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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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なら瑠璃絵 2015

夜の奈良は闇が深い。日中の大らかな明るさが消えるころ、森閑とした闇が広がり、1300年の古から何ものかが息を潜めてこちらをうかがう気配がする・・・

土曜日は『しあわせ回廊・なら瑠璃絵』の最終日。春日大社・興福寺・東大寺を含む奈良公園一帯で開催される光の祭典は今年で6回目。厳しい寒さの中、バレンタインデーまでの1週間、幻想的でロマンティックな灯りがともります。

近鉄奈良駅に着いたのは点灯直前の18時前。駅周辺はすでに混雑のピークが過ぎているようでした。改札を出たところで配布されていたチラシを受け取り、誘導員の案内に従って興福寺からスタート。ライトアップされた東金堂と五重塔の荘厳な佇まいに心を残しながらも、限られた時間内にとりあえずぐるっと一巡りしたいので、先を急ぎ超高速で移動します。

なら瑠璃絵 なら瑠璃絵

奈良国立博物館前を抜けて東大寺へ。南大門の金剛力士像も昼間より迫力があります。中門越しにライトアップされた壮大な大仏殿を拝観すると、開かれた観相窓から大仏様のお顔が。泰然とした慈悲の眼差しを向けていらっしゃいました。すぐ横の鏡池で、霧をスクリーンにして映像を映し出す幻想的なウォータープロジェクションを鑑賞。

なら瑠璃絵なら瑠璃絵なら瑠璃絵
なら瑠璃絵なら瑠璃絵

次に、光のオブジェがそこここに点在する春日野園地を通って、奈良県新公会堂へと向かいます。花たんざく代を払って、瑠璃色のイルミネーションが埋め尽くす庭園の『冬七夕ロード』へ。ウインターイルミネーションで有名な三重県なばなの里のミニ版とでも申しましょうか。本当に夢のようにきれい。

なら瑠璃絵
なら瑠璃絵なら瑠璃絵
なら瑠璃絵なら瑠璃絵

新公会堂を出ると時刻は19時15分。誘導員に促され春日野園地でライブを聴きながら、奈良公園バースデー花火が始まるのを待ちます。1月の若草山焼きに続いて今年2度目。冷え切った夜空に上がる冬の花火は、殊のほか胸に沁みますね。

その後、急いで春日大社へ。暗い参道を足元に気を付けて進みます。万葉植物園では『イルミ奈~ら』も開催されていましたが、時間の都合で割愛。二之鳥居をくぐって着到殿に着くころには、夜神楽は終盤を迎えていました。

なら瑠璃絵
なら瑠璃絵なら瑠璃絵

土の匂いがする素朴な音と獅子舞。演じる人も観る人も温かい、そこは明りに照らし出されちょっとした異空間でした。演者に見送られて着到殿を出ると、時刻は20時半近く。春日大社の本殿も拝観したいけれど、参道を駅に向かって引き返します。最後に興福寺のアートプロジェクションを鑑賞して終了。

溢れる色とりどりの鮮やかな電飾の光を見ているはずなのに、何故か、その背後にある漆黒の深い沈黙の闇が心を捉えて離さない、そんな奈良の夜でした。

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| ◇奈良 | 19:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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三代澤康司のドッキリ!ハッキリ!クラシックです♪

京都・南座の翌日は、大阪のザ・シンフォニーホールへ。ABCラジオの人気番組『ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です』のパーソナリティーがエスコートする、大人のためのロシア音楽入門~北の大地に眠る美しきロマン~と題されたクラシックを。

どっきり!

真冬になると、凍てつく寒さの中で聴きたくなるのは、ロシア音楽やシベリウスですね。重厚かつ壮大、しかもドラマチックで圧倒的な迫力。極寒の地に閉じ込められていたエネルギーが、熱い塊となって嵐のような激しさで胸元まで迫りきて、気が付けば興奮のるつぼ。

演奏は大阪交響楽団、指揮は常任指揮者の寺岡清高さん。ピアノは、酒井有彩さんと”左手のピアニスト”智内威雄さん。打楽器とシンバルの音が熱狂に拍車をかけますね~いい仕事してます。

入門編なので、誰もが知っている名曲のサビ(?)部分をちょこっとずつ。もっと聴かせて~という気持ちが後を引きます。サービス精神旺盛な三代澤さんは、開演20分前からトークを開始、曲の合間もロシア音楽について熱心に解説しておられましたが、コサックの扮装は必要だったかしらん?!

      <プログラム>
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」“だったん人の踊り”(抜粋)
ハチャトゥリアン:剣の舞
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」より
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」より
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番より 第1楽章
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
プロコフィエフ:バレエ音楽 「ロメオとジュリエット」 より
       “モンタギュー家とキャピュレット家”
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲 「展覧会の絵」より
       “バーバ・ヤーガの小屋”“キエフの大門”

| クラシック | 23:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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西本智実プロデュース 座オペラ in 南座 2015

『日本の伝統美と西洋音楽の華麗なる融合』という魅惑的なキャッチフレーズを過信し期待が大きすぎたせいでしょう、確かに『こんなオペラ見たことない!』というのは本当でしたが・・・

蝶々夫人

オペラ『蝶々夫人』は、京舞井上流五世家元・井上八千代氏さんの振付で、祗園の芸舞妓衆が出演する京都ならではの演出が話題を呼び、昨年に引き続き今年2日間の再演。31日(土)4時からの開演直後、花道から登場した祇園甲部の綺麗どころのあまりの美形揃いには正直見惚れました。

しかし、やはりオーケストラピットがない南座でのオペラというのは無理がありましたね。舞台右半分がオーケストラ、ほぼ左半分で歌と演技。スケールが小さすぎて、これでは『蝶々夫人』の世界観が伝わりません。

ヒロインの蝶々夫人は熱演・熱唱でしたが、ピンカートンは超が付くほどの立派な体格に似合わず声量もなく細い声。しかも本当に役柄を理解しているのかと疑いたくなるほど恐ろしく演技が稚拙。

今回は2階左席だったため、一等席にもかかわらず身を乗り出しても半分ほどしかオペラが見えないという不運も重なって満足度は低く、ブツブツぼやきながら小雪の舞う京都をあとにしたのでした。

| オペラ | 07:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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