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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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ブラヴォー! 佐渡裕指揮、オペラ 『トスカ』

本日は朝からソワソワ、いつもより入念におめかしをして、行ってまいりました兵庫県立芸術文化センターへ。チケットを購入してから4ヶ月、今日まで本当に長かったです。

20分前に到着するも、すでにセンター地下駐車場は満車、川向かいの第2駐車場に停めていざホールへ。全面無垢材の内装が素敵。明るく開放的で改まり過ぎず、ちょっと大人カジュアルな雰囲気もあるこのホールはお気に入りです。

今回、座席はD列(前から4番目)の中央! 頑張りました。どうやらオペラグラスは不要のようです。オーケストラボックスもすぐそこ。照明が暗くなって前を見ると、何と佐渡裕さんが間近に。そして上演中、ずーっと指揮される背中を真正面に見ることができたのです。

舞台は教会や宮殿という設定で、幕ごとに白い8本の巨大な柱や鏡、それに天使像などが配置され、中央には円形のステージがあり、シンプルで象徴的です。登場人物を際立たせるためでしょうか。

トスカ役の並河寿美さんは、よく通るソプラノで熱演。カヴァラドッシ役の福井敬さんはよく響くテノールで圧倒的な声量。日本人には馴染みにくい濃厚な愛の表現も、オペラならすんなりと美しく聴けます。お二人とも申し分ないのですが、欲を言えばビジュアル的に官能美が足りないかな~?!

お隣の方は、わざわざこのためだけに東京から一人で来たという女性。同年代で話がはずみました。休憩時間はホワイエにあるビュッフェでぶどうジュースを。ついでに買ったイグレックテアトルのクロワッサンラスクはなかなか美味しくてお勧め。そしてお土産にトスカのスポーツタオルを2枚購入。

今日は、あまりに佐渡裕さんに近かったせいかちょっと気が散って、いつもよりストーリーに集中できなかったかもしれません。でも、至福の時間でした。手が痛くなるほど拍手、また拍手。ブラヴォー!

お隣の女性とお別れして、大急ぎでホールの出口へ。すでにかなりの行列ができていました。何と、佐渡裕さんがサインをしてくださるのだそうです。お疲れなのに、こんなファンサービスまでされるのですね。

目の前でタオル2枚とトスカのパンフレットにサインをしてもらって、しっかりと握手。ますますファンになってしまいました。

あー幸せ!
トスカ
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| オペラ | 23:48 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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ペットも安心! 飼い主が病気の時の一時預かり

今月初め、NPO法人アットホームホスピス主催の第7回市民講座(西宮市)に行ってきました。

今回は西宮のホスピスケア関係者として、医療従事者や薬剤師、ソーシャルワーカーやケアマネージャー、がん患者や遺族など様々な立場の方がパネラーとして参加されていたのですが、その中でひときわ私の関心を引いたのが、ドクタードッグ・前田ハルちゃんでした。

ハルちゃんは、特定非営利活動法人 ペッツ・フォー・ライフ・ジャパン(PFLJ)からトレーナーさんと一緒に来ていました。施設などを訪問して、病人や高齢者とふれあうセラピー犬です。

PFLJは動物福祉団体としていろんな活動をされていますが、そのひとつに『ペット飼育支援センター』というのがあって、入院や事故などで一時的にペットの世話ができなくなった飼い主に代わり、最長3ヶ月預かってワンちゃん・ネコちゃんの世話をしてくださるそうです。もちろん細かい条件がありますので、事前に相談が必要となりますが、この情報は私にとって本当に貴重、何しろ以前からこんなところがないかとずっと探していましたから。

高齢者の家庭や独居が増える一方なので、一時預かりの需要はこれからますます拡大するでしょうね。こうした取り組みがもっと増えるといいのですが。ちなみに千里ペインクリニックが運営するホスピス型賃貸マンション アマニカスは、ペット飼育について要相談となっています。

何はともあれこれで備えよし、いざという時も安心! ペットホテルの狭いケージに、愛するわが子を何日も置いておくわけにいきませんからね。

| より良く生きるための情報 | 01:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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祝 人間国宝! 行こう♪ 行こう♪ こんぴら歌舞伎

「ついに」というか、「やっと」というか、坂東玉三郎さんが9月に人間国宝に認定されることになりました。6月に南座の公演に行ったばかりなので、「やっぱり」という感じです。
玉三郎



← またまた見直す
  ため息のパンフレット

本当に御目出度いですね!

11月には四国香川の旧金比羅大芝居・金丸座で公演があります。風情ある小ぢんまりした芝居小屋で、手が届きそうに近い席から舞台が観られたら幸せでしょうね。

行けるでしょうか。行けるといいなあ・・・行けますように。

| 歌舞伎 | 20:10 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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暑い、暑すぎる・・・

今日も朝から真夏の太陽ギラギラ、この身には堪えます

 モーネちゃん!
モネ
 へぇ~?
 お散歩行く?
モネ
 行くの?
 暑いよ~
モネ
 暑いのキライ・・・
 お風呂入ろうか?
モネ 4
 ゲッ、もっとキライ!


私の大好きなブログ "ココホレワンワン!柴犬ココは今日も元気" 風ですが、なにか?

| モ ネ | 23:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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天王山のたからもん、大山崎山荘美術館

天王山のたからもん… ずいぶん以前、確かそんなタイトルで文庫本サイズの冊子を、洛西に住む知人から借りたのを覚えています。別荘としてこの山荘を建てた加賀正太郎氏の生涯と、大山崎山荘の数奇な運命について書かれたものです。数年後初めて訪れ、以降その魅力にすっかりはまってしまいました。

今週、梅雨の晴れ間の真夏日に、睡蓮の咲くお庭を思い浮かべながら、坂を上って汗をかきかき大山崎山荘美術館へ。

大山崎山荘 大山崎山荘

天王山の中腹という素晴しい眺望のロケーションに、木々や草花が季節を彩る広い庭園に囲まれた優雅でレトロな佇まい。それだけでも十分満足度は高いです。

そして館内に入ると、ひんやりとした艶やかで深い色合いの木材を使った重厚な内装と、ステンドグラスや温かみのある照明の数々、そして様々な調度品が迎えてくれます。それらすべてが、加賀氏の洗練された美意識の結晶。在りし日の上流の香りが匂いたちます。

大きなソファに腰を沈め、日差しを浴びて輝く緑を窓越しに眺めくつろぐと、まるで別荘に招待されたゲストの気分。ゆったりと時間が流れます。

大山崎山荘 大山崎山荘

そして何といっても一番のお気に入りは、2階の喫茶室。残念ながらこの暑さで、オープンカフェの利用は遠慮しましたが、ここからの眺めは気持ち良くて最高です。おまけにコーヒーもケーキも美味しい!

大山崎山荘

建築家の安藤忠雄氏設計による『地中の宝石箱』や新たに完成した『夢の箱』などの展示室、常設のモネの睡蓮や、民芸運動の作家らの作品など見どころはいろいろ。

このエレガントな空間の中で、ぜひ一度クラシック音楽など聴いてみたいと思うのは、私だけでしょうか。

| ◆京都 | 01:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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決別・・・追想14

いよいよ年の瀬。毎年年末ギリギリに駆け込みで美容室に行って、なんとかスッキリとした髪でお正月を迎えていた。

私はヘアスタイルの変化を楽しむ方で、何年か通っている美容室の若手の店長が、私の好みやライフスタイルを熟知していて、今ではひとことふたこと伝えるだけでほぼパーフェクトに要望に応えてくれる。たまに店長が提案するちょっとアバンギャルドなスタイルでさえ気に入ることが多かった。

でも今年は時間がない、気持ちにも余裕がない。私は美容室に行くことを諦めた。そして、ハサミを取り出し、鏡の前に立ち、意を決して、じょきじょきと伸びた髪を切りはじめた。

私の中で、また一つ、何かが切り断たれていく。

これまで当たり前で普通だった世界が急に遠のき、考えたこともなかった世界が近づいてくるような感覚。仕方ない、これでいいんだと自分に言い聞かせる。

長い間本当に幸せだった。この幸せは永遠でないことはわかっていたし、終わりの近いことも予感していた。そして、それは突然にやってきた。母の末期がんというかたちで。

私は母のお蔭で、もう充分に幸せを享受してきた。あとは母を全力で見送るのが私の務め。幸いにも千里ペインクリニックの在宅ホスピスという最高のサポートを得て、最善が尽くされている。

ぬくぬくと満たされた日々は戻らない。自分で髪を切ったように、過去と決別するときがきた。

(2006年12月)

| 追想記 | 11:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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望みはひとつ・・・追想13

師走に入り仕事は年末商戦の真っ只中、日を追うごとに忙しさが加速してきた。例年ならそれもやり甲斐の一つであったはずだが、今年は事情が違う。

検査結果を聞いた病院で余命2ヶ月と告げられてから、早その2ヶ月が経とうとしていた。

母はまだ普通に暮らしている。横になる時間は長くなったが、1日中ベッドの上にいるわけではない。少しずつ量は減ってきたものの朝昼晩と食事をし、おやつも食べ、自分で着替え、トイレもお風呂も今のところ不自由はない。好きなタバコも1日3本吸っている。

週4日は千里ペインクリニックが往診に、週2日は知人が手伝いに、そして度々親類も見舞いに来てくれた。テレビを見たり、話をしたり、のんびりと過ごしているようだ。

ただ痛みと倦怠感は以前より増してきた。夜、がんが暴れて、翌日ぐったりすることもある。がんは確実に広がり転移しているにちがいない。でも、それは想像でしかなかった。母の身体の中で何が起こっているのか、緩和ケアを受けているだけの私たちには、何も知る術がない。

多くのことは望まない。ただひとつ、母を痛みから救ってほしい。たとえ私の寿命を削ってでも、安らかな時間を与えてほしいと祈った。

クリスマスには例年のようにホールケーキを買って二人で平らげた。私はあまりの忙しさに途方に暮れて、すべてを投げ出してしまいたい衝動に駆られることもあったが、何とか持ち堪えた。

余命宣告のあと、母と一緒に新年を迎えることはもうできないと覚悟していた。でもこの調子なら年を越せる。そしてお正月を二人で過ごせると思うと、無性に、無性に嬉しかった。

(2006年12月)

| 追想記 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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