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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016

今年も春日大社・興福寺・東大寺の三社寺に奈良博を含めた奈良公園一帯で、ライトアップイベント『なら瑠璃絵』が始まりました。真冬とはいえ風もなくまずまずのお天気というのに、初日8日は何故かもの静かにひっそりと開幕。昨年一人で訪れて意外に楽しめたので、今回は友人らと一緒に。

2016 なら瑠璃絵

この日は午後からゆっくり奈良へ。春日大社の駐車場に車を停めて、朱色も真新しい二の鳥居へ。参道ではクレーン車を使って傷んだ大木の枝を切り落としていました。その足元では、鹿さんらが群がり落ちた葉をムシャムシャ。14時から『二十年に一度 御仮殿特別参拝と御蓋山浮雲峰遥拝所参拝』という有料特別企画に参加します。

案内してくださるのは神職かと思いきや、うら若き巫女さん。およそ1300年前、四柱の神々さまをお祀りして創建された春日大社では、第六十次式年造替が行われています。式年(=定まった一定の期間) 造替(=社殿を造り替える)とは、本殿の位置を変えずに建て替えや修復を行うこと。神々さまは一時的に移殿にお遷りになりますが、修復が終われば元の本殿にお還りになります。

なら瑠璃絵 春日大社なら瑠璃絵 春日大社なら瑠璃絵 春日大社

この期間何度も何度も参拝しているので、案内の内容はほとんど耳にタコ。でも、この連綿と続く壮大な行事を身近な人にこそ紹介したくて、それにわずかでも繰り返しお賽銭を供えて手を合わせ感謝することが私なりのご奉仕。

16時頃、天極堂の吉野葛を使ったヘルシーな季節の膳で、昼夕兼用の食事を。途中で若草山を見ると、1月の山焼きで焼け残ったところをこっそり(!?)焼く煙が。

なら瑠璃絵 若草山

お腹を満たし冬装備を整えた後は、ゆっくり東大寺へと向かいます。鏡池の周りで18時の点灯を待って中門へ。警備が無駄に思えるほど不思議なくらい人影がまばらで静かです。中門越しに大仏殿の観相窓から大仏さまのお顔を拝観し、鏡池でウォータープロジェクションを鑑賞したら、ライトアップされた南大門の金剛力士像を拝観。ここまでは昨年と同じ。

なら瑠璃絵 東大寺
なら瑠璃絵なら瑠璃絵

ところが、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~(名称が長い!)に向かう春日野園地周辺はライトアップなし、浮雲園地も去年に比べて光のオブジェが少ないような… メインの庭園イルミネーションの冬七夕ロードも全く混み合うことなくゆっくり通れました。

なら瑠璃絵なら瑠璃絵
なら瑠璃絵

特に奈良国立博物館周辺はウォータープロジェクションだけと寂しい限りで、興福寺へと続く道に見どころもなく、春日大社へ引き返します。暗い参道に突如として現れるミラーボール。そういえば去年、萬葉植物園では『イルミ奈~ら』が同時開催され、垣根越しに見えるライトアップの灯りがきれいでしたっけ。

夜神楽は二の鳥居の階段を上がったすぐの参道で。去年は確か着到殿でしたが、狭くて危険だからでしょうか、ちょっと残念。南門まで行って灯りのともった釣燈籠が並ぶ回廊を覘くと、人影もなくひっそり。

今年、なら瑠璃絵はずいぶん縮小した感がありましたね~ 最終日の14日はバレンタイデーで花火もあがって盛り上がるのでしょうか。でも、私は嫌いじゃないですよ、この閑散とした静けさが、そして暗がりの向こうに広がる漆黒の闇も。

| ◇奈良 | 13:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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京の節分、寺社めぐり 2016

2年前、一人ぶらりと覘いた節分会が無茶苦茶楽しかったので、今年は欲張って目一杯回ってみることに。11時に車で千里を出発。岡崎公園駐車場に車を停めたら、平安神宮を横目に通り過ぎ、丸太町通へ出て熊野神社からスタート。

交差点に面した小さな神社ですが、聖護院の守護神なんですね。節分には火の用心のお札を授かる風習があるようで、次から次に参拝者が訪れます。お参りの後は、境内にある無料休憩所へ。本家西尾八ッ橋さんのご接待でお茶とお菓子(やきもち)をいただきます。足元の炭火にほっこり。

熊野神社

そこから歩いて5分ぐらいの聖護院へと向かう途中、またもや本家西尾八ッ橋さんの熊野店横で威勢のいい掛け声と人だかりが。若い衆がお餅をついて、出来立てのお餅をきなこ餅やおぜんざいにして振る舞っています。何とまあ豪気ですね~ 賑やかでお祭り気分 もちろん私も有り難くおぜんざいをいただきました。

本家西尾八ッ橋 ご接待本家西尾八ッ橋 ご接待
本家西尾八ッ橋 ご接待 本家西尾八ッ橋 ご接待

聖護院の山門前では山伏がほら貝を吹き鳴らしています。こちらは森御殿と呼ばれる修験道のお寺で、山伏姿がそこここに。寝殿の前庭に参拝者が集まってきます。中央には杉の枝葉が組まれた護摩壇が。1時から追儺式が始まりました。

聖護院 節分

クライマックスでは、暴れる赤、青、黄3匹の鬼を、年男・年女や山伏らが豆を投げて退治。そのあとあっさり改心した鬼たちは、皆と仲良く並んで(!)豆まき。いくつか拾いましたが、拾えなかったら後でもらえるというから良心的ですね。必死さもほどほどで、和やかな雰囲気。無料接待の甘酒をいただいたら、お役目が終わって愛嬌をふりまく鬼さんらのところに。   

聖護院 節分
聖護院 節分

次は平安神宮へ。早足で10分ぐらいでしょうか、2時から始まる大儺之儀に間に合いました。さすが京都の観光名所、地元の老若男女に加えて観光客でいっぱいです。平安時代の宮中行事を再現しているとのことですが、境内が広すぎてわかりづらく、当たり前ですが超スローペース。待ち時間も長いので、周りはどんな儀式が行われているのか理解できない様子。

2016 平安神宮

膝を高く上げ独特の歩き方で進み出た陰陽師が何やら読み上げていると、黄金四つ目の仮面をかぶり黒い衣に朱の裳を着て矛と盾を持った方相氏(ほうそうし)が入場。「鬼やらう」と叫びながら練り歩き、邪鬼を追い祓います。

平安神宮 節分平安神宮 節分
平安神宮平安神宮 節分
(今年は撮影に失敗 こちらの画像は2014年撮影のもの

3時になると、追い祓われたはずの邪鬼たちが再び応天門から侵入し、暴れまわったあと豆に打たれて追い祓われたところで福豆まきが始まりました。大極殿前はあっという間に大混乱。福豆のほとんどが力なくパラパラと撒かれるため、前の方に人が殺到! 真っ直ぐ立っていられないぐらい後ろから押されます。殺気立つ中、何とか1袋だけキャッチして、再び聖護院へ。

平安神宮 節分平安神宮 節分
平安神宮 節分
(今年は撮影に失敗 こちらの画像は2014年撮影のもの

近くまで行くと、周りが霞んで見えます。それが、聖護院・採燈大護摩供の煙と気づいて、急いで境内に。もくもくと煙を立ちのぼらせ炎を上げる護摩壇を山伏が囲み、護摩木を投げ入れています。煙と灰を浴びて厄払いを。

聖護院 節分聖護院 節分
聖護院 節分聖護院 節分 

続いて、斜め向かいの須賀神社へ。こちらでは、節分に水干烏帽子(すいかんえぼし)姿の懸想文売りが登場。担いだ梅の枝に懸想文を結び付けて境内を売り歩いています。平安時代、貴族らが顔を隠して懸想文の代筆をしたのが始まりとか。現在千円で売られている懸想文は、縁結びなどのお守り。

須賀神社須賀神社
須賀神社

向かいの五代力さん(積善院)にお参りし、本家西尾八ッ橋さんでお土産に懸想餅を買った後、岡崎公園駐車場に引き返して、車で四条大宮に移動。この日最後となる壬生寺へ。こちらは新撰組ゆかりのお寺としてよく知られていますが、今回が初めての参拝。住宅の建て込む狭い参道や境内には屋台がズラリで匂いがプンプン。唐揚げや串焼きなど、何で肉系が多いのでしょうか!?

壬生寺

お目当ては壬生狂言『節分』。6時からの上演を30分並んで待って、席に着く頃にはすっかり日が暮れていました。ゆったりした鐘や太鼓や笛のお囃子に合わせて演じられる面をつけた後家・厄払い・赤鬼は、素朴でちょっとユーモラス。厄払いをしたのに、欲をかいて赤鬼に騙されそうになる後家が、豆を投げつけて赤鬼を追い払うというストーリー。甘い誘惑に負けずマメに働いてこそ福徳は得られるということを教えた狂言とか。

40分の上演が終了。体の芯まで冷え切ってしまいました。境内は来たとき以上に賑わっています。夕食は恵方巻きもいいけれど、まずはおうどんでもすすって体を温めたいと考えながら、家路を急ぎました。

| ◇京都 | 01:50 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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