池に面した眺めの良い窓際の席に。ふと見回せば、えっ、同窓会!?と思えるほど70歳前後の女性ばかりでビックリ。雰囲気の割にリーズナブルでした。

食後は、大安寺へ。奈良時代には大伽藍が立ち並び、1000人近い僧侶がいた大寺院だったとのこと。現在はがん封じのお寺として知られているようです。

大安寺

前回訪れたとき一番感動したのが、こちらのご本尊・十一面観音菩薩立像でしたが、今回は拝観順路?拝観位置?が変わっていたようで、前回と印象が全く違いました。こんなこともあるのですね 受付横で見つけた大和路秀麗 八十八面観音巡礼の写真本は即買いで、五百円也。

大和路秀麗 八十八面観音巡礼

この日最後は、柳生に向かう途中にある円成寺へ。日が少し傾き始めて、まだ日が陰る前の、穏やかな日差しを斜めに受けて、楼門前に広がる庭園は極楽浄土。

円成寺

円成寺円成寺円成寺

ご本尊は定朝様の阿弥陀如来坐像ですが、多宝塔には運慶25歳頃の作といわれる国宝・大日如来坐像が祀られています。若々しい端正なお顔立ちにバランスの取れた体躯。特に肩のラインが、力が入りすぎず、かと言って力を抜きすぎず、何と微妙で美しいことかと見入ってしまいます。

山の夕暮れは早いですね。気が付けば、日が陰り始めています。坂をずーっと下っていくと、県庁前の国道は大渋滞。奈良博では正倉院展開催中、奈良公園も少しずつ紅葉が始まっています。今年はあと何回奈良に来るかしら・・・

| ◇奈良 | 22:30 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

明日香 桜ウォーキング

桜の開花宣言に心浮き立ち あれこれお花見の計画を立てているのに、無情にも天気予報にずらりと並んだ傘マーク 貴重な晴れマークの火曜日は予定を前倒しにして奈良・明日香へ。

朝8時半に千里を車で出発すると、小1時間で甘樫丘(あまがしのおか)の川原駐車場に到着。UVカットの帽子・サングラス・ネックカバー兼フェイスカバー・手袋で身支度を整えたら、いざスタート。かなり怪しいいでたちですが、この時期紫外線は大敵ですから気を抜かずしっかりガードしなくては。

去年の春、初めて明日香をぐるりと歩いてすっかり気に入ってしまいました。低くなだらかな山並みに包み込まれるような山里は、そこここに歴史の証を残しながら、緑の田畑と優しい春の花々に彩られ、のどかでホッとする懐かしさ。有名な割に人が少ないのも魅力のひとつです。

甘樫丘甘樫丘

今回のコースもほぼ去年と同じ。甘樫丘の遊歩道入口にある菜の花畑を見てから展望台まで登ります。こちらは、蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があったという標高148mの丘陵。万葉集にちなんだ植物が植えられきれいに整備されています。何といっても山頂の展望台からの眺めが格別、桜も見ごろを迎えていました。

甘樫丘甘樫丘
甘樫丘甘樫丘

次に丘を下って、蘇我馬子が建立したという日本最古のお寺・飛鳥寺へ。元は広大な敷地に伽藍が立ち並ぶ大寺院だったということですが、現在はひっそりとした佇まい。こちらにお祀りされているのが、飛鳥大仏と呼ばれる釈迦如来座像。渡来人の末裔・仏師の鞍作止利(くらつくりのとり)作という特徴がよく表れていて、面長なお顔に大きな杏仁型の目、口もとにはわずかに笑みを浮かべた微妙な表情。

飛鳥寺
飛鳥寺飛鳥寺

現存する日本最古の仏像とありますが、落雷で火災に遭い、お顔に傷があったり、その後かなりの部分を補修されているせいでしょうか、何の指定も受けてないのですね。撮影もOKという気安さですが、村人が大切に守っておられるとのこと。こういうフレーズに弱いです。

この後、ちょっと早めのランチを万葉文化館のパンカフェ・Sizin(しじん)で。ゆったりくつろげる店内は、窓から万葉庭園が見渡せて明るく開放的。天然酵母のパンも美味しくてお気に入りだけど、おかわりはカロリーが気になる!?

ランチの後は、岡寺方面から石舞台古墳へ。2度目だからと適当に地図を見ながらおしゃべりしていたら、何度も道を間違えて行ったり来たり ようやく見覚えのある道に出て石舞台古墳に到着。周辺の桜は満開まであと少し、菜の花も開花し始めたばかりでした。

岡寺
明日香明日香明日香
石舞台古墳

玉藻橋を渡って木陰を歩き、聖徳太子生誕の地という橘寺方面へ。ここから甘樫丘へと続く飛鳥川沿いにひっそりと咲く桜が見事です。毎年こんな桜を見ながら育つ子供らは、たとえ故郷を離れる日が来ても桜が咲くたびに明日香を思い出すのだろうか、ふとそんなことを思いつつ桜に見送られて駐車場に戻ります。

飛鳥川の桜

京都もソメイヨシノが満開とか。多くの人の予定を狂わせながら、こうして足早に春は立ち去って行くのですね・・・

| ◇奈良 | 01:13 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

奈良・西吉野 賀名生梅林

昨日は一日、何て目まぐるしく変わるお天気だったでしょうか。晴れ、雨、曇り、また晴れたかと思えば今度は雪が。最後は雨かと思いきや、いつの間にか晴れ、みたいな・・・ 

朝8時前に千里を車で出発。近畿道→南名阪道から御所香芝線経由で、右手に連なる葛城山・金剛山を眺めながら五條まで南下、吉野川を渡り丹生川沿いを走って賀名生(あのう)梅林へ。意外にも1時間半の楽々快適コースでした。駐車場へは一番乗りで、あたりは道行く人もなくひっそり。こちらは2万本の梅が咲き誇る県下有数の梅林です。開花情報では先週から満開とのこと。

南北朝時代、後醍醐天皇が吉野朝を開く前に一時留まったと云われ、天皇や御供の公家たちによって梅の花が歌に詠まれているとか。古くから梅の名所だったのですね。近くの歴史民俗資料館の隣には、賀名生皇居跡という藁葺屋根の小ぢんまりしたお屋敷があり、その前の立派なしだれ桜が蕾を開きかけています。

賀名生梅林

国道から周遊道に入り坂を登っていくと、目の前に見えてきました! 山の斜面を覆い尽くすように、白や淡いピンクの梅の花が咲いています。

賀名生梅林

優しい花色は、清楚でありながらどこか雅。やまと絵に出てきそうなこの風景は、吉野の桜に通じるものがありますね。

賀名生梅林

道は舗装され歩きやすく、たまに地元の人の車が通るくらいで静か。冬装備で来て正解、冷え込んでいます。白いものが落ちてきたと思ったら雪でした。

賀名生梅林賀名生梅林

’奥の千本’を過ぎたあたりから見下ろすと、どうやって作業するのかしらと心配になるほどの急斜面に広がる梅の花が雲海のよう。ほのかな香りにも癒されます。

賀名生梅林賀名生梅林

一周約2時間の今年最後の観梅を堪能。まだ蕾も残る見頃というのに、こんなに静かなのはなぜ!? と疑問を残しつつ次へ。

温かいものでお腹を満たした後は、五條の新町通りにあるまちなみ伝承館に。こちらの桜はすでに5分咲きです。車を止めてこの界隈を少し歩きます。

五條新町通り五條新町通り五條新町通り
五條新町通り五條新町通り

旧紀州街道の趣ある古い街並みは、ほどよく生活感もあって造り込み過ぎない感じが心地良いですね。すぐ横は吉野川で、堤防から見渡すと空が広くて何とも言えない解放感。

五條新町通り

パラパラと雨が降り出したところで散策終了。帰りに真空パックされた冷蔵富有柿をJAの直売所で見つけてお土産に。西吉野は思いのほか近こうございました。

| ◇奈良 | 18:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。