明日香 桜ウォーキング


朝8時半に千里を車で出発すると、小1時間で甘樫丘(あまがしのおか)の川原駐車場に到着。UVカットの帽子・サングラス・ネックカバー兼フェイスカバー・手袋で身支度を整えたら、いざスタート。かなり怪しいいでたちですが、この時期紫外線は大敵ですから気を抜かずしっかりガードしなくては。
去年の春、初めて明日香をぐるりと歩いてすっかり気に入ってしまいました。低くなだらかな山並みに包み込まれるような山里は、そこここに歴史の証を残しながら、緑の田畑と優しい春の花々に彩られ、のどかでホッとする懐かしさ。有名な割に人が少ないのも魅力のひとつです。
今回のコースもほぼ去年と同じ。甘樫丘の遊歩道入口にある菜の花畑を見てから展望台まで登ります。こちらは、蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があったという標高148mの丘陵。万葉集にちなんだ植物が植えられきれいに整備されています。何といっても山頂の展望台からの眺めが格別、桜も見ごろを迎えていました。
次に丘を下って、蘇我馬子が建立したという日本最古のお寺・飛鳥寺へ。元は広大な敷地に伽藍が立ち並ぶ大寺院だったということですが、現在はひっそりとした佇まい。こちらにお祀りされているのが、飛鳥大仏と呼ばれる釈迦如来座像。渡来人の末裔・仏師の鞍作止利(くらつくりのとり)作という特徴がよく表れていて、面長なお顔に大きな杏仁型の目、口もとにはわずかに笑みを浮かべた微妙な表情。
現存する日本最古の仏像とありますが、落雷で火災に遭い、お顔に傷があったり、その後かなりの部分を補修されているせいでしょうか、何の指定も受けてないのですね。撮影もOKという気安さですが、村人が大切に守っておられるとのこと。こういうフレーズに弱いです。
この後、ちょっと早めのランチを万葉文化館のパンカフェ・Sizin(しじん)で。ゆったりくつろげる店内は、窓から万葉庭園が見渡せて明るく開放的。天然酵母のパンも美味しくてお気に入りだけど、おかわりはカロリーが気になる!?
ランチの後は、岡寺方面から石舞台古墳へ。2度目だからと適当に地図を見ながらおしゃべりしていたら、何度も道を間違えて行ったり来たり

玉藻橋を渡って木陰を歩き、聖徳太子生誕の地という橘寺方面へ。ここから甘樫丘へと続く飛鳥川沿いにひっそりと咲く桜が見事です。毎年こんな桜を見ながら育つ子供らは、たとえ故郷を離れる日が来ても桜が咲くたびに明日香を思い出すのだろうか、ふとそんなことを思いつつ桜に見送られて駐車場に戻ります。
京都もソメイヨシノが満開とか。多くの人の予定を狂わせながら、こうして足早に春は立ち去って行くのですね・・・

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| ◇奈良 | 01:13 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑
良いお天気の日に飛鳥の春を楽しまれましたね^^
よかったです^^
| naraspa | 2015/04/02 22:39 | URL |