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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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東林院の沙羅双樹 & 等持院の半夏生

水曜日は朝から家を出て、京都洛西にある妙心寺の塔頭・東林院へ。毎年この時期『沙羅の花を愛でる会』が催され、一般に公開されています。「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」と平家物語に詠われた沙羅双樹。清らかにして儚くどこか高貴な響き漂う沙羅の花に想いを膨らませて、初めてやってきたのですが。

この日も快晴、ここ数日お天気が続いていました。梅雨時にこんなに雨が降らなくて大丈夫!? と思っていたら、不安は的中…

妙心寺妙心寺

妙心寺の南総門をくぐり、一列に並んだ大伽藍を仰ぎ見ながら、石畳を東林院へと急ぎます。境内には、立派な松の木が青々とした葉を茂らせて、いかにも禅寺らしい風格。受付でお茶券を受け取り、方丈に上がると先にお抹茶をいただきます。お菓子は沙羅の花をイメージした湖月のきんとん。

東林院東林院

一呼吸置いたところで席を移り、いよいよお庭拝観です。ところが!? ああ、何ということでしょう。日照り続きのせいで苔庭は色褪せ、その上には黄色く萎れた沙羅の花が 今年は例年に比べてお花も小さく、朝開花しても夕方散るまでに木の上で枯れてしまうとのこと。法話を伺いながらも、目の前の景色に唖然とするばかり。

東林院東林院東林院

気を取り直して、次は等持院へ。衣笠山の麓、立命館大学の南側なのにカーナビがあっても迷ってしまう、夢窓国師を開山とする足利家ゆかりの静かな寺院ですが、こちらには私が愛してやまない庭園があります。

等持院
 
庭園には二つの池が配され、方丈に面した芙蓉池が陽、その奥にある心字池が陰を表しています。一般にはサツキに彩られた芙蓉池の方が有名ですが、心字池は幽邃で格別の風情です。

等持院 芙蓉池等持院 芙蓉池 

時刻は正午前、気温は既に30℃を超えていましたが、さほど暑さを感じません。心字池の所々で半夏生が咲き、池を囲む木々の緑が幾重にも水面に映り涼やかな眺めです。じっと佇み目を凝らして待っていると、やがて池のふちで小さな水音がして、そこからゆっくり、ゆっくりと波紋が広がって、水面に映った緑を次々と揺らしていきます。

等持院 心字池等持院 心字池 

それはまるで深山幽谷に迷い込んだような錯覚を覚える不思議な光景。深淵を思わせる濁りのある池と手入れの行き届いた木々、それに池に放たれている真鯉が魅せる絶妙のパフォーマンスです。これほどくっきりと美しい波紋は他に類を見ないのではないでしょうか。ひとり悦に入り、お庭を一周。

このあと急いで千里に戻り、スポーツクラブで一通りメニューをこなして帰宅し、お干菓子で一服。お皿の上できれいな沙羅双樹のお花が咲きました

東林院   東林院
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| ◇京都 | 20:40 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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楊谷寺の紫陽花 & 大山崎山荘美術館『野口哲哉展』

梅雨というのに快晴の先週金曜日は、京都西山界隈へ。まずは、名神大山崎ICを降りて真新しい京都縦貫道の側道から、うねうねした山道を上がって楊谷寺へ向かいます。何でも開祖の僧都が、夢のお告げにより柳の生茂る溪谷の岩の上に観音菩薩を見つけたということで、柳谷観音としてお祀りされています。

楊谷寺

山門をくぐり本堂に。残念ながら御開帳日ではないので観音様は拝めません。左の方にまわると、水琴窟や斜面に造られた庭園があり、奥ノ院まで長い登りの回廊が続いています。紫陽花もちらほら。奥ノ院前庭の池には、モリアオガエルの大きな産卵泡がいくつも木の枝にぶら下がっていて、さらに近くの紫陽花の葉っぱの上には本体が

楊谷寺楊谷寺
楊谷寺楊谷寺 

帰りは、現在27種4500株が植えられている参道・あじさいのみちを下っていきます。満開まであと少し。洛中にはないローカルな味わいの、ちょっとひなびたのどかな感じが心地好いお寺でした。6/28(土)・6/29(日)の2日間、『あじさいまつり』が開催されるそうです。

この後、小倉山荘竹生の郷にあるカフェでランチを。ここではデザートをぐっと我慢します。食後は、近くにある京都市洛西竹林公園へ。高台にあるきれいに手入れされた広い庭園で、普段なかなか目にしない珍しい竹が出迎えてくれます。ですが、「ヘビに注意」の看板や苦手な虫のせいで、途中から足が前に進まず早々に退散

京都市洛西竹林公園京都市洛西竹林公園

そして、最後はアサヒビール大山崎山荘美術館へ。駅前のコインパーキングに車を停めて急坂を上ると、美術館に着く頃にはドッと汗が。とりあえず2階のオープンカフェに直行し、コーヒーとケーキから。このロケーションはいつ来ても最高! これだけで来た甲斐があったと思わせる開放的で魅力的な眺望です。

大山崎山荘

汗が引いたら階下の展示室へ。『野口哲哉の武者分類(むしゃぶるい)図鑑』と題された、30代半ばの作家が造る過去と現在が交錯した鎧武者が並んでいて、何とも言えない独特の世界観です。精巧だけれど、五月人形のような職人気質な鎧ではなく、現代的なフィギュアですね。

大山崎山荘

池に浮かぶ睡蓮はまだつぼみ、日差しの眩しいお庭では、紫陽花と共に半夏生が白く色づいていました。

大山崎山荘大山崎山荘

| ◆京都 | 01:42 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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保津川下りと嵯峨野散策

梅雨の晴れ間に京都観光の定番、保津川下りへ。千里から車で新御堂筋を北上、箕面グリーンロード経由でR423を走り、のどかな里山の景色を楽しんでいると40分ほどで亀岡に到着。オフシーズンかと思いきや、意外にも乗船場は結構混み合っていました。

亀岡から嵐山まで約1時間40分の船旅ですから、今回紫外線対策は、UVカットの手袋と長袖パーカー、ネックカバー兼用のフェイスカバーに大きめのサングラスと、見た目かなり怪しい感じですが、ガードは万全です。

最前列に乗り込むと、後ろはほとんどが外国人。船頭さんと向かい合って、ギコギコという櫂の音をBGMに、渓流を渡る爽やかな風と心地よい船の揺れに身をまかせて、渓谷の自然を満喫します。油断すると、時々しぶきがバシャーン、マイナスイオンを頭から浴びて大喜び

保津川下り 

鶯の声が響き、岩の上には河鵜、川岸にはのんびりと草を食む鹿の姿が。ところどころ岩肌を覆うように岩ツツジが咲いて、緑の中で朱色が映えます。前日に雨が降ったせいで水量は多いものの、船頭さんが巧みに竿を操って曲がりくねった保津川の岩スレスレに下っていくのはスリルありますね。

保津川下り保津川下り
保津川下り保津川下り

あっという間に嵐山の渡月橋が見えてきました。下船後は、着船場にほど近い松ヶ枝で、苔庭を眺めながらお豆腐のランチを。そのあとは竹林の小径を通って、小倉山の東麓にある常寂光寺と二尊院へ。

嵯峨野 竹林の小径嵯峨野 竹林の小径

どちらも藤原定家ゆかりの地に建てられた紅葉の名所として知られる風情ある寺院です。この時期は、何といっても境内を彩る鮮やかな青もみじが見事で、苔の緑と重なり合ってしっとりと美しいこと! とっても癒されます

常寂光寺常寂光寺
二尊院 紅葉の馬場二尊院 紅葉の馬場

帰りは、嵯峨駅から赤いトロッコ列車のオープン車両に乗って再び亀岡へ。ガタゴトといくつものトンネルを抜け橋を渡って、今度は保津川を上から眺めながらダイナミックな渓谷美に見とれていると、たったの25分であっけなく終着駅に到着。これにて本日の予定は終了です。

トロッコ列車 ザ・リッチ号 保津川保津川

川下りでも散策でも、よく見れば昨年9月に嵐山を襲った台風の爪痕らしきものが残っています。あの時TVで目にした痛ましい台風被害を思い起こすと、ここまで復旧された多くの方々のご努力を窺い知ることができ、感慨深いものがありました。

| ◇京都 | 16:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フィットネス再開

ブログ更新がままなりません。体調が悪いわけでも、不幸があったわけでもなく、5月末から1年半振りにスポーツクラブに通い始めたからです。週に2~3回、スタジオプログラム+ウォーキング+ウエイトトレーニングで3時間ほどたっぷり汗を流しています。

先日葛城山に行ったとき、運動機能の低下と我が身の重たさを実感 これは何とかせねばと、手遅れになる前にフィットネスを再開し、同時にダイエットも敢行。奮発して新しい体組成計を購入しました。

近頃の体組成計は賢いですね~ 乗るだけでSDカードに記録されて、PCで測定データをグラフ表示できるようになっています。これなら1日に何度も乗ってみたくなるから不思議。今のところ順調にグラフは少しずつ右下がり 我慢してまずいプロティン飲みながら、大好きなパンを控えています。

その間、オッペンのばら園に行ったり、アットホームホスピスの市民講座で柳田邦男氏の講演を聴講したりしましたが、大半は某国立博物館のボランティア応募書類の作成にかかりっきりでした。

ようやく一段落したので、またぼちぼちブログ更新いたします。

| 未分類 | 02:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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春日大社 朝拝と本殿前特別参拝

春日大社 南門

清々しい朝の光に包まれた直会殿(なおらいでん)の床に座し、鳥たちのさえずりだけが聞こえる静寂の中で、昔と変わらぬ朝のお参りが始まるのを畏まりながら待っていました。間もなく神職の方々が来られて、祭壇に向かい二拝二拍手一拝、続いて「大祓詞」という祝詞を唱えます。これを三度繰り返し、四柱の神々様・春日皇大神に人々の繁栄と幸せを祈願するのが朝拝と呼ばれるご神事。

紙に書かれた慣れない祝詞の難しい文字を一生懸命目で追いながら、無心になって声を上げ、深く頭を下げて手を打ちます。最後にご神山・御蓋山(みかさやま)を拝礼し、伊勢神宮を遙拝。意味など何もわかりませんが、こうして生かされていることが有難く思える神聖な時間です。

藤原氏の末裔にあたる花山院弘匡宮司さんからご挨拶があり、そのあと宮司さんらの後ろについて歩いていくと、古い石燈籠が立ち並ぶ道の先には、若宮神社を始めとするいくつもの摂社・末社がお祀りされていました。柔らかい木立の霊気に包まれて、心穏やかにそれぞれの小さな神社をお参りします。

春日大社

お参りを終えて宮司さんらが戻られた後も、若手の神主さんから若宮神社周辺の説明があり、ゆっくりご本社に戻ると南門を入ったところで巫女さんからお神酒をいただきます。9時少し前から始まって小1時間。そして10時半からは、ご本社の回廊内を神主さんが案内してくださる本殿前特別参拝に参加。

奈良時代に称徳天皇の勅命を受け藤原氏によって創始された春日大社は、神仏習合思想のもと藤原氏の氏寺・興福寺と一体となって勢力を誇っていたそうですね。春日大社といえば、回廊の朱塗りの柱に釣燈籠。檜皮葺の中門から左右に鳥が翼を広げたような御廊は特に優美です。

春日大社 回廊春日大社 回廊春日大社 回廊

春日大社 中門

朝拝には私たちの他に確か6、7人の一般の方がおられたと思うのですが、そのあとは私たちを含めて3人のみ。申し訳ないような贅沢な時間を堪能しました。

春日大社をあとにして、水谷茶屋でちょっと休憩を。修学旅行生でいっぱいの表参道を通って、次は奈良国立博物館へ向かいます。

水谷茶屋

| ◇奈良 | 22:50 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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