待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

>> EDIT

天王寺界隈の美術館をふたつ

不慣れで混み合う駐車場を避けて茶臼山駐車場に車を止め、河底池から通天閣を眺めながら天王寺公園をぶらぶら歩いて駅方面へ向かいます。時刻は中途半端な3時過ぎ。

ひと気のない大阪市立美術館の前で、ふと気が変わり入場することに。2/7までコレクション展開催中。松を題材にした中国絵画、富士山や牛を描いた日本絵画、江戸時代の南画、中国の陶枕など、所々に惹かれる名品あり。生誕200年という三輪田米山の書は、キャプションを読んで意味がわかると実に趣深く沁みました。

次にあべのハルカスへ。久し振りです。

IMG_20210204_203928.jpg IMG_20210204_204046.jpg

ヨーロッパのどこかの国のリヒテンシュタインという名の侯爵が収集した名品展かと思ったら、リヒテンシュタインは国名でもありました。スイスとオーストリアに囲まれアルプスの自然に恵まれた、人口わずか3万8千人ほどの立憲君主制の小国。

確か何年も前ですが、京都でもリヒテンシュタイン展開催されて観ているはず。なのに忘れていました

今回は建国300年を記念して「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が2019年から巡回し、あべのハルカス美術館でも1/30から開催されています。

狙い通りこの時間、入場者はまばらでほぼガラガラ。音声ガイドを借りてゆっくり観覧。肖像画、貴族の優雅な生活を描いた絵画、クラーナハやルーベンスらの宗教画・神話画など、それに超デコラティブな磁器の数々、そして風景画にヴァルトミュラーらの花の静物画(一部📷️可)と続きます。

IMG_20210204_203016a.jpg
↑ 宮廷内の様子
DSC_4137a.jpg

DSC_4138a.jpg

IMG_20210204_203156a.jpg

華麗なるヨーロッパの宮廷をほんの少しだけイメージ出来たかな。外に出るとすっかり日が暮れていました。

IMG_20210204_203317a.jpg

| ◆大阪 | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

国立国際美術館 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 

その行列を見たとき、一瞬帰ろうかと。でも駐車場に車を入れたばかりだし、、と気を取り直して入口に向かうと、当日券での入場には時間がかかるとアナウンス。

こちらは大阪 中之島にある国立国際美術館。只今『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』を1/31まで開催中。チケットは日時指定の事前購入制ですが、朝HPで当日券もあると確認済みだったので手ぶらで来たけれど、急遽スマホで電子チケットを購入。スムーズに入場できました。

先日、BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」の傑作選アンコールを見て興味を持ち、今回は行く予定はなかったのですが会期中に滑り込み。何でもロンドン・ナショナル・ギャラリーから英国以外で作品展が開かれるのは初めてで、作品全てが初来日というから見逃せません。

これまでとりわけ西洋史に疎く、それゆえ西洋絵画にもずっと踏み込めないで来たものだから、たいした知識がなくて鑑賞も薄っぺらい私をしても、この展覧会はとっても素晴らしかった!

ルネサンスからポスト印象派まで、名だたる画家らの瑞々しい絵画に魅了されます。そして、最後にたどり着くゴッホの『ひまわり』。

生涯に7枚描かれたうちの1枚。今まで見たどの『ひまわり』とも違う『ひまわり』。明るい生命力に溢れ、生きることの喜びを強烈に放っています。最後の最後に、思わぬご褒美のような励ましをいただいたようで、嬉しくて嬉しくて。

IMG_20210127_0001a.jpg

| ◆大阪 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

古市古墳群 ウォーキング

先週大寒の翌日、2019年に堺市の百舌鳥古墳群と共に世界文化遺産に登録された古市古墳群へ。ウォーキングマップを手に入れ、この日は運動不足解消のため歩き中心の下見。古墳時代に想いを馳せ知識を深めるのは次回に。

まずは羽曳野市にある応神天皇をお祀りする誉田(こんだ)八幡宮から。応神天皇の諱、誉田別尊(ほんだわけのみこと)はこのあたりの地名にちなんでいるらしい。放生橋のすぐ向こうは応神天皇陵です。

IMG_20210124_004937a.jpg

IMG_20210124_005213a.jpg

IMG_20210124_005646a.jpg

DSC_4126 (2)a

古墳めぐりには羽曳野市役所の駐車場が便利で、しかも無料。こちらに車を止めて歩きます。

何はともあれ古市古墳群最大の応神天皇陵古墳の拝所へ。日本で仁徳天皇陵古墳の次に大きく長さ425m。近づけば、高天原から天照大御神に見守られているかのように光が降り注ぎ息をのむほど神々しい。

IMG_20210124_010035a.jpg

IMG_20210124_010315a.jpg

中小の古墳の傍らを通り、仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳の拝所へ。こちらは応神天皇の皇后で仁徳天皇のお母君ですね。

IMG_20210124_010843a.jpg

次に近鉄土師ノ里駅を越えて、旧国道170号線沿いにある允恭(いんぎょう)天皇陵古墳の拝所へ。

IMG_20210124_011115a.jpg

ついでに道明寺と道明寺天満宮にもお参りを。こちらの御由緒はとても興味深く、私にとって今日一番の大収穫。ご本殿奥の梅園の蕾はまだ固いけれど、境内には蝋梅の香りがふんわり漂っていました。

IMG_20210124_011359a.jpg

IMG_20210124_012415a.jpg
↑ クリックで拡大

IMG_20210124_011651a.jpg

IMG_20210124_011808a.jpg

IMG_20210124_012246a.jpg

IMG_20210124_012651a.jpg

そこから幾つか小さな古墳を眺めながら羽曳野市役所まで戻り、峯ヶ塚古墳近くに車で移動し休憩。

その後、白鳥陵古墳へ。日本武尊が伊勢の能褒野(のぼの)で亡くなり白鳥となってこの地に舞い戻り、天に向かって羽を曳くように飛び去ったという白鳥伝説から、このあたりは羽曳野と呼ばれるようになったとか。

DSC_4161a.jpg

最後は安閑天皇陵古墳の拝所へ。

IMG_20210124_012814a.jpg

この日も何度か道を間違いながらの珍道中。またもや予定距離を倍も歩いてしまいました。

IMG_20210124_013437.jpg
↑ クリックで拡大

| ◇大阪 | 00:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

伏見五福めぐり ウォーキング

お正月はつい気が緩んで食べ過ぎに。こんなとき体調を整えるにはウォーキングが一番。京都・伏見まで車で行き、人混みを避けしっかり歩いて寺社をめぐります。色紙を購入し5ヵ所(御香宮神社・乃木神社・藤森神社・大黒寺・長建寺)で授印してもらうと干支の土鈴が贈呈される伏見五福めぐり開催中。

伏見五福めぐり

まずは御香宮神社から。

御香宮神社

御香宮神社

次に砂利を踏みしめながら明治天皇の陵、桃山御陵へ。東奥にある昭憲皇太后の桃山東陵にもお参り。

IMG_20210106_172940a.jpg IMG_20210106_173117a.jpg

すぐ近くにある乃木神社へ。

乃木神社

桓武天皇の陵、柏原陵を横目に静かな住宅街を抜け、藤森神社へ。

藤森神社

折り返して大黒寺へ。お参りの後は、本堂前の『幸せの壷』で運だめし。水を張った大きな壷に硬貨を沈めて、底にある小さな筒に入れるというもの。3回目で筒に入り、いいことあるかも。

大黒寺

最後は、お濠越しに酒蔵を眺めながら長建寺へ。

長立寺

伏見酒蔵

本日の総歩数 19,600歩。やや足だるいです。

| ◇京都 | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

智積院 大晦日から元旦へ

ここ数年大晦日はクラシックのカウントダウンコンサートで賑やかに過ごしてきたのに、'20は当然すべて公演中止。この事態は早くから予想できたので、趣向を変えて地味に宿坊を予約。あろうことか数日前からの大雪予報に、万一の時はキャンセルを覚悟していたら、晴れて名神高速の通行止めもなくスムーズに京都入り。比叡山や京北方面の山々は白く雪に覆われていて真冬の厳寒を実感。ほどなく七条通りから東山が見えてくると、馴れ親しんだ景色にスッと気持ちが和んでくるのがわかりました。

6年間ボランティアをしていた京都国立博物館の向かいにある智積院(ちしゃくいん)は真言宗智山派の総本山。今回、9月にグランドオープンしたばかりでピカピカの智積院会館に泊まります。チェックイン受付は黒い袈裟を着たお坊さま。

智積院会館

荷物を置いたら、お正月準備が完了している境内に。

智積院 冠木門

智積院 境内

智積院 金堂

そのあとぶらぶら鴨川までお散歩。さすがにほとんどのお店は閉まっていましたが、お気に入りの十字屋さんは営業中。ここのお漬物はホントに美味しいんです。ほのぼのしたご夫婦のお人柄も◎

夕食は京懐石料理でお味もなかなかと思ったら、京都駅前にあるハトヤさんがテナントとして入っているのだとか。大浴場はずっと閉鎖されていたけど、この日初めて時間予約制で試験解放。しばらくテレビを見て過ごしましたが、待ちきれず11時半に冠木門辺りに行くと、大根焚きの振る舞いが。ありがたくいただき、整理券を握り締め早々と誰もいない鐘楼堂前に並びます。見上げれば煌々と輝く十六夜の月。

智積院 鐘楼堂

午後11:45からお焚き上げ法要が始まりました。鐘楼堂越しに赤々とした炎を眺めていると、大勢の僧侶が一列に目の前を通って鐘楼堂の方へ。そして、午前0時ちょうどに一つ目の鐘が突かれ除夜の鐘が鳴り響きました。確か3,4回僧侶が鐘を突いたところで、明けましておめでとうございますとご挨拶のあと、案内されて参拝者最初の鐘を突きます。煩悩は祓えたでしょうか!?

IMG_20210102_151014.jpg

次に金堂に向かい堂内に座って、間もなく始まる修正会を待ちます。修正会とは、昨年一年の悔過と、新年一年の鎮護国家・仏法興隆・安泰を祈願する法要とのこと。厳かで張り詰めた空気の中、僧侶らの声明が大きく響き渡ります。

厳粛なはずなのに、頭の中で声明が無数に響いてはぶつかり合い跳ね返り覆い尽くし、あー、これはカオスだ、と。まるで宇宙に彷徨っているかのようです。この名状しがたいカオスは、やがて声明が終わると清々しい心持ちに。

修正会の後は、明王殿で元朝護摩法要。太鼓の音が力強く響き、不動明王の御前で護摩が焚かれます。終了後に御守護のお札をいただき解散。

IMG_20210102_150526a.jpg

IMG_20210102_150316.jpg

翌朝は7時から若いお坊さんの案内で、講堂・大書院や名勝庭園、収蔵庫をゆっくり楽しく拝観。何度か訪れてはいますが、やはり元旦は格別の感慨でした。

智積院

智積院 大書院

智積院 名勝庭園

朝食を済ませてチェックアウト。せっかくなので、近くの豊国神社へ初詣に。唐門が開けられ、初めて本殿前まで進むことができました。

豊国神社

豊国神社

ほとんどひと気がない七条通りを智積院会館まで戻って車に乗り込み、頼んでいた小嘉津のお節料理を受け取りに寄り道してから家へ。どこもひっそりとした元旦でした。

| ◇京都 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

年末あるある 古事記三昧

ステイホームで暇ならサッサと大掃除でもすればいいのに、片付けそっちのけでいつも横道にそれてしまうのが私の悪いクセ。日ごろ古事記が好きと公言してたら、友達が面白い古事記の本を貸してくれたので(下の2冊)、またまたそちらに没頭。そして大掃除は先延ばし。

古事記

『真・古事記の宇宙』の著者・竹内睦泰氏は、かの有名な武内宿禰の第73代目の子孫とか。そこに伝わる門外不出の口伝の一部が記されています。元々武内宿禰は第12代景行天皇から第16代仁徳天皇まで5代の天皇に仕えた(!)という謎の人物。どの古事記にも描かれていない、奥深いけどかなり奇想天外ともいえるスピンオフストーリーでした。

哲学者・梅原猛氏の仮説やアイヌ語との共通点などの著述は、残念ながらイマイチ胸に響かず。

ふることふみ(古事記)は、日本最古の歴史書にして優れた文学書。難しいことは置いといて、私は単純にそこに描かれる生と死、そして神と俗のシンクロをこよなく愛しています。『えええー!?』『そんなことある!?』 と心の中で突っ込みながら、時空を超えて妄想するのが最高。

同じ古事記でも、比べてみるとそれぞれに訓読文や現代語訳が微妙に違って、著者の古事記に対する解釈や想いが垣間見えるようで、何冊読んでもそれはそれで面白いのです。

| 未分類 | 14:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

>> EDIT

紀三井寺 50年に一度の特別御開帳

西国三十三所の第二番札所 紀三井寺は今年建立1250年ということで、春と秋にご本尊の御開帳がありました。たとえ人生100年時代でも、大人になって元気なうちに拝観できるのは1度きり。車を走らせ2時間弱で和歌山へ。

紀三井寺 ご本尊御開帳

裏門前にあるわかりづらい駐車場に車を止めて、表にまわり楼門をくぐります。江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門も若いころ母を背負って上がったという231段の石段を一気に登りきると、窒息寸前。振り向けば、和歌の浦がキラキラと輝いています。息を整えたら早速本堂にお参りを。

紀三井寺

紀三井寺

こちらは唐の僧・為光上人が開基。和歌山城が近いことから歴代藩主が訪れ、紀州徳川家の繁栄を祈願したそうです。関西では特に桜の名所として有名ですね。本堂内陣中央のお厨子の奥、大光明殿に秘仏ご本尊はお祀りされていました。

紀三井寺

紀三井寺

ご本尊・十一面観音菩薩立像と秘龕仏(ひがんぶつ)・千手観音菩薩立像は、楠の一木造りで素地仕上げ。為光上人が自ら彫られたと伝わっています。なんと申しましょうか、とても個性的な面立ちでいらっしゃいました。どっしりと力強いけれど、尖ったところが一切ない。仏像でありながら、どこか日本の神像のようでもあり、熊野を有する和歌山という土地柄なのかと一人で妄想。両脇には梵天さんと帝釈天さんが。

仏殿には京都の大仏師・松本明慶氏作の日本最大の観音様が金色に輝き、大迫力でそびえ立っていました。

DSC_4098 (2)a

最後に紀三井寺の名前の由来でもある3つの霊泉をまわり、お寺をあとに。

20201222_234751-COLLAGE.jpg

IMG_20201222_234319.jpg

紀三井寺

遅いランチには和歌山ラーメンを。実は普段あまりラーメンはいただきません。期待せずに井出商店という中華そば専門店へ。食べ慣れないので味の評価はできませんが、こってりしてそうに見えてあっさり。いつもは人気店でも半分ほど食べると飽きてくるのですが、最後まで美味しくいただきました。その後まったく喉が渇かないのも◎

ランチの後は和歌の浦へ。在原業平や小野小町も参詣したという和歌の神様を祀る玉津島神社にお参りし、夕日を眺めながら海沿いをドライブして帰途に。

玉津島神社

朗報!!
2021年4月8日~5月29日 紀三井寺秘仏御本尊《よみがえり御開帳》が決定。

| ◇その他 | 00:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT >>