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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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角屋もてなしの文化美術館『太夫の舞 鑑賞会』 & 修学院離宮参観

先週土曜日は、幸運にも10日前に参観の予約が取れた修学院離宮へ。何度か訪れているけれど、今回は従兄夫婦の案内に。連日の秋晴れに比べると幾分雲は多いものの時々日が射して、どうやら雨の心配はなさそうです。

今回参観は15時から。早めに着いたので、最寄りのパーキングに車を停めてから、近くの赤山禅院(せきざんぜんいん)へ。鳥居をくぐるとすぐ山門が!? 参道の両脇は一面苔に覆われ、見上げれば幾重にももみじが茂っています。紅葉の頃はさぞや美しかろうと想像せずにはいられません。平安時代に創建された延暦寺の塔頭とのこと。平安京の東北にあり表鬼門に当たることから、皇城の表鬼門の鎮守として赤山大明神も祀られているのですね。(撮るの忘れた

修学院離宮に着く頃には、汗ばむような強い日差し。案内係の方を先頭に、まず御幸門をくぐり下離宮から。この下離宮を出るとパッと視界が開け、間近に迫る比叡山を背景にして、御馬車道といわれる松並木が目の前に現れます。

修学院離宮

松並木を歩いて中離宮、再び松並木の緩やかな坂を歩き上離宮へと向かいます。

修学院離宮

そして、頂上にある隣雲亭まで石段を上りつめて振り返ったとき、突然眼下に広がる予想もしない景色に誰もが感嘆の声を上げるのです。

修学院離宮

すぐ目の前には穏やかな水を湛えた優美な浴龍池(よくりゅうち)、その向こうに洛北の山々。視線を移すと、洛中の街並みがやや霞んで見えて、遠くには西山。まるで絵巻物のような風情。とりわけ夕景は素晴らしい。

修学院離宮修学院離宮

下・中・上のどの離宮にも山からの水が流れ、絶えず水音が聞こえて清々しく、雄大でありながら雅。後水尾上皇が愛された宝石のような自然を堪能し、修学院離宮をあとに。(詳しくは宮内庁の動画で ⇒ コチラ

時間調整の後、島原へ。正式名称は西新屋敷ですが、こちらに移転の際、島原の乱のような大騒動となったことから、こう呼ばれるようになったそうです。とりあえず先に晩ごはんを、美味しいお魚を目当てに近くの宮武で。水産会社直営の質と、夜でも驚きの料金で大満足。

そして、いよいよ角屋もてなしの文化美術館へ。こちらは江戸時代から続く揚屋(今でいう高級料亭)でしたが、現在は重要文化財の指定を受け、美術館として春と秋に公開されています。この日の予約は8時から。『秋季鑑賞会』で、太夫の舞踊が披露されることになっています。

受付を済ませて展示室を覗いたら、1階の一番奥にある松の間に。15名の参加者が席に着くと、15世の当主で館長の中川氏からご挨拶があり、間もなくすっと襖が開いて、一同が固唾を呑んで見守る中、八千代太夫に扮した京舞篠塚流の踊り手による地唄舞『茶音頭』が始まりました。

角屋秋季鑑賞会

角屋秋季鑑賞会

何と言いましょうか、この凛とした空気は。近寄りがたい格調の高さです。微動だにせず見入っていると、いつの間にか舞が終わり、見事な所作で裾を引きながら大夫は襖の奥へ。短いような長いような濃密な時間でした。

振り返ると開け放たれた廊下から見えるお庭には、ライトアップされた臥龍松が浮かび上がっています。この後、係りの方の案内で2階の特別公開のお座敷を見学。緞子(どんす)の間、翠簾(みす)の間、扇の間、檜垣(ひがき)の間、青貝の間と、いずれも当時の繁栄振りが窺える贅を尽くした豪華なつくり。(2階は不可)

角屋秋季鑑賞会

1階に下りたら、網代の間に設えた呈茶席でお茶を一服。赤い着物姿の2人の禿(かむろ)がお運びをしています。最後に、その昔様々な饗宴を支えた大きな台所を見学して終了。舞踊中やお茶席でははNGでしたが、それぞれ撮影タイムが設けられていたのは嬉しかったですね。

角屋秋季鑑賞会  角屋秋季鑑賞会

友人や親類を案内して、今年はこれでもう4回目。知られざる格式ある島原の文化に触れると、例外なく皆一様に感激するのが面白い。でも、いつも一番楽しんでいるのは私自身かもしれませんけど。
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