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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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お水取り展鑑賞とお松明 2016

今年で3回目の拝観となるお水取りはちょっと趣向を変えて、奈良国立博物館特別支援会員・結の会が主催する特別企画『お水取り展鑑賞とお松明』に参加。奈良の水先案内人・かぎろひさんのブログ<かぎろひNOW>で見つけて飛びつきました。

大仏開眼の年(天平宝4年=752年)に、東大寺の開山・良弁僧正の高弟・実忠和尚が『十一面悔過(けか)』を奉仕されたのが始まりで、旧暦の二月に、二月堂のご本尊・十一面観世音菩薩の前で、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶が、ひたすら懺悔するというのが修二会(=お水取り)。命を懸けて困難な時代を乗り越え、1265年もの間一度も絶やすことなく続けれらている不退の行法です。

2016 お水取り展鑑賞とお松明

集合の2時間前に近鉄奈良駅に到着。先に奈良県立美術館へ。『蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで~』という展覧会開催中。ただ古いせいなのか何なのか、どれも表装がパッとせず、せっかくの絵画がくすんで見えるのが惜しいような。

奈良県立美術館

1時半に奈良国立博物館玄関前で受付を済ませたら、すぐに講堂へ。2時から元奈良博の学芸部長で帝塚山大学文学部教授・西山厚先生の講演が始まります。奈良をこよなく愛する語り部のような方で、ユーモアを交えた平明でソフトな語り口が人気。「お水取りはお松明が終わってからの行事なんです。ああ、きれいだったとみんなが帰ったあと、練行衆が私たちみんなに代わって、日頃の過ちを十一面観音菩薩にお詫びしているのですよ。」 なるほどと、あっという間に引き込まれ会場は和やかな雰囲気に。

そのあと各々特別陳列『お水取り展』を鑑賞し、再び講堂に戻ったら参加者150人揃って東大寺本坊大広間へと移動。お楽しみ券を受け取って着席。5時過ぎからお水取りに30回も参籠されたという上野道善東大寺長老の講話が始まります。畏まっていたら、意外に気さくで人間味溢れるお話しぶり。練行衆が使う差懸(さしかけ)という木沓や、紙で作られた着物の紙子、のりこぼし椿の造花の実物が紹介されました。

2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明

テーブルの上にはお弁当、お土産用に本家菊屋の和菓子・良弁椿が2個、そして去年のお松明で作ったというお箸が。これだけでも相当お値打ちなのに、お食事前のお楽しみコーナーではクジに当たって、上野道善東大寺長老直筆の『和光同塵』という色紙をいただきました。

この日はとてもお水取りとは思えないぽかぽか陽気。どうやらお松明も混み合いそうということで、美味しいお弁当なのですが気がはやってせわしなく食事を済ませ、全員で二月堂へ。時刻は6時20分、二月堂前はすでに人で溢れています。今年は後ろの方から全体を眺めることに。

2016 お水取り展鑑賞とお松明 2016 お水取り展鑑賞とお松明

7時になると照明が消されて真っ暗になったかと思うと、大きな火の玉のような赤々としたお松明が登廊を上がっていきます。これは、上堂する練行衆の足元を照らすための道明かり。カタカタと大きな音を立て差懸(さしかけ)を踏み鳴らし練行衆が入堂すると、お松明は舞台の北角で振り回されて火の粉を飛ばし、そこから一気に南へ走り抜け、その角でまたたっぷり火の粉を落とします。

2016 お水取り展鑑賞とお松明

2016 お水取り展鑑賞とお松明

10本のお松明が順に上がって、この日は終了。最後に登廊から二月堂へ参拝。

2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明2016 お水取り展鑑賞とお松明

2016 お水取り展鑑賞とお松明

同じ古都でも、京都はたくさんの観光客を取り込んでどんどん変わっていくけど… 変わらないで、変わらないで、変わらないでね奈良、と祈る想いでつぶやいていました。
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| ◇奈良 | 19:16 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

初コメです

\(^o^)/初めまして

いつも拝見しております。
『なら瑠璃絵』など、行ったつもり?!になりました。

今まで行こうと思えば行けた時はそう感じなかったのに、動きが取りにくくなった時に行きたくなるという、人間って勝手なものです。(麻呂だけかも)

母94歳・食道がんで、自宅で療養しており、老々介護です。
看護師さんが週3回、ドクターは週1回、計週4回の訪問看護です。

認知症で、息子である麻呂のことが時々わからなくなる状態から、たまに息子であることが分かる状態に・・・。
不思議なことに、最近は3回に1回は?は分かっているような感じです。

どうやら、低いレベルでの長期戦になりそうですので、生活のリズムやシステムを変えているところです。

これからも色々なところに出かけてブログにUPして下さい。
宜しくお願い致します。

長々と失礼しました。

無責任男 拝

| minekazeya | 2016/03/16 21:21 | URL | >> EDIT

いらっしゃいませ、minekazeyaさん(^^)

初コメありがとうございますm(__)m

いつも能天気に遊んでばかりですが、「行ったつもりになる」と仰っていただくと、ちょっと後ろめたさから救われます。明日のことはわからないから、行けるうちに思い付いたところには迷わず出かけています。

お母様を自宅で介護されているのですか。訪問看護を利用されているので安心ですが、でも認知症となるといろいろおありになって大変かとお察しします。

実は先日、介護付き施設に入居していた90歳になる伯母が末期のすい臓がんで亡くなりました。数年前から心臓を患い、その上認知症もどんどん進んで周りは振り回されていましたが、最期まで自分が病気だとは気付かず明るく前向きでした。こんな亡くなり方もアリなんだなあと、妙に感心したばかりです。

どうぞ出来るだけminekazeyaさんのご無理のないよう頑張ってください。
考古学お好きなんですね。

| まつよいぐさ | 2016/03/17 01:48 | URL |

ありがとうございます

こんばんは!

ご参加いただいたうえ、丁寧なご紹介ありがとうございます。
お目にかかれてうれしかったです。
想像どおりの素敵なまつよいぐささんでした。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

| かぎろひ | 2016/03/19 00:07 | URL | >> EDIT

お世話になりました! かぎろひさん

すご~くいい体験をさせていただきましたm(__)m
奈良博での講演も東大寺本坊での講話もお弁当もお土産も
全部充実して大満足でした。

特にお土産の本家菊屋さん特製の和菓子は
かなり美味しかったですよ。
それにお松明の竹で作られたお箸は宝物です!
行けなかった友人が悔しがっていました。

こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

| まつよいぐさ | 2016/03/19 18:12 | URL |















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東大寺二月堂 修二会のお松明 2014

カタカタと音がして、お松明が二月堂の欄干から突き出されると、大小の火の粉が盛大に頭上から降り注いできます。あまりのド迫力に驚愕していると、お松明が勢いよく振り回された瞬間、ありえないほどの火の粉が飛び散り、こちらに向かって落ちてくるではありませんか。逃げ場もなく、さすがに慌てふためきました。今年はなんと火の粉の特等席 無病息災の前に、かちかち山のタヌキになるかと思いましたよ。足元にはまだ赤く...

| 待宵草の薄暮日記 | 2016/03/17 00:25 |

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