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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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京都大原の里 のんびりお寺巡り

とある秋晴れの朝、洛北に向かって車を走らせます。これまで何度か訪れているのに、何故かほとんど記憶に残らなかった大原の里を、今日はじっくり歩いてみる予定。木漏れ日の中、呂川沿いの坂を上がっていきます。紅葉にはまだ間があるせいか人影はまばら。

大原 呂川  大原 律川

律川を渡って、まずは勝林院へ。山門からまっすぐ伸びた参道の先に、杮葺きの重厚なお堂が見えます。こちらは、平安時代中期に大原魚山流声明の根本道場として建立された天台宗のお寺。宝泉院や実光院は、勝林院を本堂とする坊(僧房)とのこと。

勝林院

正面には若々しいお顔で金色に輝くご本尊・阿弥陀如来坐像。その御手に繋がる五色の綱に触れてご縁を結びます。奥でひっそり佇む十一面観音菩薩像は、子を想う母のような慈愛に満ちた眼差しで、萎み気味の胸や差し出すような手のひらもどこか優しく、ことのほか心に沁みました。

勝林院

次に宝泉院へ。平成に造られたというお庭・宝楽園を散策。客殿では盤桓園を眺めながらお茶とお菓子をいただき、かの有名な額縁庭園を楽しみます。樹齢700年の五葉松が四方に枝を伸ばし、見上げれば山のような姿。客殿の外から見ると、確かに近江富士のようですね。

宝泉院宝泉院
宝泉院宝泉院宝泉院

宝泉院

続いて実光院へ。こちらも客殿から見えるお庭は額縁絵。庭園を歩くと、草花がたくさん植えられていて、もう不断桜が花を咲かせていました。

実光院実光院実光院
実光院

実光院を出て、ふと見ると御陵の門が開いています。こちらは後鳥羽天皇・順徳天皇 大原陵。偶然にも宮内庁の方がおられ説明を聞くことに。陵墓は近畿地方を中心に、北は山形県から南は鹿児島県まで458箇所あるそうで、そのうちの1府6県・151箇所を月輪陵墓監区事務所が管理されているそうです。知人に墓マイラーがいます。何が楽しいのか未だわかりません。が、何か神聖な場所です。

後鳥羽天皇・順徳天皇 大原陵

そして、大原といえば三千院。この辺りはちょっと賑やか。呂川と律川に囲まれた広い境内は青々とした苔が美しく、どこから見ても絵になる風景。こちらは最澄上人が延暦寺建立の際に草庵を結んだのが始まりとか。

三千院
三千院
三千院三千院三千院

今回一番のお目当ては、何といっても往生極楽院の『阿弥陀三尊像』。来迎印を結んだ阿弥陀如来が、迎えに立ち上がろうと腰を浮かして前かがみの観世音菩薩と勢至菩薩を左右に従えて、まばゆい光を放ちながら往生者を極楽浄土へと導くお姿。もう案ずることはないよと、苦しみから救い上げてくださるのです。

三千院 阿弥陀三尊像(パンフレットより)
三千院パンフレットより
三千院三千院三千院

呂川沿いの坂道を下ってバス停まで戻り、最後に寂光院へと向かいます。途中の雲井茶屋で遅いお昼ご飯を。ちなみにここの白みそアイスは濃厚で私好み。のどかな田園風景を抜け石段の下から見上げると、もみじのトンネルの向こうに山門が見えてきました。

寂光院
寂光院

こちらは聖徳太子が創建された尼寺とのこと。2000年に発生した火災のニュースは大変な衝撃で、ご本尊の痛ましいお姿が目に焼き付いています。現在は復元された本堂に、これまた見事に復元された鮮やかなご本尊・六万体地蔵尊が安置され、深い緑に包まれて何事もなかったかのように静かで穏やか。よかった。。 

高倉天皇皇后 大原西陵高倉天皇皇后 大原西陵

建礼門院は第三代の院主。源平の戦に破れて壇ノ浦で滅亡した平家一門と、我が子安徳天皇の菩提を弔い、終生をこの地で過ごされたそうです。お隣にある建礼門院の御陵・高倉天皇皇后 大原西陵にもお参りして、本日の予定を無事終了。大原の里を満喫しました。
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| ◇京都 | 07:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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角屋もてなしの文化美術館『太夫の舞 鑑賞会』 & 修学院離宮参観

先週土曜日は、幸運にも10日前に参観の予約が取れた修学院離宮へ。何度か訪れているけれど、今回は従兄夫婦の案内に。連日の秋晴れに比べると幾分雲は多いものの時々日が射して、どうやら雨の心配はなさそうです。

今回参観は15時から。早めに着いたので、最寄りのパーキングに車を停めてから、近くの赤山禅院(せきざんぜんいん)へ。鳥居をくぐるとすぐ山門が!? 参道の両脇は一面苔に覆われ、見上げれば幾重にももみじが茂っています。紅葉の頃はさぞや美しかろうと想像せずにはいられません。平安時代に創建された延暦寺の塔頭とのこと。平安京の東北にあり表鬼門に当たることから、皇城の表鬼門の鎮守として赤山大明神も祀られているのですね。(撮るの忘れた

修学院離宮に着く頃には、汗ばむような強い日差し。案内係の方を先頭に、まず御幸門をくぐり下離宮から。この下離宮を出るとパッと視界が開け、間近に迫る比叡山を背景にして、御馬車道といわれる松並木が目の前に現れます。

修学院離宮

松並木を歩いて中離宮、再び松並木の緩やかな坂を歩き上離宮へと向かいます。

修学院離宮

そして、頂上にある隣雲亭まで石段を上りつめて振り返ったとき、突然眼下に広がる予想もしない景色に誰もが感嘆の声を上げるのです。

修学院離宮

すぐ目の前には穏やかな水を湛えた優美な浴龍池(よくりゅうち)、その向こうに洛北の山々。視線を移すと、洛中の街並みがやや霞んで見えて、遠くには西山。まるで絵巻物のような風情。とりわけ夕景は素晴らしい。

修学院離宮修学院離宮

下・中・上のどの離宮にも山からの水が流れ、絶えず水音が聞こえて清々しく、雄大でありながら雅。後水尾上皇が愛された宝石のような自然を堪能し、修学院離宮をあとに。(詳しくは宮内庁の動画で ⇒ コチラ

時間調整の後、島原へ。正式名称は西新屋敷ですが、こちらに移転の際、島原の乱のような大騒動となったことから、こう呼ばれるようになったそうです。とりあえず先に晩ごはんを、美味しいお魚を目当てに近くの宮武で。水産会社直営の質と、夜でも驚きの料金で大満足。

そして、いよいよ角屋もてなしの文化美術館へ。こちらは江戸時代から続く揚屋(今でいう高級料亭)でしたが、現在は重要文化財の指定を受け、美術館として春と秋に公開されています。この日の予約は8時から。『秋季鑑賞会』で、太夫の舞踊が披露されることになっています。

受付を済ませて展示室を覗いたら、1階の一番奥にある松の間に。15名の参加者が席に着くと、15世の当主で館長の中川氏からご挨拶があり、間もなくすっと襖が開いて、一同が固唾を呑んで見守る中、八千代太夫に扮した京舞篠塚流の踊り手による地唄舞『茶音頭』が始まりました。

角屋秋季鑑賞会

角屋秋季鑑賞会

何と言いましょうか、この凛とした空気は。近寄りがたい格調の高さです。微動だにせず見入っていると、いつの間にか舞が終わり、見事な所作で裾を引きながら大夫は襖の奥へ。短いような長いような濃密な時間でした。

振り返ると開け放たれた廊下から見えるお庭には、ライトアップされた臥龍松が浮かび上がっています。この後、係りの方の案内で2階の特別公開のお座敷を見学。緞子(どんす)の間、翠簾(みす)の間、扇の間、檜垣(ひがき)の間、青貝の間と、いずれも当時の繁栄振りが窺える贅を尽くした豪華なつくり。(2階は不可)

角屋秋季鑑賞会

1階に下りたら、網代の間に設えた呈茶席でお茶を一服。赤い着物姿の2人の禿(かむろ)がお運びをしています。最後に、その昔様々な饗宴を支えた大きな台所を見学して終了。舞踊中やお茶席でははNGでしたが、それぞれ撮影タイムが設けられていたのは嬉しかったですね。

角屋秋季鑑賞会  角屋秋季鑑賞会

友人や親類を案内して、今年はこれでもう4回目。知られざる格式ある島原の文化に触れると、例外なく皆一様に感激するのが面白い。でも、いつも一番楽しんでいるのは私自身かもしれませんけど。

| ◇京都 | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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京都国立博物館 特別展覧会 『琳派 京を彩る』

琳派誕生400年記念として、今年後半の最大にして最高の見どころ『琳派 京(みやこ)を彩る』が、今月10日から京博の平成知新館で開催されています。

琳派 京を彩る1

本阿弥光悦が京都の洛北・鷹峯に芸術家を集めて『光悦村』を作ったのが、今から400年前。後に『琳派』と呼ばれる異色の様式が誕生します。驚くのは、本阿弥光悦・俵屋宗達 → 尾形光琳・乾山 → 酒井抱一と、それぞれ100年の時空を超えて()引き継がれていったという奇跡のようなストーリー。

それは師弟関係を持たない心からのリスペクトから始まり、それこそが琳派発展の源。熱い想いを感じさせますね~

大胆で斬新、しかも色彩鮮やか。国宝5点・重文36点という、琳派の生まれ故郷で初めて開催される大規模展です。そして、10/27(火)~11/8(日)は、宗達・光琳・抱一の『風神雷神図屏風』3作品が同時に展示されます。抱一を知らない光琳が、光琳を知らない宗達が、この京博で出会うのです。

まず、京博の南門から平成知新館に入ったら、左手のグランドロビーにある入場カウンターへ。誘導に従って、そこからエレベーターで3階まで上がります。3階は光悦の書や陶芸・漆芸を中心に、宗達との共作など。全長13.56mの『鶴下絵三十六歌仙和歌巻』は全巻初公開。

順路に沿って西側の階段を下り2階へ。おおー これぞ琳派という圧巻の屏風絵が、ズラリとまばゆく立ち並んでいるではありませんか。ここはじっくり味わいたいところです。

順路では、2階東側の階段を下りて1階へ行くのですが、東側から展示室を出ると、エレベーターの斜め向かいにレファレンス(資料検索)コーナーがあり、会期中は京博ナビゲーターが『琳派デザインに挑戦!』というミニワークショップを開催しています。
琳派ワークショップ3

琳派の構図についてちょっとした説明を聞いたら、扇面や団扇がプリントされた用紙を受け取り、琳派にちなんだ8種類のスタンプと5色のインクを組み合わせて、琳派の絵師になったつもりでデザインしてみましょう。単純なようで結構難しく、コレ、意外とハマります 先着300名受付で、無料なのも◎

1階に下りると、光琳・乾山を中心とした掛物や陶芸・漆芸等々が。そして100年後にバトンをつないだ抱一や鈴木期一らの色鮮やかな屏風絵がトリを飾ります。

午前中は特に来館者が多く、展示室の混雑緩和のための入場制限もあり、グランドロビーに長い列ができています。待ち時間に日経新聞発行のタブロイド判広告紙を読んで予習というのはどうでしょうか。入口左手に置いてありますからお忘れなく。

今回、土日祝には公式キャラクター・トラりんが登場! ミュージアムショップも拡張されて充実しています。午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)ですが、会期中の毎週金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)なので、夕方からもゆっくり観覧できますね。帰りは西側にある重要文化財の正門から出てみては。振り返ると、噴水の向こうに明治古都館が美しく映ります。

11月23日(月・祝)まで。詳しくは公式サイトをご覧ください。⇒ コチラ

| 京博ナビゲーターだより | 22:18 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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遠ざかる8月の炎天

9月を待たずに、季節が急転。足早に去っていったこの夏を振り返ります。

京都迎賓館参観

数年前、TVで紹介番組を見てから、絶対行きたい!たとえ姑息な手段を使っても何とか潜り込めないものかと念じていたところ、年に1回参観が実施されていると知り応募。昨年は落選するも今年は当選、晴れて参観が叶うことに。

当日京都は、最高気温39.1度を記録する猛暑。まずは1時からフォーチュンガーデン京都でランチを。京都市役所の北側にあるレトロな島津製作所旧本社ビルを生かした意外とリーズナブルなレストランです。

食後、このジリジリ焼けつく日差しの中、高瀬川沿いを散策。そして、いよいよ京都御苑内にある京都迎賓館へと向かいます。

今年は8月2日(日)~11日(火) に実施、10日間で合計13,000人が参観するということです。予め時間帯が決められていますが、時間内であれば自由に自分のペースで参観が可能。要所要所に説明係の方が立ち、過不足のない応対でした。

京都迎賓館 エントランス京都迎賓館京都迎賓館 截金
京都迎賓館
京都迎賓館

一番見たかったのは、人間国宝の故・江里佐代子さんが命を削るかのように製作した截金の大作。そして、長さ12メートルの漆の一枚仕上げの座卓と、同じく長さ12メートルの節のない杉の一枚板で造られた天井、川島織物セルコンや龍村の綴れ織り等々、数え上げればキリがないくらい様々な匠の技。

京都迎賓館京都迎賓館
京都迎賓館京都迎賓館京都迎賓館

建物自体はシンプルで、これ見よがしの派手派手しさがないせいか、一見して豪華という風ではありません。そういうものは西洋の物まねに過ぎず日本の伝統ではないからでしょうね。奥ゆかしく落ち着いた京ならではの空間です。

お庭の池には、新潟の山古志村から来たという錦鯉が優雅に泳いでいました。鮮やかな色にくっきりした模様が本当に美しく印象的。

◎政府インターネットテレビ「京都迎賓館」をご覧ください。⇒ コチラ

映画「ザ・テノール 真実の物語」&トークと演奏会

4月に引き続き、ザ・シンフォニーホールで104歳を迎えた日野原重明氏プロデュースの第2弾。甲状腺がんで声を失いながら日本人医師の手術で奇跡の復帰を遂げた韓国のテノール歌手、ベー・チェチョルさんを主人公とした日韓合作映画が上映されたあと、日野原氏や手術を担当された京大名誉教授である一色信彦氏のトークがあり、最後にベーさんの歌を聴きました。

奇跡の歌声に乗せて愛と生きる力をあなたに

感動的ではありますが2度目となると冷静になり、マイクを通して聴こえる歌声はどこか痛々しく、こうした支援なくして続けられるか余計な心配をしてみたり、これをもって日韓のわだかまりを払拭するかのような世界平和の提唱にちょっと違和感を覚えたり。

ミホミュージアム「若冲と蕪村」

京の都では琳派四百年を記念した各種イベントが開催される中、あえて生誕三百年という同い年の天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村をテーマとするあたりはさすが辻惟雄館長、などと勝手解釈しつつ滋賀・信楽方面へ。

若冲と蕪村若冲と蕪村若冲と蕪村

展示は素晴らしいけれど、代表作はほとんど観たことがあるものばかりで、贅沢な’おさらい会’みたいな感じと言えなくもない。近頃は蕪村の方が好みかも。

銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)

ミホミュージアムの後、野洲町にある銅鐸博物館へ。周辺は弥生の森歴史公園となっていて、古墳や復元された穴式住居が。高さ135センチという日本最大の銅鐸がお目当てだったのに、実物は東京国立博物館が購入し所蔵、こちらではレプリカを展示しているのだとか。

野洲銅鐸博物館パンフレット
銅鐸博物館パンフレットより
展示数が多く、また展示にも工夫があり、銅鐸への愛が感じられ楽しめる内容なんですけど、土曜日というのに来館は私たち以外1組のみ。う~ん、やっぱりちょっとシュールすぎるかな~

奈良・東大寺万灯供養会と春日大社中元万燈籠

お盆に夜一人で出掛けるのは何だかちょっと気が引けるし、日中の暑さにも恐れをなして、ズーッと行きたいと思いながらも毎年行けなかったけど、今年はエイヤッと出掛けてみました。

近鉄奈良駅を降りて、ひがしむき商店街を抜け三条通りを東へ。右手に猿沢池を見て春日大社の一之鳥居をくぐり直進、まずは戦没者の慰霊祭が行われている飛火野へ。慰霊祭が終わる8時頃、こちらでも点火されて炎が上がる中、見上げれば高円山に大文字が浮かび上がります。

盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺
盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺
盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺

送り火を見届けた後は、暗い参道を歩いて春日大社へ。何度も参拝しているのに、やはりこの日は特別、としか言いようがない幻想的な燈籠の灯りに、温かく包まれて心がほどけます。きっと一緒に来てるであろう家族や先祖の霊も、さぞかし慰められているはず。

盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺
盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺

続いて足早に東大寺へと向かいます。ライトアップされた南大門で金剛力士像に軽くご挨拶したあと、中門を左に回って西廻廊の入口から中へ進み、大仏殿を正面から眺めて思わず息を呑みました。

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人々の祈りが光の帯となって大仏さまへと繋がっています。何て荘厳なんでしょうか。灯籠に込められたたくさんの想いが、瞬きながら天に向かって昇華していくかのようです。

盂蘭盆会 春日大社&東大寺盂蘭盆会 春日大社&東大寺

お線香の煙が立ちこめる大仏殿では、低く読経が響く中、柔らかな光に照らされた大仏さまのお顔がいつもよりお優しい。その大きな懐に抱かれているような心地よさに、思わず時間を忘れてしまいました。

気がつけば、時刻は10時前! 主を待つ唯一の家族のもとにダッシュで帰宅。

大阪交響楽団 第87回名曲コンサート

ザ・シンフォニーホールで開催される「珍しい楽器の協奏曲シリーズ」と題した演奏会の5回セット券を購入しています。今回の楽器はハープ。じっくり音色を聴くのは初めてです。ゲスト奏者は、USA国際ハープコンクールで日本人初の銀メダルを受賞したという若き女性。

ハープが奏でる様々な音色、優雅な調べ… 演奏は素晴らしい、けど実に惜しい。ハープのイメージを覆す、その体育会系的な外見と所作。年配客は目を丸くしていました。演奏者もビジュアルは大事ですね。

◇モーツァルト    交響曲 第35番 ニ長調「ハフナー」 K.385
◇ヘンデル      ハープ協奏曲 作品4-6 変ロ長調            
◇メンデルスゾーン  序曲「フィンガルの洞窟」                
◇モーツァルト    交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」 K.504   


高野山大学フジキン小川修平記念講座 講演会

「宇宙の摂理への想い」などという壮大すぎるテーマを、科学と宗教の視点から語られる講演会が、今年は中之島の大阪国際会議場で開催されました。

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理解度はさておき、日頃聞いたことも考えたこともないような講演内容は、年に一度の軽い電気ショックのようなもの。難しいけど、キラリと光る言葉に出会えたりします。今回は一部レジュメも配布され復習に役立ちました。

『仏教などの宗教と近代科学の共通点は、宇宙あるいは自然界のさまざまな現象をあるがままに把握し、その現象にある事実性を原理としていることである。ただし、近代科学においては、その事実性は、普遍的必然的因果法則として示されることになるが、仏教などにおいては、その事実性の語っている・明らかにしている意味を観念的に取り出し、すぐれた智慧として悟ることになる。(高野山大学名誉教授 村上保壽氏)』 

| 関西のたからもん | 00:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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