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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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書きこぼしなど

早いもので、お盆も明日が送り火。今週初めにお墓参りを済ませ、お盆の入りには迎え火代わりの蝋燭に火を灯して、あの世から戻った母と過ごしています。
さて半月のご無沙汰で、書きこぼしがいろいろと。ここで、簡単に書き記しておくことにします。

・西宮市大谷記念美術館 杉浦康益展

リニューアルオープンしてから初めての訪問。街中の、しかも阪神高速や国道43号線傍にあっても尚、閑静で瀟洒な佇まいです。玄関前では、この炎天下に写生する人たちの姿も。

『陶の博物誌―自然をつくる』と題された展覧会は、岩肌が本物と見まごうばかりの陶の岩や、陶で精緻につくられたパーツをさらに細密に組み合わせてつくられたひまわりやしゃら(=娑羅双樹)など、朽ちる手前の花や木の実の、限りある生命を愛おしむかのような作品が並び、色彩を排除したモノクロームに近い表現もどこかストイックで、異彩を放っていました。

杉浦康益展


・香雪美術館 応挙と円山四条派

ソチオリンピックの頃は羽生結弦選手人気の影響で、一躍有名になったお隣の弓弦羽(ゆづるは)神社の境内も今はひっそり。社務所に断りを入れて車を停めます。

一体応挙は、生涯にどれだけの孔雀を描いているのでしょうか。いつ見ても微妙に違う応挙の華麗な孔雀図ですが、こちらは彩色の状態が良くて色鮮やか。今回は特に息子・応端の『牡丹孔雀図』に注目。まるで宝石のように玉虫色に光る孔雀の首から目が離せなくなりました。

いつもながら、小ぢんまりと内容充実。後期展示期間のため、鯉魚図が見られなかったのが残念でした。

応挙と円山四条派


・ミホミュージアム 夏季特別展 二つの綴織

狩野芳崖の最高傑作『悲母観音図』と、昭和24年に焼失した法隆寺金堂壁画のうちの『半跏思惟像』を基に、川島織物セルコンが技術の粋を尽くして織り上げた綴織の作品を中心とする展覧会です。たった2度、京都・市原にある本社に伺っただけですが、すっかり私は川島織物セルコン贔屓。その折に、京都織物文化館と工場を見学、長い歴史と伝統に圧倒されました。

夏季特別展 二つの綴織

今回は展示数も少なく、内容的にはちょっと物足りないけれど、意外にも来館者はそこそこ。深い緑に囲まれた山奥にある美術館には、わざわざでも行きたくなる清浄な空気が流れていてホッとできるからでしょうか。

ミホミュージアムミホミュージアム
ミホミュージアムミホミュージアム

| 美術館・博物館めぐり | 22:10 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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