待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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続・第49回 京の冬の旅 & 琳派400年プロジェクションマッピング

久し振りの好天に恵まれ、春めいてきた京都へ。まずは特別公開中の東福寺塔頭・勝林寺に向かいます。東福寺は14日から3日間涅槃会が行われるということで、この日は人も少なく穏やか。境内に車を止め日下門を出て北の方へ少し歩くと、民家の間に勝林寺の南門を見つけました。

東福寺は、関白九条道家の発願で奈良の東大寺と興福寺から一字ずつ取り19年を費やして造営された、特に紅葉で有名な最大級の禅寺ですが、その鬼門に位置し『東福寺の毘沙門天』と呼ばれるのが勝林寺ということです。

東福寺 勝林寺東福寺 勝林寺 なまず 

今回のお目当ては、ご本尊で秘仏の毘沙門天立像と胎内仏。江戸時代に東福寺仏殿の天井で発見されてこちらに祀られたという仏像は、平安時代の仏師・定朝作。荒々しさのない威厳のあるどっしりとしたお姿や表情には説得力がありますね。小ぢんまりしたお堂には、他にも見どころが凝縮されていました。

次に東山七条に向かい、京博のパーキングに車を止めたら、いつでも行けるからと何故かまだ一度も訪れたことがない養源院へ。淀君が父浅井長政の追善のため建立するも焼失、その後徳川秀忠夫人お江の方(崇源院)により再建されたとか。

養源院養源院

玄関でいきなり杉戸に描かれた俵屋宗達の2頭の獅子がお出迎え! そして廊下正面に白い像、振り向けば麒麟が。構図が斬新で表現も奇抜、さすが琳派。金地に大きく描かれた松の襖絵も琳派ならでは。しかし、どれも彩色が美しいのは修復してあるからでしょうか!? 丁寧な説明付きで寺宝の数々が間近で鑑賞できるのはありがたいですね。しだれ桜の咲く頃がお勧めです。

このあと清水寺塔頭・成就院を目指して歩きます。参道の五条坂やちゃわん坂は、とにかく観光客が多くて苦手。横行するペラペラしたケバケバしい化繊の着物姿もいただけません。人波をかき分けて坂を上がり、仁王門をくぐって着いたところは、意外にもそれまでの喧騒とは別世界でした。

清水寺清水寺

こちらの見どころは、特別公開中の『月の庭』と呼ばれる高台寺山を借景とした奥行き感のある優美な庭園。相阿弥の作で小堀遠州が補修、あるいは松永貞徳の作とも伝えられているとか。清々しい風が吹く中、しばし静寂を楽しみます。

清水寺本堂にもお参りし、清水型十一面千手観音像の御前立仏を拝観。今度は坂を下り、八坂の塔から北の方に歩いてジョヴァンセル祇園店で休憩。ここは京の冬の旅スタンプラリー接待箇所でもあり、スタンプが3つ揃ったのでコーヒーが無料に。チョコケーキとアイスのセットは美味でした。

八坂の塔

そして、いよいよこの日のメインイベント、琳派400年記念プロジェクションマッピングへ。京都国立博物館で12日から4日間限りの開催です。メディアアートの第一人者・土佐尚子氏が映像監督としていけばな未生流笹岡と狂言茂山家とコラボし作り上げた、見たこともない現代の琳派映像『21世紀の風神雷神伝説』が始まります。

テーマパーク等にありがちなこれでもかというようなド派手さとは違って、大人シックなアートですね。ですが、明治古都館と平成知新館の壁面を使ってダイナミックに映し出された滴るような鮮やかな映像は印象的。20分間の贅沢な時間を堪能し、庭園内の生け花の大作を鑑賞して、すっかり静けさを取り戻した夜の京都を後にしました。
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COMMENT

こんばんは

ご存知かもしれませんが賀名生梅林の開花状況とライブ映像が見られる五條市のページリンクです。間に合えばよいですね^^

http://www.city.gojo.lg.jp/www/contents/1203655310504/index.html

| naraspa | 2015/03/18 00:19 | URL |

ありがとうございます、naraspaさん

ここ数日急に4月並みに暖かくなって心配です^_^;
でも吉野の桜のように一斉には咲かないようなので
何とか来週中頃まで待ってくれると嬉しいのですが・・・

| まつよいぐさ | 2015/03/18 11:09 | URL |















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