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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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松竹座 二月花形歌舞伎 「GOEMON」

久々に、思いっきり黄色い声を張り上げてきました  

大阪ミナミの松竹座、二月花形歌舞伎 「GOEMON」 は、スペイン人の神父と明智光秀の家臣・四天王寺但馬守の娘石田局との間に生まれた、希代の大泥棒で赤毛の石川五右衛門が大暴れするという奇想天外なファンタジー。五右衛門を演じるのは、上方歌舞伎の貴公子・片岡愛之助  なかなかの美形です  

本物のフラメンコもあれば、五右衛門が出雲の阿国とフラメンコを踊ったり、歌舞伎なのにOSKの元劇団員が出てきたり、何でもありのごった煮?! それに加えて、つづら抜けの宙乗りと亡き母・石田局の化身である大きな鳥に乗って飛翔する幕切れの宙乗りが見どころ。

今回座席は、花道真上の2階左手前方で、これが大正解でした  五右衛門が1階からはしごを駆け上がって近くまで来るし、追っ手から逃げる五右衛門らが2階通路を走り回り、宙乗りでは間近で端正なお顔をしかと眺められるという幸運に遭遇。

2階客席は拍手喝采大喜び、もう大興奮です。 ヨッ 待ってました、松嶋屋! 近くで見てもいい男だね~ 客席と一体となった熱気溢れる芝居に大満足。

途中、方や三味線と浄瑠璃、方やフラメンコギターにカンテ(歌)という掛け合いがありました。双方すごい気迫で対峙するのですが、不思議と違和感がないのです。民族に根差した底力のある音楽というものは、このように融合するのだと気づき納得しました。素晴しい!

帰りは、斜め向かいにある ’とれとれぴちぴち’ でお馴染みの、かに道楽でかにすきを。窓から見下ろすと、戎橋の上は夜遅くまで大勢の人でいっぱいでした。

| 歌舞伎 | 08:30 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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石飛幸三氏 講演会 『豊かな生と医療の限界』

時折冷たい雨がぱらつく23日(土)、武庫川にある兵庫医科大学・平成記念会館で、NPO法人アットホームホスピス主催の ’自分の 「死に際」 を考える’ と題した講演会&トークショーが開催されました。

石飛氏は外科医として40年以上病院に勤務した後、特別養護老人ホームの医師となって、そこで高齢者医療の現実を目の当たりにし、これで良いのかと考えられたそうです。ゆっくりと落ち着いた口調で、極めてシンプルなことを、淡々と語られます。

医師は、自然死を知らない。 医師にとって、死は敗北。 医師は、 「生物学的生命」 を延ばそうとして 「人間としての命」 を見ていない。

そのことが引き起こす、様々な矛盾・・・とりわけ胃ろう (胃に直接管を通して栄養分を投与する処置) について問題提起されていました。老衰の終末期、食べられなくなった人にでも胃ろうをつけて強制的に栄養を送り込むのは、とりあえず方法があるなら処置しておけば責任を問われないため。刑法219条 保護責任者遺棄致死罪というのがあるそうです。

団塊の世代が高齢化してピークを迎える2025年問題。そんな多死社会の中で、自然の摂理である人の老い、老衰にどこまで関わるべきかは、医療者だけでなく家族にとっても覚悟が必要だと思います。

石飛氏が訴える ’平穏死’ とは、老衰に対して 「何もしないこと」 が免責される概念、ということです。

| より良く生きるための情報 | 01:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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佐渡裕プロデュースオペラ 2013

4250411102_20130121154811.jpg 
今年も、夏のお楽しみを予約しました。

7月に兵庫県立芸術文化センターで上演されるオペラです。前年同様、前から4列目の中央席をゲット  今回で3度目。毎年確実にファンが増えていますよね~

ど素人の私でも聞いたことのある演目で、佐渡さんがサービス精神旺盛なプロデュースをする、レベルの高い賑やかで感動的な舞台です。
今年は日本語訳での上演らしく、よりわかりやすいかも。


7月まで頑張って生きようって励みになります。

| オペラ | 09:00 | comments:2 | trackbacks:3 | TOP↑

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京の冬の旅 非公開文化財特別公開 vol.3

木曜日も朝から京都へ。火曜日時間切れで拝観できなかった聖護院へと向かいます。運よく駐車スペースも確保できました。こちらは平安時代に創建された、皇室ゆかりの由緒ある門跡寺院。本山修験宗の総本山で、山の中で仏道修行する山伏のお寺だそうです。

無料でいただいた絵葉書より (また写真撮るの忘れた
聖護院

江戸時代に御所の火災で光格天皇と孝明天皇の仮皇居にもなり 、さすが 「森御殿」 とも呼ばれていただけあって、どちらを見渡しても凝った造りで、途切れることのない障壁画の何と絢爛豪華なこと! 今や少し色が落ちて渋い金地に、花鳥図・老松図・波濤図・鶴の図など、狩野派の絵師が描いた襖絵は、ほとんど結界が張られていないので間近で見られます  特に御所から移築されたという瀟洒な書院は、随所に細工が施され雅そのもの。

聖護院2 聖護院1

本堂も内陣まで入って、ご本尊の不動明王像を拝観。こちらのお寺は大変豪気でいらっしゃる?! 『大奥』 などの映画の撮影にも使われているのですね。

そろそろお昼時。山門を出てすぐ隣にある河道屋養老でにしんそばを。ついでに近くの千歳屋で如心納豆を買って、次は龍谷ミュージアムに向かいますが、途中御所南に寄り道。松屋常盤で予約していた味噌松風を受け取り、ドーナッツ店ひつじで食後のお茶とドーナッツ。

龍谷ミュージアムは現在平常展に加え、 『若狭・多田寺の名宝』 展を開催中。スラリとした柳腰をちょっと横にひねったきれいな観音像が印象的です。中央に展示された多田寺の薬師如来立像は、頬が張った唇の薄いお顔で、仏像としては珍しいですね。

時間がないので残念ながら流し見でしたが、仏像好きにはお値打ちでしょう。その後、急いで帰路につきました。

| ◇京都 | 09:21 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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京の冬の旅 非公開文化財特別公開 vol.2

連休明けの火曜日、お天気は下り坂。ぐずぐずと空模様をうかがっていたらお昼前に。とりあえず車を走らせ京都へ。

名神京都南インターを出る頃には薄日が射してきました。本日は洛東エリアの寺院へ。まずは黒谷さんこと金戒光明寺の駐車場に車を停めて、お天気が変わらないうちに霊鑑寺を目指して歩きます。境内にある小さな極楽橋を渡って、すぐ右の細い道を下っていくと岡崎神社の横に。丸太町通への近道です。

人気のない哲学の道を通って寺ノ前橋を渡ると、突き当たりに霊鑑寺があります。今年の 『京の冬の旅』 の中で、私が一番楽しみにしていたところです。
霊鑑寺

こちらは後水尾天皇の皇女を開基として創建され、「谷の御所」と呼ばれた格式ある尼門跡寺院で、 「椿の寺」 としても有名。最初に池泉鑑賞式庭園をじっくり廻ります。椿や楓に囲まれた枯池に、立石を使った石組みと地面を覆う苔。斜面に造られたお庭は、その奥に続く東山の懐に抱かれ深い静けさで満ちています。

霊鑑寺 霊鑑寺 

誰一人いないお庭に佇めば、頭上で鳥たちがさえずり、さわさわと枝をゆらして風が渡っていきます。今がいつなのか、ここが何処なのか・・・ふと、意識が遠のく瞬間。それはまるで、遥か先祖のDNAが、いにしえの記憶を呼び覚まそうとしているかのような。

見どころは、何といっても豪華絢爛な襖絵が飾られた書院です。狩野派の発展の基礎を築いた狩野元信と、その孫で、絵師集団を率いて狩野派を飛躍的に発展させた天才絵師、狩野永徳筆と伝わっています。金地に華麗な四季花鳥図。おお、なんと雅なこと! 書院正面には束帯雛といわれる大型の男雛・女雛も。他に円山応挙の間もあります。私は花鳥絵歌留多 (カルタ) がお気に入り。花の絵は円山応瑞 (応挙の長男) 、鳥の絵は長沢蘆洲 (蘆雪の養子) 筆とあります。特に鳥の絵は小さいながら細密に描かれていて見飽きません。

次は元に戻って金戒光明寺へ。只今山門修復工事中で、正面からの景観は今ひとつですが、堂々たる御影堂は立派ですね。

金戒光明寺1

工事のお蔭で、山門楼内に祀られていた釈迦三尊像と十六羅漢像が、御影堂内で拝観できてラッキーかも。運慶作と伝わる端正なお顔をされた文殊菩薩像や吉備観音像も見どころです。虎や松の襖絵は、大胆な構図で一般受けは良さそうですが、私はあまり・・・ この他、NHK大河ドラマ 「八重の桜」 にちなんだ品が展示されていていました。

回遊式庭園の紫雲の庭は、白砂を敷き詰めた枯山水庭園。その奥に、NHK番組 「仕事ハッケン伝」 に紹介されていた ’ご縁の道’ が続いています。

金戒光明寺2 金戒光明寺3

念仏が低く聴こえる中、落ち着いた時間がゆっくり流れていました

| ◇京都 | 17:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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西宮市大谷記念美術館 「日本画 その妙なる世界」

今日は外出先から車で西宮へ。43号線で夙川を越えると、まもなく左手に案内板が見えます。こんな外観だったかな  何十年振りでしょうか。

西宮市大谷記念美術館

駐車場に車を停めて門を入ると、なんともよい香りが・・・ふと横を見れば、蝋梅が黄色いお花を咲かせてお出迎え。こんな寒い中でも、春の温もりを感じさせてくれます。

やっぱり改築されていますね。広々したエントランスロビーは、滝が流れる美しい庭園が一望できる全面ガラス張りになっています。かの有名な足立美術館(島根県)のロビー風で、なかなか清々しい空間です。

今回は開館40周年ということで、コレクションの中から近代日本画家の作品が紹介されています。まずは富岡鉄斎、山下摩起、橋本関雪、下村良之介の大作から。山下摩起の『雪』は、鉄斎のゴツゴツした感じとも違って、荒々しいタッチで繊細な冬の詩情を表現した不思議な魅力のある六曲一双の屏風絵で、じっくり眺めるほど味わい深いですね。

このほか橋本雅邦、竹内栖鳳、上村松園、横山大観、伊東深水、山元春挙、川端龍子、福田平八郎など有名どころがズラリ。川合玉堂の作品は、所蔵する8幅すべてを一同に展示されていて見ごたえがありました。

疲れたらロビー横にカフェもあります。庭園を一周すると、蝋梅が並んでいて香りにうっとり  素敵な美術館ですね。これで入場料300円は安い!

帰り、近くのビゴの店に寄ってパンとクレープを買い、本日の予定を終了しました。

| ◆兵庫 | 08:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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特別展 「 中国 王朝の至宝 」

夜になっても、まだ興奮がおさまりませんでした。昨日は何か凄いものを見た気がします。日中国交正常化40周年を記念して、神戸市立博物館で開催中の特別展 「中国 王朝の至宝」 です。

昨今の微妙な日中関係に鑑みれば、何故この時期にという疑問や多少の反発がないわけではありませんが、古代中国の文化に触れる貴重な機会を逃すわけにもいきません。日本でいえば、このところ毎年訪れている奈良国立博物館の正倉院展のイメージでしょうか?!

博物館に着いたら、音声ガイドを借りてスタンバイ、そして3階入口から。最初に現れた展示物を見た瞬間、ゾクッ  いきなり圧倒され冷静ではいられなくなりました。それは、殷~西周時代 (前12~前10世紀) の金製仮面と金製漏斗形器。手の中に納まるほど小さな仮面が、光り輝きながら3000年の向うからじっとこちらを見ています。また金製漏斗形器の鋭角的なフォルムの何と美しいこと!

中国の古代史なんて大昔に教科書で習った程度で記憶のかなた。パネルを読んで、にわか学習をしながら頭に年表を浮かべてまわります。

殷時代の三足の青銅器がお気に入り。ちょっと愛らしくユーモラスな動物をかたどった戦国時代の青銅容器・犠尊 (ぎそん) や、秦時代の兵馬俑の一種で大迫力の跪射俑 (きしゃよう) 、それに南京市長干寺 (ちょうかんじ) から出土した北宋時代のきらびやかな仏塔・阿育王塔 (あいくおうとう) など、見どころがそこここにあり、もう多すぎてフラフラです。

それもそのはず、合計168点の展示物の約6割が国宝級の 『一級文物』 だとか。しかも、正倉院展と違って、どれもみな状態が美しいですね。金は金色に輝き、青銅は青銅色に、大理石は乳白色にちゃんと見えて、磨き上げたかのように色がくすんでいないのは何故でしょうか? また、照明も比較的明るめで、ストレスなく鑑賞できるのはありがたいです。

栄華を極めた中国王朝の、華麗なる文化を伝える至宝の数々。出会えて幸せ  この満足感はしばらく続きそうです。

中国 王朝の至宝

| ◆兵庫 | 14:26 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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箕面滝道だより

昨日今日と小春日和。予定のないこんな日は、箕面の滝道ウォーキングです。カロリー消費と森林浴を目的としていますので、早足でせっせと歩きます。

途中、昆虫館手前でおサルさんを見かけました。久し振りです。餌場が山の奥になったのか、ここ1年ほど姿を見せなくなりました。ちょっと物足りないような、ホッとするような・・・ 瀧安寺付近の川沿いの岩場では、サギさんが日向ぼっこ(?)

箕面 滝道 お猿さん 箕面 滝道 さぎ

滝口に着くと、いつものようにコーヒーブレイク。今日は滝に虹がかかっています。

箕面 滝道 虹


箕面はマンホールの蓋もいい感じ  ちなみに、吹田は千里万博公園の太陽の塔です。

箕面 マンホールの蓋 吹田 マンホールの蓋

| ◇北摂 | 18:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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京の冬の旅 非公開文化財特別公開 vol.1

寒さが少し緩んだ水曜日、京都洛中エリアに的を絞って、非公開文化財を公開中の相国寺塔頭 慈照院、尼門跡寺院の宝鏡寺と三時知恩寺の拝観に車で出発。初めての京の冬の旅、お目当てはもちろん障屏画です。

相国寺の境内を抜けてまずは慈照院から。こちらは、室町幕府八代将軍・足利義政の菩提所となったことから寺名を改め、その後も桂宮家の菩提所となり皇室とも深い関わりがあるとのこと。烏丸通からちょっと入ったところなのに、閑静で格式を感じさせる佇まい。門をくぐると玄関まで真っ直ぐのびた敷石の左右に枯山水のお庭。足を踏み入れた一瞬に空気が変わります。

慈照院 茶室 頤神室(いしんしつ)

茶室 頤神室(いしんしつ)には、お茶会に遅れた千宗旦(せんそうたん)に化けて見事なお手前を披露したという狐・宗旦狐のお軸が掛けられていています。頭巾を被り十徳を羽織った狐が、正体がばれて 「エッ」 と振り向いているような姿がユーモラス。微笑ましい伝説ですね。

お次は、室町時代に創建され代々皇女が住職を務めた尼門跡寺院で 『百々(どどの)御所』 とも呼ばれる宝鏡寺へ。 『人形の寺』 としてよく知られています。こちらは本当に見どころが満載

宝鏡寺 宝鏡寺

まずは、本堂を荘厳する狩野探幽筆と伝わる襖絵 『秋草図』 。金地に余白を取りながら格調高く端麗に秋草が描かれています。他にも現代日本画家・川股幸和作の襖絵が。書院には、円山応挙の杉戸絵 『雌雄の雉の図』 と 『子犬の図』 、それに応挙の孫・応震と応門十哲の一人・吉村孝敬が描いた襖絵 「四季耕作図」 。皇女たちが襖絵を見ながら農村の仕事を学べるよう、四季折々の農村の風景が情緒豊かにはんなりと描かれています。

皇女和宮が幼い頃遊んだという 『鶴亀の庭』 や、皇室ゆかりのお人形やお道具など、じっくり見たいところですが、後ろ髪を引かれる思いで次の目的地、三時知恩寺へ。こちらも室町時代に創建され 『入江御所』 とも呼ばれた尼門跡寺院です。 ( 写真撮るの忘れました

本堂には、内陣に善導大師像が御開帳されています。近年修復され彩色が蘇って温かみのあるお顔です。それに狩野永納の六曲一双 『花鳥図屏風』 。優美な京狩野の作風ですが、全体的にくすんだ印象。緑青がかなり変色しているように見えます。

『蓬莱の庭』 をのぞむ書院には、 『源氏物語』 図が描かれた扇面を貼り交ぜた襖や、円山応挙の襖絵 『魞漁図(えりぎょず)』 、鶴や亀の杉戸絵など。貼交襖以外は、残念ながら暗くてよく見えませんでした。 

いずれも地下鉄烏丸線の今出川駅から歩いてまわるのに程よい距離。それぞれ案内係の方が丁寧に説明してくださいます。おまけに3ヶ所拝観してスタンプを集めると、指定の場所でお抹茶とお菓子のサービスが受けられる特典も。もちろん私も近くの俵屋吉富の京菓子資料館で一服させていただきました。

御所周辺は京菓子のお店も多くて楽しいですね。今回はとっても美味しいドーナッツのお店 ’ひつじ’ を見つけました。イートインでフレーバーティーとドーナッツ2コをペロリ  パン生地を揚げた優しい味のドーナッツはやみつきになりそう。

第47回 京の冬の旅
帽子に手袋+ホッカロン、それに厚手の靴下は必携です。靴は配布されたレジ袋に入れて拝観します。 ほんまに寒いどすえ~

| ◇京都 | 15:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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