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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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知恩院 春季京都非公開文化財特別公開 

若い頃といえば、四条通をブラブラして八坂さんから円山公園を抜け、東山界隈を北に行ったり南に行ったりするのが京都遊びの定番。当時いつも横目で通り過ぎていた、急勾配の広い石段がありました。その先に何があるかなんて知る由もなかった、つい最近まで。

坂の下から見上げると、石段の上には二重屋根の威風堂々たる三門が遠くを見渡すかのようにそびえ立っていました。ここは東山・知恩院。比叡山を下りた法然上人が移り住み、浄土宗の教えを説いたのが始まりとか。幾度も火災に見舞われては、その都度再興され、特に徳川家とゆかりの深い寺院ということです。

知恩院

初めて上がる石段。次に三門の急な階段をロープを握りしめ這うように上っていくと、欄干に囲まれた見晴らしの良い楼上に。そしていよいよ特別公開中の仏堂へと入ります。

屋外の明るさに慣れた目にはちょっと不安を覚えるような暗さです。しかし、やがて暗がりの中から浮かび上がってきたものは、極彩色に彩られた荘厳にして深遠なる仏の世界。思わず息をのみ目を見張りました。天上には天女や迦陵頻伽が優雅に舞い、龍が踊り、麒麟が駆け、飛龍(ヒリョウ=龍になる前の動物)が飛び交っています。柱の人面はこちらを睨み、扉にはマカラ(名古屋城金の鯱のモデル)が。

中央におられるのは、澄んだ面差しの宝冠釈迦牟尼仏像。四方に黄金の光が放たれて、そこだけがほんのり明るく見えます。脇壇には十六羅漢像が並び、手前には三門を建立した棟梁・五味金右衛門(ごみきんえもん)夫妻の小さな木像。

知恩院 三門 (楼上内部)
知恩院 POST CARD より
何という神聖で濃密な空間でしょうか。息苦しいほどの祈りがひしめいて、こちらに迫ってくるようです。

この後、境内をぐるりと巡り、同じく特別公開中の大方丈で狩野派の襖絵を拝観。国宝の御影堂は現在大修理中で、完成は平成30年度末とのこと。

知恩院知恩院知恩院

GWとはいえこの日は平日。お昼頃京都に着いて、まずは岡崎のオ・タン・ペルデュへ。神宮通の赤い鳥居が見える白川沿いのテラス席でランチを。驚いたことに、テーブルにやってきておねだりをする1羽のスズメが。警戒心が強いはずなのに、よほどグルメなんでしょうか!?
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