待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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奈良うまし冬めぐり 室生寺

『冬にしか出逢えないプレミアムな奈良へ。』などという魅惑的なコピーを目にした時から、この機会を逃す手はないと室生寺行きを決めていました。1月から3月にかけて奈良県の寺社14箇所で特別な拝観ができるという事前予約制で有料の催しです。

ようやく雪と凍結の心配がなくなった3月の土曜日、眠い目を擦りながらハンドルを握り、近畿道→西名阪道→名阪国道と進んで、室生川沿いのワインディングロードを軽快に走って室生寺へ。周辺のお店はまだほとんど閉まったままで、どこもガランと静かです。朱塗りの太鼓橋を渡って受付を済ませ、集合時刻の10時半まで待っていると、ポツポツと参加者が集まってきました。

室生寺

こちらは女人禁制の高野山に対して、女人の参詣が許されたことから『女人高野』とも呼ばれ、霊気を帯びた深い木立に囲まれた伽藍が静かな佇まいを見せる真言宗の寺院。一般には五重塔とシャクナゲで有名ですね。訪れるのは3度目ですが、今回は僧侶のご案内で普段は入れない金堂・弥勒堂・灌頂堂(本堂)に上がって、会いたかった仏像を間近でじっくり拝観します。

朱塗りの仁王門をくぐり、お寺の歴史を伺った後、自然石の階段が鎧の様に見えることから『鎧坂』と呼ばれる石段を上がります。両側のシャクナゲはGWあたりが見頃でしょうか。石段を上がり切ると、左手に弥勒堂(重文)、正面さらに石段を上がって金堂(国宝)。

室生寺
室生寺室生寺

先に弥勒堂へ。こちらにお祀りされている弥勒菩薩立像(重文)の説明を伺っている間気になって仕方ないのが、脇壇でほんのりと光を発して白く浮かび上がる釈迦如来坐像(国宝)。飾り気のないお姿ながらも、身にまとった量感のある衣の見事な衣文と、泰然とした慈愛の表情に惹き込まれます。撫で仏として信仰を集めていたというのもわかりますね。

太く丸みのある大波と、細く鋭い小波が打ち寄せる波のように規則正しく繰り返される衣文は、翻波式(ほんぱしき)衣文という平安時代前期の特徴。この衣文こそが最高の装飾にして圧倒的な美しさ! 1939年、ドイツ・ベルリンで開催された『日本古美術展』に日本の仏像を代表して出品されたとか。

続いてこの日の最大の見どころ、金堂へ。内陣には、中央にご本尊の釈迦如来立像(国宝)、その右に薬師如来立像(重文)と地蔵菩薩立像(重文)、そして左に文殊菩薩立像(重文)と十一面観音菩薩立像(国宝)の五尊像、その手前には十二神将が所狭しと並び、思わず息を呑む荘厳で濃密な空間を作り出しています。
祈りの回廊 室生寺 十一面観音菩薩立像知れば知るほど奈良はおもしろい 室生寺 釈迦如来立像
       祈りの回廊 秋冬号より             知れば知るほど奈良はおもしろい 冬号より
まるで少女のようなぷっくりした頬に愛らしい小さく赤い唇の十一面観音菩薩立像。光背の美しい彩色に引き立てられて、気高い王女様のようです。釈迦如来立像は、朱色の衣の流れるような線が美しい威厳のあるお姿。その衣文は太く丸みのある波と低く尖った2つの波がさざ波のように繰り返される漣波式(れんぱしき)と呼ばれるもの。なんといっても光背が豪華です。七仏薬師や宝相華・唐草文が描かれた複雑な文様が、衣の朱色と響き合って華やか。

また石段を上がって、次に灌頂堂(本堂)へ。こちらには室生寺のご本尊、如意輪観音菩薩像(重文)がお祀りされていました。日本三如意輪の一つで、ちょっとお顔立ちが個性的!? 

灌頂堂横の石段下から見上げれば、修復されて鮮やかな朱色がまぶしい五重塔(国宝)が見えます。屋外に立つ五重塔では最小とのこと。なるほど、近くまで行くとよくわかりますね。それに普通屋根は上に行くほど小さくなるけれど、こちらの塔はあまり差がないそうです。

室生寺

『奈良うまし冬めぐり』の案内はここで終了。ですが、ここまで足を延ばしたのにこれで帰るのはもったいないと、さらに石段を登って奥の院を目指します。ハァハァと息を切らして登り切ると、そこには弘法大師をお祀りする御影堂がありました。

室生寺室生寺 

一息ついたら石段を下りてもう一度すべての仏像を拝観し、名残惜しみながら室生寺をあとに。今度は宇陀へ向かいます。道の駅・宇陀路大宇陀に車を止めて、松山地区の古い街並みをそぞろ歩き。商家町として発展した旧城下町だそうで、渋い看板が目を引きます。オフシーズンのせいか観光客の姿もほとんどなく、時間が止まったように静か。

宇陀松山
宇陀松山宇陀松山
宇陀松山20宇陀松山

松月堂で’きみごろも’をお土産に買って、森野吉野葛本舗の葛味庵に寄って葛もちで休憩。この後、南阪奈道経由で睡魔と闘いながら戻り、無事帰宅。単眼鏡を多用するせいか、すごく目が疲れやすくなったかも
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| ◇奈良 | 22:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

室生寺の奥の院は中々登りごたえがありますよね^^
さすがは山ガールさんです^^

| naraspa | 2015/03/23 23:27 | URL |

こんばんは、naraspaさん

汗をかきかき奥の院まで登りました。
日頃のトレーニングが少しは役立っているみたいです(*^^)v
でも往きはヨイヨイですが、帰りは足元が超コワイです。
今回時間が合わず、一如庵に行けなかったのが残念でした。

| まつよいぐさ | 2015/03/24 01:42 | URL |

一如庵さんは良い感じのお店で大好きです^^
私は仏隆寺の千年桜が見頃になるころに伺おうと思います^^

| naraspa | 2015/03/24 23:10 | URL |















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