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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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勧修寺の杜若 & 京博『南山城の古寺巡礼』・並河靖之七宝記念館

予報が外れて薄雲が広がる先週の水曜日は、京都・山科にある睡蓮の名所、勧修寺へ。こちらは勧修寺と書いて「かじゅうじ」と読む、醍醐天皇が創建された格式のある門跡寺院。でも周辺の地名は「かんしゅうじ」なんですね。

境内の西側に氷室の池を中心とした勧修寺氷池園と呼ばれる池泉庭園があり、平安時代には毎年1月2日にこの池に張った氷を宮中に献上し、その厚さによって五穀豊穣を占ったと言われているそうです。公開されているのは、この庭園のみ。

勧修寺 勧修寺

門をくぐって進むと、書院の前に水戸光圀公が寄進したと伝えられる灯篭が。その周りを樹齢750年というハイビヤクシンが地面を覆うように低く枝を広げています。池では杜若が見頃とは聞いていましたが、黄菖蒲も咲き揃い、睡蓮も咲き始めていました。

勧修寺勧修寺
勧修寺勧修寺

時々日も射し、青葉が美しい。鷺や鴨、カワセミなど鳥たちも伸び伸び。ここではゆっくり時間が流れているようです。

次に向かったのは、岡崎にある並河靖之七宝記念館。昨年末、京都国立近代美術館で開催された『皇室の名品展』で作品を見て感動、ぜひ春季展に訪れたいと思っていました。

 並河靖之七宝記念館並河靖之七宝記念館

明治時代に万国博覧会などで数多く受賞し、国内外で絶賛された格調高く繊細で優雅な並河七宝は、気の遠くなるような工程を繰り返す有線七宝技法により創りだされています。今回の展示は、下画と小ぶりながら細かな図柄に拡大鏡がほしくなる精緻な作品が中心。

並河靖之七宝記念館      並河靖之七宝記念館

こちらの魅力は作品だけでなく、京町家の建物と、七代目小川治兵衛が手がけた琵琶湖疏水を引いた庭園。池に張り出した応接室でガラス越しにお庭を眺めていると、まるでタイムスリップしたよう。何だかとってもくつろいでしまいます。

そしてこの日最後は、京都国立博物館の特別展覧会『南山城の古寺巡礼』。南山城は京都でありながら、土の匂いがするどこか奈良っぽい風情のお寺が多いところですね。いずれも山に囲まれた仏像の宝庫。奈良国立博物館でお目にかかった仏像も結構あったような。

南山城の古寺巡礼南山城の古寺巡礼
 

このお像は定朝様、あちらは慶派とか、一木造か寄木造かとか、印相は何々とか、聞きかじりの知識を総動員し、勝手解釈しながら鑑賞するのもまた楽し 様々な仏像が立ち並ぶ空間には、静謐な空気が流れています。  

それにしても、海住山寺と酬恩庵(一休寺)の寺宝には惹かれますね。いつか木津川沿いをドライブしながら周辺のお寺巡りをしたいと思いました。
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| ◆京都 | 22:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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