待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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奈良礼賛 若草山焼き 2016

前日から、週末は数十年に一度の猛烈な寒気が流れ込み西日本は大荒れという予報に加えて雪マーク。大雪や猛吹雪、路面の凍結に警戒が必要というので、23日の土曜日は出発直前に車をあきらめ近鉄電車で奈良へと向かいます。

1時過ぎに近鉄奈良駅に到着。いつものように駅ビル1階にある総合観光案内所に立ち寄り『若草山焼きガイドブック』を入手したら、興福寺の境内を抜けて一の鳥居をくぐり飛火野へ。今年のガイドブックは文庫本サイズで使い勝手が◎

若草山焼きガイドブック

すでに春日の大とんどは始まっており、お焚き上げの大きな炎が見えます。古いお札やお守りなどを受付に納めたら、列に並んで火炉の周りをゆっくり歩き、火を通して神様のお力をいただきます。(無病息災ではなかった!) そして最後に青竹に入れてとんどの火で温められたお神酒を頂戴します。

春日の大とんど春日の大とんど お神酒

次は、20年に一度の式年造替が行われている春日大社へ。この日はたくさんの鹿さんたちがお出ましです。昨年11月に塗り直された朱色も鮮やかな二の鳥居をくぐって参道を進みます。こちらでは御神霊が遷された御仮殿や御蓋山浮雲峰遥拝所などが特別公開中。式年造替が始まってからも何度か参拝しているけれど、古式ゆかしいこの地に立つと心が清まるよう。1300年の歴史があり年間2200回にも及ぶ祭礼が行われているというのは驚きですね。

春日大社春日大社 鹿さん

この後、休憩を兼ねて東大寺ミュージアムへ。ミュージアムカフェの茶廊・葉風泰夢で、熱々の抹茶オーレを。閉館時刻が迫る中、足早に展示を見たあと、化粧室で携帯カイロを体に貼り付け極寒装備を固めて、いざ出発!

ここまでは風もなく寒さもほどほど。これより御神火奉戴祭が行われる飛火野へ向かいます。祭礼の後、春日の大とんどからもらい受けた御神火が、金峯山寺の法螺衆に先導され春日大社・東大寺・興福寺の神官や僧侶らの行列とともに水谷神社での祭礼を経て、若草山の山麓にある野上神社へと運ばれます。

御神火奉戴祭
若草山焼き 聖火行列若草山焼き 聖火行列野上神社

このあたりからポツポツと雨が 日が沈み、御神火が移されてかがり火が赤々と燃える野上神社前で、山焼き行事の無事を祈願する祭礼が始まる頃には小雨がしとしと。続いて読経の中、山麓中央の大かがり火に点火、いよいよお待ちかね大花火の打ち上げです。

若草山焼き 大花火

何でこんなに人は花火に魅了されるのでしょう。顔にかかる雨をものともせず、冬空に上がる花火に魅入ります。夏場に海や川原で見る賑やかな花火とは異なり、神仏に見守られて厳かで清澄、且つのけ反るぐらい真上に上がって大迫力の花火。

若草山の芝はかなり濡れています。ほら貝とラッパを合図に、大かがり火から移した松明で消防団の方々が一斉点火し、山焼きが始まりました。が、案の定燃え広がりません。例年ならあっという間に炎が山頂めがけて駆け上がっていくのですが…火がまばら。早々に坂を下り、浮雲園地あたりから若草山を望んでみても、ところどころ横線状に火が見えるばかり。まっ、こんな年もありますよね。

若草山焼き

若草山焼きは、迷信による度重なる放火を防止するため江戸時代末期頃から始まったということで、山上古墳の鶯塚への鎮魂が起源とか。春日大社・興福寺・東大寺の神仏が習合する厳かな祭礼から続く壮大な火の儀式です。関西なら、当日深夜のTVニュースで、また翌日は新聞紙面で必ず目にするほどの伝統行事。一度は足を運ばれることをおススメしたいですね。
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| ◇奈良 | 19:31 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑

COMMENT

若草山

こんばんは!

寒いなか、来られたのですね! ありがとうございます。
雨でしたか。

昨日、お山が黒くなってないので、あれれと思っていたのですが、燃え方がいまいちだったのですね。でも、写真キレイ~

私は奈良市内にいたのに、山焼きはそっちのけ、お鍋で一献していて反省しきりです^^;

| かぎろひ | 2016/01/27 21:47 | URL | >> EDIT

いらっしゃいませ、かぎろひさん!

ブログ拝見しました。若草山全然焼けてないですね~~~
今回は従兄夫婦を案内したのですが、フルコースだったので
よくわかったと喜んでいました(^^) 

山焼きそっちのけで一献とは、奈良人の余裕ですね!
これからもいろいろ情報よろしくお願いしますm(__)m

| まつよいぐさ | 2016/01/27 22:05 | URL |















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春日の大とんどから 若草山焼きまで 2015

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