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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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薬師寺の修二会 花会式 & 秋篠寺の伎芸天

雲ひとつない青空に誘われ、金曜日は奈良・薬師寺へ。25日から31日まで行われる春の伝統行事・修二会 花会式薬師悔過法要の案内をいただき参拝に。奈良観光パンフレットの表紙にもなっていて、ちょうど気になっていたところでした。

知れば知るほど奈良はおもしろい

およそ900年前、堀河天皇が皇后の病気平癒を薬師如来に祈願されたところ無事本復され、それに感謝して皇后が十種の造り花(梅・桃・桜・山吹・椿・牡丹・藤・百合・杜若・菊)を薬師寺修二会に供えられたのが発祥ということです。現在は近隣2軒に代々引き継がれ作られているとか。

薬師寺薬師寺薬師寺

国宝東塔は解体修理中、覆屋が東の視界を遮っています。まずは花会式会場・金堂へ。お身拭いによって清められた端正で艶やかなお姿の薬師三尊像が、盛大に飾られた色鮮やかな造花に囲まれて華やいでおられます。この造花が近くから見ても実に美しい! 

大勢の参拝者とともに特設食堂で御強をいただいた後は境内を見て回ります。そして1時前になると金堂前の特設舞台周辺に移動。すでにたくさんの人が集まっています。練行衆が上堂され日中の行が始まる中、この日舞台では、山田法胤管長のお話・納経者の表彰・蒔絵の奉納・献香・狂言〈土筆〉・能〈羽衣〉と続きます。

薬師寺薬師寺

薬師寺

薬師寺薬師寺薬師寺

野点席でお煎茶をいただいた後は、平城宮跡を右手に眺めながら秋篠川沿いを北上、初めて秋篠寺を訪ねます。こちらは光仁天皇の勅願によって創建された奈良時代最後の官寺とのこと。その後火災により伽藍の大部分を焼失、本堂は当初の講堂を改築したものだそうです。

門をくぐると、隆盛を極めたいにしえの面影を偲ぶべくもない穏やかな苔庭が、目にも鮮やかな緑を湛えて広がっています。心が洗われるような気品に満ちた佇まい。お目当ては本堂に安置されている、かの堀辰雄が「東洋のミューズ」と絶賛したという伎芸天立像です。

秋篠寺秋篠寺

秋篠寺秋篠寺

仏法の守護神・大自在天の神の生え際から生まれた天女と伝えられ、わずかに彩色が残る美しいお像です。少し首を左に傾けてかすかに上体を右に向け腰をひねったしなやかなポーズと柔らかな表情が魅力的ですね。お顔と体の質感がちょっと違うと思っていたら、頭部乾漆造(天平時代)・体部寄木造(鎌倉時代)ということでした。

のどかな奈良の1日を堪能。奈良って空が広いですよね。

| ◇奈良 | 23:35 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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平岡八幡宮の椿 & 広隆寺の国宝

ようやく街が普段の顔を取り戻した連休明け、いそいそと車を走らせ京都洛西・周山街道の梅ヶ畑にある、山城国最古といわれる平岡八幡宮へ。空も青いし日差しも暖かくて超ドライブ日和です。

こちらは弘法大師が平安初期に高雄山神護寺の守護神として創建し、大師自ら描いた『僧形八幡神像』がご神体。室町時代に火事で焼失するも、足利義満によって直ちに再建されたそうです。現在、神殿内陣の天井に描かれた44枚の花絵が、春の特別拝観として公開されています。また同時に、椿を愛でる会も開催中。

平岡八幡宮
平岡八幡宮平岡八幡宮 神殿平岡八幡宮

看板を見つけて鳥居をくぐり参道を進んで駐車、受付を済ませるとすぐさま宮司さんが来られて、柔らかい京ことばで朗々と案内を始められました。境内の椿は寒さが続いた為まだ咲き始めたばかり。樹齢300年の紅椿や、葉が金魚の形をした珍しい金魚椿、願い事をすると一夜で花開き願いが成就したという伝説の白玉椿など約200種300本の椿が自生。見頃はちょうど桜と重なるそうです。

平岡八幡宮 紅椿平岡八幡宮
平岡八幡宮 白玉椿伝説

最後は赤い毛氈に腰かけて大福茶を頂きます。ちょっと鄙びたごくフツーな感じの神社ですが、宮司さんの熱意が伝わるほのぼのとした神社で和みます 人も少なく、春の穴場ではないでしょうか。

次は太秦の広隆寺へ。こちらは飛鳥時代に建立された山城国最古の寺院で、聖徳太子建立七大寺の一つだそうです。とにかく寺宝が素晴らしい その数なんと国宝20点、重要文化財48点。中でも国宝第1号の弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)はあまりにも有名ですね。

広隆寺 楼門

広い駐車場に車が1台、これはラッキー。期待を膨らませながら広い境内を通って霊宝館へ。ギリギリまで照明を落とした館内にズラリと並んだ仏像。静謐な空気の中、仏像が発する荘厳で圧倒的なパワーに全身を包まれて、思わずゾクリとして背筋が伸びます。

平安中・後期の藤原時代に造られた定朝様と見受けられる仏像が多数。穏やかで丸みがあり、十二神将も筋骨隆々ではなくどこか優しげな面持。そして中央正面から降り注ぐひときわ清澄なる光・・・頭上に宝冠を戴き、親指と薬指を軽く合わせてた右手をそっと頬に寄せ、左足を組んでその上に左手をあて、わずかに笑むような慈愛に満ちた眼差しの弥勒菩薩半跏思惟像。

弥勒菩薩は、天上にある須弥山の弥勒浄土・兜率天で天人たちに説法をされています。56億7000万年後(!)にこの世に降りてきて人々を救ってくださるとか。細身の体躯にしなやかで繊細な指先。飾り気がなくシンプル、それゆえ一層神秘的です。こちらは飛鳥時代の木造・漆箔造り。当初は金箔が貼られて金銅仏のように輝いていたということです。

振り向けば、十一面千手観音像など三体の巨大なお像がこちらを見下ろしています。いつの間にか監視の方以外誰もいない霊宝館で、こんなありがたい贅沢な時間を一人占め 何度も行ったり来たりして存分に拝観させていただきました。

広隆寺 上宮王院太子殿広隆寺 境内の桜

境内には桜がちらほら咲き始めています。桜の開花宣言はもうすぐ、来週あたりからドッと人が押し寄せるんでしょうね~

| ◇京都 | 20:02 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花  

最高気温18℃と聞いて、早く行かねば散ってしまうと予定を早めて月曜日は京都へ。定番中の定番、梅宮大社北野天満宮を訪ねます。

まずは梅宮大社から。楼門前と境内に咲く梅には、既に何人かのアマチュアカメラマンがレンズを向けています。ところが意外にも神苑には人が少なくのんびり。梅の木はそれほど多くなく、しかも梅苑にある梅の木は一様に背が高くてお花を見上げる格好なので写真に納まりづらいようです。

梅宮大社

梅宮大社 梅宮大社

こちらは、子授けと安産の守護神ということで、奉納されている絵馬を見てみると『梅』が『産め』と掛けてあって、そのストレートな表現に思わず納得。

次に京都で一番の梅の名所・北野天満宮へ。鳥居をくぐったあたりから老若男女で溢れています。参詣するのは実にン十年振り。昔、境内にこんなたくさん梅の木があったかしら・・・と思えるほどに、今を盛りと咲き誇る梅で華やか。そしていい香り。

北野天満宮 楼門 北野天満宮 三光門

北野天満宮 牛さん

梅苑はさらに見事で、紙谷川沿いを降るように咲くしだれ梅や、茶店の前を霞のように広がる紅白の梅が圧巻。さすがにどこも手入れが行き届いて美しく、ちょうど見頃で青空によく映えます。

北野天満宮 しだれ梅 北野天満宮 梅苑
北野天満宮 梅苑 北野天満宮 梅苑

この日のお土産は、今出川通を少し東に走ったところにある本家玉壽軒の紫野。大徳寺納豆好きには堪らない和三盆の落雁です。たっぷりと紫外線を浴びてヒリつく頬を気にしながら、早々と帰途につきました。

| ◇京都 | 23:52 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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PC救世主現る!

真夜中に断末魔のような悲痛極まるメールを送ったら、翌日見るに見かねた従兄の長男が仕事を終えた後寒い中やって来てくれました

夜な夜な新しいPCに向かいデータの移し替えや各種設定をしようと一応チャレンジはしてみたものの、途中からチンプンカンプン。目は痛いし肩は凝るしストレスが溜まる一方で、もう限界 私って、こんなにできない人だったの!?

お蔭で設定も完了し、いろいろな疑問も解決。早、新しいPCに愛着が湧いてきましたよ。あとは楽しみながらカスタマイズしていきます

| 未分類 | 17:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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只今PC入れ替え作業中

WindowsXPのサポート終了にともない、PC買い換えました。
既に参ってます しばらくブログ更新する気になれそうもありません

| 未分類 | 21:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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東大寺二月堂 修二会のお松明 2014

カタカタと音がして、お松明が二月堂の欄干から突き出されると、大小の火の粉が盛大に頭上から降り注いできます。あまりのド迫力に驚愕していると、お松明が勢いよく振り回された瞬間、ありえないほどの火の粉が飛び散り、こちらに向かって落ちてくるではありませんか。逃げ場もなく、さすがに慌てふためきました。今年はなんと火の粉の特等席 無病息災の前に、かちかち山のタヌキになるかと思いましたよ。足元にはまだ赤く燃えているいくつもの杉の葉が。

2年連続2度目の拝観です。昨年とスケジュールもほぼ同じ。混み合うので先に萬々堂通則の生菓子’糊こぼし’をお土産に買って、車を駐車場に停めてから何はともあれ二月堂に参拝しその周辺を下見。そこで奈良国立博物館で開催中の『お水取り展』の無料券を手に入れて、もう一度復習を兼ねて鑑賞します。そのあと早めの夕食を済ませ、いざ二月堂へ。

東大寺二月堂 修二会
東大寺二月堂 修二会東大寺二月堂 閼伽井屋の鵜東大寺二月堂 修二会

時刻は17時。二月堂舞台下の竹柵に囲まれた見学場所には、すでに最前列と北側の登廊沿いに人が並んでいます。お松明が階段を上ってくるところを見たいと、今年は最前列の登廊近くに陣取りました。そこはちょうど二月堂舞台北角の真下。

東大寺二月堂 修二会 東大寺二月堂 修二会

今日は日中から雪のちらつく真冬の寒さで、日が落ちるとさらに冷え込んできました。19時前になると、スピーカーから修二会についての説明が流れ、放水器を背負った消火役の人たちが舞台下にスタンバイ。一方ではお松明が通るところを散水して湿らせているようです。そしていよいよ照明が消され、ピンと張り詰めた荘厳な空気の中、燃え盛る大きな炎が登廊を赤々と染めて上がってきました。

東大寺二月堂 修二会 東大寺二月堂 修二会

東大寺二月堂 修二会 東大寺二月堂 修二会

東大寺二月堂 修二会

東大寺二月堂 修二会

東大寺二月堂 修二会

東大寺二月堂の修二会は、1度も途絶えることなく今年で1263回目を数える『不退の行法』。練行衆と呼ばれる11人の僧侶が、約1ヶ月に亘り厳しい行に入られます。お松明は、行に上堂する練行衆のためにそれぞれ1人付く世話係の童子と呼ばれる人々が担ぐ道灯り。幻想的で神聖な、魂を震わせる火です。

お松明が終了した後、燃え残りのお下がりを拾ってから再び二月堂に上がり、練行衆のお声明が低く聴こえる中、澄んだ夜景に目を休めて一息。深い闇に包まれた境内は、いつの間にか人影もまばらでひっそり。見送る鹿さんたちに別れを告げて帰路につきました。

東大寺二月堂 修二会

| ◇奈良 | 17:30 | comments:4 | trackbacks:2 | TOP↑

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大阪城公園 梅林 & デジタルピアノ コンサート

1週間以上前に遡りますが、大阪ビジネスパークに行くついでに、そろそろかな~と大阪城公園の梅林を覘いてみました。早咲きの梅はもう満開、全体では1~2分咲き程度。まだ屋台が出ていないので、静かに梅の香りが楽しめます。

大阪城梅林 大阪城梅林
大阪城梅林大阪城梅林 鈴鹿の関大阪城梅林

大阪城

昔から慣れ親しんだ景色というのは、どこか落ち着きますね。ここに来て梅を愛でたそれぞれの年の、懐かしい情景が脳裏を過ぎります。亡くなった母と最後に来たのもこの梅林でした。

その後は、いずみホールで開催される’ローランド デジタルピアノ New Style Concert 2014’へ。新聞で見かけた招待券プレゼントの記事に、早速応募してみたら幸運にも当選。ローランドといえば、名だたるミュージシャンのステージでロゴマークをよく目にしますね。でも、デジタルピアノでクラシックって!?

おそらく客席は、関係者と招待客が大半でしょうか。ステージ中央に置かれた1台のグランドピアノを、メーカーの技術者らしき方が甲斐甲斐しく調整しています。作曲家・千住明氏の司会で始まり、第一部は若手の新進ピアニスト3人による演奏です。

何だかいつもと違う感じ。音の濁りや高音の響きが気になるし、何というか音と音の隙間が無いんですよね。こんなものなのかなと思っていたら、第二部に入って横山幸雄さんの演奏を聴くと、デジタルピアノのせいではないことが解りました。まさにアコースティックピアノの迫力です。最後は3台のピアノによる華やかな演奏。

手塩にかけた我が子の晴れ舞台を支えようとするメーカーの方々の一生懸命な姿が印象に残りました。かつて某電器メーカーで電子楽器の開発や販売に関わったこともある私。その気持ち、ちょっぴりわかるような気がします。

いずみホール

| クラシック | 23:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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