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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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奈良・若草山焼き & 京都国立博物館 特別シンポジウム

一夜明けてもまだどこか興奮がくすぶっています。幾つになっても新しいことに出合うたび、これほど感動できるんだということに感謝したくなる一日でした。昨日は二つの予定をドッキング、電車でのスムーズな移動が欠かせないちょっとタイトなスケジュール。1月末とは思えない暖かな陽気に大汗かきながら、走ったり駆け上がったりと大忙し。

まずは京都・九条にある京都テレサホールへ。京都国立博物館が主催する『京博があたらしくなります』と題された特別シンポジウムに参加。長い間建て替えのため閉館していた常設展示室「平成知新館」の3月リニューアルオープンに先駆けた決起講演かと思いきや、のっけから9月開館に延期とのこと。

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円山応挙研究の第一人者といわれる館長・佐々木丞平氏の基調講演で始まり、4名の研究員の方々が各ご専門の鳥獣戯画や蒔絵、それに染織や装潢(そうこう)といったテーマで講演されました。特に染織史における袈裟の重要性を挙げられた山川曉氏のお話は興味深く拝聴。平成知新館では、奥行きのある特別な展示スペースで公開されるそうです。そして最後に、あのNHK日曜美術館の司会者としてお馴染みで、現在京都国立博物館文化大使でもある俳優・井浦新さんを交えた特別対談が。

終了時間が押しています。焦りながら外に出て京都駅まで走ること十数分。何とか急行に間に合って近鉄で奈良へ。駅に着いたのが17時過ぎ。あたりはすでに奈良公園に向かう人たちでいっぱいです。その人波をかき分けかき分け、浮雲園地を抜け新公会堂横を通って若草山麓へと坂道を上っていきます。毎年1月の第4土曜日に行われる早春を告げる奈良の一大行事・若草山の山焼きを今年初めて見に来ました。

飛火野の大とんどよりもらい受けた春日大社の御神火を運ぶ聖火行列は、もう水谷神社を出て野上神社に着いた頃でしょうか。パチパチと火の燃える音が聞こえたと思ったら、パッと視界が広がってようやく若草山入山ゲートに到着。そこでは、かがり火を囲むように祭礼が始まっていました。それは、神秘的な炎に彩られてとても神聖に映ります。

若草山焼き 野上神社祭典

芝生の上は立錐の余地もないというほどのこともなく結構余裕もあり自由。ほどなく読経の中、松明に移された御神火が山麓中央に運ばれてかがり火に点火されました。メラメラと勢いよく炎が燃え上がっています。

若草山焼き若草山焼き若草山焼き

そして真正面から打ち上げられた大迫力の花火。幾つもの祈りが重なり合うように、真冬の澄んだ空気を震わせて夜空を鮮やかに染めていきます。何と荘厳で美しいのでしょうか。

若草山焼き若草山焼き若草山焼き

花火が終わると、かがり火から再び松明に移された火が運ばれ、法螺貝やラッパの合図で若草山に一斉点火。燃え盛る炎は、あっという間に辺りを覆い尽くして山を登っていきます。何だか自分も無になるような不思議な一瞬。じーっと見入っていると、頬に炎の熱を感じました。

若草山焼き
若草山焼き

もう少し全景を見たいと坂を下って振り返ると、山の端がいまだ赤く燃えてもくもくと煙を上げています。それはまるで仏様の光背のようで、しばし放心。本当に何と素晴しい神仏習合の伝統行事でしょうか。

まだまだ身近にも知らないことが沢山あるということは幸せなことなんですね。そんなことを思いながら心の中で手を合わさずにはいられませんでした。

| ◇奈良 | 23:53 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション

TVでも度々取り上げられている大阪城3Dマッピングスーパーイルミネーション。端正で勇壮な大阪城の天守閣が幻想的に七変化するとあって、これは見ない訳にはいきませんね。大手門に着いたのは8時前。見上げれば夜空にきれいなお月さまが。時間が遅い所為か、このあたり拍子抜けするほど人影はまばら。

大阪城3Dマッピングイルミネーション

事前に手数料210円払って前売り券購入していましたが、当日券の販売所はガラガラ。今回はレギュラーチケットでの入場です。まずは”光の回廊”から。

大阪城3Dマッピングイルミネーション 大阪城3Dマッピングイルミネーション
大阪城3Dマッピングイルミネーション 大阪城3Dマッピングイルミネーション

次に青い光の海が波打つ”光のビッグブルー”と、高さ15mの”光のキューブ”。そこを通り抜けると、バロック音楽に合わせて”ジュエルイルミネーションショー”が繰り広げられる光の庭園があります。

大阪城3Dマッピングイルミネーション 大阪城3Dマッピングイルミネーション

そして振り向くと大阪城天守閣。立体映像を投影する3Dプロジェクションマッピングで、様々な映像が映し出されています。レギュラーチケット鑑賞エリアからは、ちょっと距離があって迫力に欠けるのが残念。

大阪城3Dマッピングイルミネーション大阪城3Dマッピングイルミネーション大阪城3Dマッピングイルミネーション大阪城3Dマッピングイルミネーション
大阪城3Dマッピングイルミネーション
大阪城 炎上!
平日この時間帯だからかもしれませんが、待ち時間も長くて手持ち無沙汰。3Dマッピングが終わっても歓声が上がったり拍手があるでもなく、あまり盛り上がる様子はありませんでした。プレミアムチケットにしたら、もっと楽しめたのでしょうか!??

| ◇大阪 | 00:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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坂東玉三郎 初春特別舞踊公演

幕が開くやいなや、誰もが驚嘆のあまり声を上げることもできず、ただ息を呑み目を見開いて固まってしまいました。それが一体何なのか、ただひたすら凝視するほかありません。優美な動きにしなやかな指先、時に憂うような時にかすかに微笑むような深い眼差し。光放つ美の化身でしょうか、とてもこの世のものとは思えません。ともすれば忘我の境を彷徨い、まるで幻を見ているがごとき心持ち。

ここは大阪ミナミの松竹座。戎橋の上では、十日戎(とうかえびす)の宝恵駕籠(ほえかご)が戻り、今宮戎神社の参詣を終えた芸妓さんら綺麗どころや揃いの法被の担ぎ手さんが集まって賑わっています。(カメラ持参するのを忘れた

新年早々大阪で玉さまを観られるなんて、今年は春から何と縁起が良いのでしょう しかも今回は、玉さまの後を追いかける若手の有望株、中村七之助さんとの競演が見どころとあって一層期待も高まります。さすがに客席にはお着物の方が多く華やいだ雰囲気。イヤホンガイドを借りて席に着きます。

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『村松風二人汐汲(むらのまつかぜににんしおくみ)』は、海女の姉妹が愛しい在原行平を偲んで舞う、玉さまと七之助さんの美しさが際立つ華やかさ。『操り三番叟(あやつりさんばそう)』は、翁と千歳の厳かな舞いの後、箱から運び出された三番叟の人形が糸で操られて動き出すという楽しい出し物。そして、踊り手を玉さまと七之助さんの2人にした豪華な趣向の『二人藤娘(ににんふじむすめ)』、最後に七之助さんが三役を早替り、玉さまが土手のお六を演じる『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)心中翌の噂』と続きます。

幕間ごとにかなり舞い上がっていました。中盤の休憩が終わった頃、全照明が消されて場内は漆黒の暗闇に。待つこと数分、いえ数十秒? そして幕が開き始まった『二人藤娘』は、もう例えようもない美しさ! その舞台背景、着物や帯、髪飾りまで、藤尽くしでうっとり 多彩な踊りにも目が奪われます。
   
夢のような3時間でした。御堂筋には福笹を持った人もチラホラ。何だか今年も良い年になりそうな予感がしてきました。  

| 歌舞伎 | 08:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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厳寒に咲く 寒牡丹と冬牡丹

 モネ あけまして
      おめでとう モネ
           ございます
  モネ  

暖かで穏やかなお正月でした。元旦はお墓参り、2日はご近所の上新田天神社に初詣、3日は箕面公園の瀧安寺弁財天に手を合わせてから滝道をウォーキングと、ここ数年代わり映えのしない三が日。その間、家でおせち料理やお雑煮をいただき、ゴロゴロしながらTVを観てはお菓子に手を伸ばして、あっという間に ああ、どうしましょう・・・

1.2ヶ月前からPCの調子がすごく悪いです。フレッツ光の隼に変えても遅いです。CPUの使用率が100%になって、すぐフリーズします。何せWindows XPですから この状態はイラチの私には耐えられません。ワンコがいつも心配そうに顔を覗き込みます。だんだんPCの前に座る時間が短くなってきました。そんなこんなで更新も延び延びになってしまったというわけです。

本日は奈良・二上山の麓、ボタンで有名な石光寺と當麻寺へ。どちらも藤原家の郎女・中将姫(ちゅうじょうひめ)との関わりが伝説として残されているお寺です。門前の無料駐車場に車を停めて、まずは石光寺へ。

石光寺 石光寺

今月特別開帳の弥勒堂には、日本最古といわれる弥勒石仏や、大陸的で面長なお顔の弥勒如来坐像などが安置されていす。阿弥陀堂のご本尊にお参りをしてからお庭を拝観。けれど残念ながら既に見頃は過ぎていました。藁帽子を被った寒ボタンは、ちょっと侘びし気ではあるけれど、どこか芯の強さを感じさせる、そんな風情ですね。

石光寺 寒ボタン 石光寺 寒ボタン

そこから二上山を眺めながらのんびり20分ほど歩くと當麻寺に着きます。

二上山

お昼は東大門前にあるお蕎麦屋さん・薬庵で、辛味大根にむせながらせいろ蕎麦を。お味も良いし趣味の好いお店でした◎ そして、いよいよ當麻寺へ。

當麻寺 當麻寺

こちらは歴史の変遷により真言宗と浄土宗が同居する不思議なお寺です。広い境内には、東西一対の三重塔と曼荼羅堂(本堂)・金堂・講堂、それらを囲むようにいくつかの塔頭があり、それぞれに美しい庭園と寺宝を有しています。今回は伽藍と塔頭の一つ・奥院を拝観することに。

金堂のご本尊・弥勒菩薩坐像は日本最古の塑像で国宝、お守りする四天王も日本最古の乾漆像。この四天王像が素晴しい! これまで観たどの四天王像とも違いました。筋骨隆々でもなければ、衣が翻るような躍動感もなく、睨みを利かせて威圧するような猛々しさもありません。凛とした異国的な風貌に、知性的な威厳あるまなざしで、寡黙だけど圧倒的な存在感。大人のダンディズムを感じて見惚れてしまいました

最後は奥院へ。宝物館で二十五菩薩来迎像などを拝観してから浄土庭園に。二上山を背景にして宝池のまわりには阿弥陀如来像や石仏が並んでいます。たくさんの大きな石が組まれて、ちょっと変わった景観ですね。こちらに咲いているのは、春ボタンを促成栽培した冬ボタン。花びらが幾重にも重なり大きくて艶やかです。

當麻寺 三重塔

當麻寺 奥院 浄土庭園 當麻寺 冬ボタン

春になれば、石光寺も當麻寺も多くの人で賑わうのでしょうけれど、お正月明けはひっそりと静か。真冬の、この空気感が好きです。ということで、今年も寒さに負けず、あちこち出掛けてみることといたしましょう。( でも、まずこのPC何とかしなくては・・・

| ◇奈良 | 16:47 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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