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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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宇治田原町 旅の覚え書き Apr.2019 

観光地としてはそれほど知られていないローカルでも、ひっそりと伝統を守る昔からの暮らしぶりを、そこで出会った人から思いがけず見聞きしたりすると、印象深く忘れられない土地となります。

そんな場所のひとつが、宇治田原町。大阪や宇治から信楽へと続く街道沿いの、茶畑に囲まれた山里で、日本緑茶発祥の地。この日は『京都・南山城十一面観音巡礼』最後の参拝地・禅定寺と、その周辺をめぐりました。

京都・南山城十一面観音巡礼

まずは、禅定寺から。宝物殿のご本尊・十一面観音立像は、京都国立博物館へご出座の折に拝観しているはずなのに、お堂では圧倒的な存在感。藤原時代の寄木造。ご住職が「ほらっ」と指差される先に御衣黄(緑色の桜)が満開でした。

禅定寺1

禅定寺2

禅定寺3

禅定寺4

次に三十六歌仙の一人、猿丸太夫をお祀りする猿丸神社へ。道沿いの歌碑にはあの有名な歌が、やけにくっきりそれも楷書で。

猿丸太夫 歌碑

ここに来れば何かわかるかと思いきや、宮司さんに伺っても猿丸太夫はやっぱり謎の人物だそう。でも、時代を超え多くの歌人に崇められ慕われたということは確かなようです。

猿丸神社1

猿丸神社2

猿丸神社3

猿丸神社5

猿丸神社4

ランチのあとは、湯屋谷に移動。折角なので、抹茶ソフトクリームで一息入れてから茶宗明神社と永谷宗円生家へ。

現在私たちが飲んでいる香り豊かな緑茶の製法を考案したのが永谷宗円。その頃京では茶の湯文化の影響でお抹茶が最上級。そこで江戸に販路を求めてみるものの誰にも相手にされず、最後に訪ねた茶商山本屋がその美味しさに驚きすべて買い取り、「天下一」と名づけて販売すると爆発的な人気を呼んだということです。しかもその製法を独占せず全国に広めたのが凄いところ。

永谷宗円生家

茶商山本屋は、のちの「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」の山本山。こうして長い間Win-Winの関係が続きます。ちなみに宗円の子孫のお一人が東京に進出して創業したのが「味ひとすじ永谷園」の永谷園。

そんなお話を、復元された永谷宗円生家でお隣にお住まいの永谷家の奥さまからお伺いしました。公開日でもないのに幸運

最後に正寿院へ。重文の不動明王坐像を拝観したあと、新たに建てられた客殿に。色々と工夫を凝らした内装で、カップルや若い女子受けを狙ってますよね。お邪魔にならないようにそっと退散。

正寿院3

禅定寺5

正寿院

禅定寺→猿丸神社→ランチ(たなか屋) ・お茶の郷木谷山→湯屋谷会館→茶宗明神社→永谷宗円生家→正寿院
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| ◇京都 | 20:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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石上神宮 奈良うまし夏めぐり

どう見ても若冲の絵のモデルとしか思えないオトコマエなニワトリがずっと後をついてきます。何か言いたげにじっと見るので、拾った落ち葉で鶏冠やほっぺ、首回りや胸辺りをナデナデ。

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あなたは誰? 誰の生まれ変わり!?

こちらは奈良 天理、石上神宮。石上と書いて『いそのかみ』と読むのは、かつて大きな湿地帯だった大和盆地の渚に祀られていたからとか。『いそ』とは『磯』の意味だったんですね。

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境内にはニワトリがいっぱい。あちこちからコケコッコーが響き渡ります。

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今から2100年前、第十代崇神天皇の御代に創祀された日本最古の神宮のひとつ。(訂正:あとで熊野本宮大社の御守の入っていた袋を見ると、平成30年 創建2500年と書いてありました。) 饒速日命を祖神とする物部氏の総氏神であり、大和朝廷の武器庫だったということです。また御祭神が少し変わってます。三柱の神様は、記紀に記されたご神剣。

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奈良 うまし夏めぐりに申し込み、8時半から国宝の拝殿で朝拝に参加し祝詞を奏上。この日は私ひとり。そのあと若い神職の方からゆっくりお話を伺いました。

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ひとしきりニワトリと戯れたあとは、天理のお気に入りスポット、中西ピーナッツに寄って爆買い。

最後に奈良国立博物館で『いのりの世界のどうぶつえん』と『法徳寺の仏像』の展示を観覧。4時過ぎに博物館を出ると、夏の期間限定夕方からの珍現象・鹿だまりはまだできていませんでした。

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↑友人からの提供画像

| ◇奈良 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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長岡まつり 大花火大会

長岡の花火で真っ先に思い浮かぶのは、放浪の画家・山下清のちぎり絵です。打ち上げられた幾つもの大輪の花火がくっきりと夜空に浮かび、川面を染め、川原にはひしめき合う見物の人々。歓声が上がって賑やかなはずなのに、どこか静けさのようなものを感じます。

山下清
美の巨人たちより

今回は、旅行会社の1泊2日ツアーに参加。大曲や諏訪湖の花火に比べ、バスから観覧席までが近いとなかなかの前評判でした。

高校時代のスキー旅行で新潟へ行ったのが最初で最後 いつしか列車は「雷鳥」から「サンダーバード」に変わり、湖西線経由で金沢へ。北陸新幹線、バスを乗り継ぎひたすら長岡を目指します。

会場に到着しバスを降り位置をちゃんと確認した後、河川敷のイス席へ。ほどなく花火がスタート。


7時20分に始まって9時半まで、息つく間もない連打に圧倒されっぱなし。そして、ダイナミックで華麗な花火に見入っているうち、やがてそこに込められている深い想いに気づくのです。

それは慰霊・復興・平和への祈り。打ち上げられる一瞬に、あの世とこの世を明るく照らし、その想いが通じて一つになり、安らかな静けさが胸に広がるような気がします。

ラストプログラムを編集なしのノーカットで↓ 奥歯をギュッと噛み締め、涙がこぼれ落ちないように夜空を見上げました。


感動でボーっとなった頭でバスに戻ろうとしたら、隙間なくびっしり並んだバス群を前に「はぁ?」、まさかの迷子に 自力では無理と判断、旅行会社のテントに駆け込みバスまで案内してもらいました。情けない

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諏訪大社 旅の覚え書き May 2019

厳島神社のあと、4月はお花見やら都をどりやらにうつつを抜かし憂いを忘れ、平成が終わっていよいよ令和に突入した5月は、諏訪大社へ。

諏訪大社には上社と下社があり、さらに上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮があり、どちらもご本殿をもたない古くからの姿を残しています。

大国主命の子・建御名方神は、国譲りを迫る建御雷之男神に力競べを挑むもあっけなく打ち負けて逃げ出し、諏訪湖まで追い詰められたとき、この地より出ないと命乞い。そしてこちらの主祭神となられました。

諏訪大社前宮
諏訪大社 前宮1

諏訪大社 前宮2

諏訪大社本宮
諏訪大社 本宮1

諏訪大社 本宮2

諏訪大社 本宮3

諏訪大社 本宮4

諏訪大社 本宮5

諏訪大社秋宮
諏訪大社 秋宮1

諏訪大社 秋宮2

諏訪大社 秋宮3

諏訪大社春宮
諏訪大社 春宮1

諏訪大社 春宮2

諏訪大社 春宮3

宿泊は、上諏訪温泉しんゆで。諏訪大社四社を巡る案内つき無料参拝バスしんゆ号を運行。サッとなら効率的に参拝出来助かります。温泉は美肌の湯でスベスベに。

1日目はしんゆ号で、2日目は四社をローカル線やバスを利用してくてく歩いてじっくり巡りました。往復は自宅近くの停留所から高速バスで。

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厳島神社 旅の覚え書き Mar.2019

熊野三山の次も一週あけて、厳島神社へ。季節は移ろい、ちらほらと桜咲く春を迎えています。

宮島は観光地としてあまりに有名過ぎて、これまで行きたいけど敬遠してきたところがあります。でも6月からあの大鳥居が長期の修復工事に入ると知り、やはり平成の内に行こうと思い立ちました。

厳島神社1

厳島神社2

厳島神社3

厳島神社4

厳島神社5

厳島神社6

厳島神社7

宿泊は、フェリー乗り場近くでアクセスのよい宮島コーラルホテル。なんと言っても、早朝の厳島神社は格別ですから。海に浮かんでいるような社殿を渡る風はどこまでも優しいのです。神職がお勤めされる後をお邪魔にならないよう静かに付いて回り参拝。

<1日目> 弥山登頂→厳島神社
<2日目> 厳島神社・宝物館→大聖院→大願寺→大元神社→千畳閣→長浜神社

なんとまあ、欧米人の観光客の多さにビックリ。

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熊野三山 旅の覚え書き Mar.2019

出雲大社の次も一週あけて、熊野三山へ。

古より蟻の熊野詣でといわれるほど多くの人々がお詣りする霊場です。今回は日帰りバスツアーで。平成の内に是非とも参拝したいと思っていました。

同じ近畿圏といえども熊野は遠くて、しかも熊野三山、熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社を巡るのは時間がかかります。1日だけなので駆け足で。いつか熊野古道を歩いて参拝するための下見として。

熊野速玉大社1

熊野速玉大社2

熊野那智大社

熊野那智大社2

熊野本宮大社

熊野本宮大社2

神話では、後の神武天皇となる神倭伊波礼毘古命が東征中熊野に入ったとき、熊野の荒ぶる神々に行く手を阻まれるのですが、この窮地を救うべく高天原から遣わされたのが道案内の八咫烏。そしてもうひとつ、出雲の浜で国譲りを迫った建御雷之男神が波頭に逆さに突き立て、その切っ先にあぐらをかいていた太刀です。

踊り念仏で知られる時宗の宗祖・一遍上人も参拝に訪れ、熊野権現から御神託を得て開眼したと伝わっています。

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出雲大社 旅の覚え書き Feb.2019

伊勢神宮の次は一週あけて、神話の地・出雲へ。

高天原から追放された須佐之男命が八俣大蛇を退治し英雄となり、その子孫・大国主命が国造りと国譲りの大業を果たしたのち、天照大神が大国主命のために建てた壮大な天日隅宮こそが出雲大社(イズモオオヤシロ)。この地には古代日本の伝説や伝承がぎっしり詰まっています。

出雲大社2

出雲大社1

出雲大社4

宿泊はお宿 月夜のうさぎで。こちらも宿泊者限定の出雲大社参拝ガイドツアーつき。千木がひときわ大きく見える妻入り大社造のご本殿と巨大な注連縄が見どころ。仲間内で絶賛の古代出雲歴史博物館は考古の宝庫。

出雲大社3

北風吹く夕暮れの稲佐の浜はことのほか印象的でした。白い波頭を眺めていると、高天原から降り立った建御雷之男神が、十掬剣の束を下にして波に突き立て、切っ先にあぐらをかいて国譲りを迫る姿が見えるようで、妄想ですがシビレます。

<1日目> 松江城→島根県立美術館→稲佐の浜
<2日目> 古代出雲歴史博物館→出雲大社

往復は自宅近くに停留所のある高速バスで。

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伊勢神宮 旅の覚え書き Feb.2019

今年初めから、何かにせかれるようにひとり旅をしています。それは、失なったものの大きさを忘れるための逃避行。巡礼しながらひたすら黄泉比良坂を探す旅。

スタートは、唯一『神宮』と呼ばれ、本宗と仰がれる伊勢神宮から。内宮に祀られる皇祖神・天照大御神は神々のなかで最高位。私たち日本人の総氏神さまです。

平成最後の伊勢神宮1

平成最後の伊勢神宮2

平成最後の伊勢神宮3

平成最後の伊勢神宮4

神宮会館に宿泊し、内宮の早朝参拝ガイドツアー(宿泊者限定)にも参加。丁寧な案内に聞き入りながら、朝の霊気に満ちた神々しい空気に感動しました。

かつて立ち入りを許されない西行法師が五十鈴川の向こうから『なにごとのおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる』と詠んだ神宮。間違いなく、確かに、なにごとかがおはします。

<1日目>外宮→月夜見宮→内宮→猿田彦神社
<2日目>内宮→外宮→倭姫宮→神宮徴古館・農業館→月讀宮

1日2万歩ほど歩き、往路は近鉄の伊勢志摩ライナー、復路は近鉄の特急しまかぜで。

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令和の夏

1年2ヶ月ぶりにサラリと再開。心に残ったことだけ記します。

7月末のとある猛暑日、奈良の御杖村へ。第11代 垂仁天皇の皇女 倭姫命が天照大神の御神霊をお祀りする大神宮の候補地を探し求めこの村をを訪れた際、その印として自らの「杖」を残したという伝説が残ります。 

梅雨が明けて一番に出会いたい初夏の花「半夏生」。そのダイナミックな群生を見に、大阪から2時間以上車を走らせ、御杖村にある岡田の谷の半夏生園に。既に見頃は終盤。先客は1名のみで貸し切り状態。

岡田の谷の半夏生園1

ランチは車で20分ほどの曽爾村の曽爾高原ファームガーデンで。ついでに隣接する温泉 お亀の湯にも浸かります。露天風呂から眺める景色が最高。遠くなければ何度でも行きたいですけど。

最後に宇陀市榛原に立ち寄り篠畑神社へ。こちらは倭姫命の巡幸地ということで元伊勢と呼ばれる神社です。

篠畑神社2

篠畑神社1

元伊勢参拝は、福知山の元伊勢三社と大神神社の摂社 檜原神社に次ぎこちらで3社目。6月に神社検定を受けるにあたり勉強するほどに興味が尽きず、元伊勢めぐりもその産物。少し雨に降られただけでしたが、家に戻れば奈良に大雨警報が。

| ◇奈良 | 01:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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