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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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岡山の旅② 吉備津神社・吉備津彦神社~笠岡市立竹喬美術館

朝からしっかり腹ごしらえをして、ホテルを出発。2日目は、まず吉備の中山の麓に鎮座する吉備津神社と吉備津彦神社を参拝します。

吉備津神社のご祭神は、第7代孝霊天皇の皇子・大吉備津彦大神。第10代崇神天皇が遠国を平定するために皇族から選んだ四道将軍の一人で、鬼ノ城に住む温羅を退治した方です。281歳で薨去されたのだとか。元は三備(美作を含む備前・備中・備後)の一宮で、備中国一宮。式内社の中でも特に霊験あらたかな名神大社でした。

松並木の参道を抜けると、手水舎が見えてきました。修復中の北随神門をくぐり石段を上がって拝殿前へ。

吉備津神社3

吉備津神社5

そしていよいよサイドからご本殿を拝観。比翼入母屋造という他に類を見ない独特の構造から吉備津造ともいわれる、なんとも優美な姿です。

吉備津神社4

吉備津神社2

吉備津神社8

創建は第16代仁徳天皇という説が有力ですが、過去2回焼失。鎌倉初期の造営では、あの東大寺を再建した重源さんの天竺様という建築様式が取り入れられ、外側に柱のないスッキリした外観に。室町時代には足利義満が再興し現在の社殿になったとのこと。よく見ると足利家の五七桐紋が棟の中央にありますね。拝殿・ご本殿ともに国宝です。

廻廊の全長は360メートル。備中の有力武士らが寄進して継ぎ足してこの長さに。受付でお願いすれば神職の方が簡単な説明をしてくださいます。

吉備津神社1

吉備津神社6

黄金色に実った稲穂を眺めながら吉備の中山みちを歩いて吉備津彦神社へ。こちらは備前国一宮。

吉備津彦神社2

吉備津彦神社4
吉備津彦神社1

吉備津彦神社3

このあと近くの最上稲荷山妙教寺に寄り道。伏見・豊川と並ぶ日本三大稲荷なのに日蓮宗のお寺という、ちょっと不思議な境内でした。

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吉備路もてなしの館でコーヒーブレイクを。備中といえばこの景色。

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そこから小1時間車を飛ばし、最後の目的地・笠岡市立竹喬美術館へ。

笠岡市立竹喬美術館1

小野竹喬は笠岡市出身。四条派の流れをくむ竹内栖鳳に師事し、京都で活躍した日本画家です。昭和51年には文化勲章を受賞。只今生誕130年記念の特別展「小野竹喬のすべて 至純の時代 1939-1979」を開催中。

笠岡市立竹喬美術館2

笠岡市立竹喬美術館3

季節が移ろう一瞬を切り取って、ただ美しいだけではない自然を、優しく澄んだ色彩で表現。どこか悲しみを帯びた空の青と白い雲が印象的。一人の画家の半生を画業を通して辿ります。

美術館を出ると4時半に。大阪まで200キロ・・・ ノンストップで飛ばします、もちろん安全運転で。

<2日目> 吉備津神社→吉備津彦神社→最上稲荷山妙教寺→吉備路もてなしの館→笠岡市立竹喬美術館

※詳細はクリックしてリンク先でご覧くださいませ。
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岡山の旅① 奈義町現代美術館 ~ 鬼ノ城

7月のEテレ日曜美術館「にほん 美の地図~岡山~」を見たときから、念願の吉備津神社参拝に合わせて、奈義町現代美術館と笠岡市立竹喬美術館へ行こうと決めていました。今回は車で一人旅。スピード違反に気を付けて走ります。

中国池田から2時間弱で奈義町現代美術館に到着。美術館の前は那岐山に向かって延びる真っ直ぐな道。

奈義町現代美術館
 
奈義町現代美術館

展示室「大地」は宮脇愛子氏の《うつろひ》、展示室「月」は岡崎和郎氏の《HISASHI-補遺するもの》、展示室「太陽」は荒川修作氏とマドリン・ギンズ氏の《偏在の場・奈義の龍安寺・建築する身体》。

奈義町現代美術館
 
奈義町現代美術館
 
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光に満ちさわさわと風が渡り水面がさざめく陽と、対照的に無機質な陰。大地から伸び出た「気」がうねっている。

奈義町現代美術館

奈義町現代美術館

奈義町現代美術館
足音がひたひたと追いかけてきて、問いかけてくる。お前は、それでいいのかと。そこに一筋の光が。

奈義町現代美術館

奈義町現代美術館

奈義町現代美術館

奈義町現代美術館
龍安寺の石庭が頭上で躍動している。風の音が読経のようで、禅の響きが重なり合い圧倒的な臨場感。

作品が発する強烈なエネルギーと大量のメッセージに、過去の様々な感情を想起しながら、逆に確かな実存を意識するという、形容しがたい湧き上がるはてな?が未消化のままいつまでも頭の中をぐるぐるまわっていて、一体これは・・・

後ろ髪を引かれながらも次の目的地、古代山城・鬼ノ城へ。駐車場のあるビジターセンターまでの約3キロは曲がりくねった狭い山道。ほとんど ‘ポツンと一軒家’ みたいな。

時刻は15時を過ぎていて迷ったけれど、シューズを履き替え、西門をくぐり一周3キロほどの鬼ノ城を歩きます。だーれもいません。こちらは発掘調査され整備復元されたもの。

鬼ノ城

鬼ノ城

鬼ノ城

鬼ノ城

百済からやってきた王子・温羅(うら)が新山(にいやま)に居城を構えて数々の悪事をはたらき、人々が恐れおののいて「鬼ノ城」と呼んだのが温羅伝承。のちに吉備津彦命に退治されて桃太郎伝説になったとか。また7世紀後半、白村江の戦いで大敗した唐・新羅の連合軍が日本に侵攻してくるのではないかと恐れた朝廷が、早急に築いた城の一つともいわれています。

鬼ノ城

19時に後楽園近くのホテルに到着。ライトアップされた岡山城を眺めながら夕食。明日に備えます。

岡山城 夜景

<1日目> 奈義町現代美術館→那岐山麓山の駅→鬼ノ城→岡山市内

※詳細はクリックしてリンク先でご覧くださいませ。

| | 17:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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智積院の観月会 2019

13日の金曜日は京都国立博物館でボランティアのあと、大急ぎで17時から智積院の観月会へ。

智積院の観月会1

こちらは東山の麓に広い境内を有する真言宗智山派の総本山。長谷川等伯一派の襖絵でよく知られています。堂本印象の襖絵でも有名ですね。

智積院の観月会2

受付を済ませたあと、靴を脱いで講堂に上がりお弁当とお茶を受け取ります。観月会メイン会場で座席を確保したら、食事場所の大書院へ移動。大勢の若いお坊さんが愛想よく迎えてくださり、キビキビと案内してくださるので初めてでも戸惑うことなくスムースです。

智積院の観月会3

食事場所はメイン会場と他3箇所。それぞれ好きな場所を選んで、用意された机の上にお月見弁当を広げ、開け放たれた廊下からライトアップされた名勝庭園やシックな枯山水庭園を眺めるという非日常、なのにとてもおおらかで寛げます。

智積院の観月会4

智積院の観月会8

智積院の観月会6

智積院の観月会7

観月会プログラムの第一部は声明公演と「月輪観」という瞑想体験、休憩を挟んで第二部は「二胡の夕べ」と題したお月見コンサート。憂いを含んだ二胡と琵琶が奏でる優しく時には激しい響きが心に染み入り、うっすらと月輪が浮かんでくるようです。

外に出てみれば、今宵の月は雲間に見え隠れ。そんなお月さまに弄ばれ一喜一憂しながら見上げる令和元年 仲秋の名月。お月見団子は売り切れで涙。

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智積院の観月会5

| ◇京都 | 23:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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仁和寺音舞台 2019

7日の土曜日はMBS主催の仁和寺音台へ。音舞台シリーズは今年で32回目。『東洋と西洋の出会い』をテーマに、京都や奈良の名刹・世界遺産を舞台にして、国内外のアーティストが繰り広げる夢のような一夜限りのステージです。

仁和寺音舞台1

応募すると抽選で300組600名が招待されますが、毎年ものすごい競争率。ですが、今年からは本人確認のため身分証提示が求められていたり、加えてチケット転売禁止法によりオークションサイトに出品出来なくなったせいなのか、私も、一緒に行く予定の友人も、どっちでもよかった従兄もチケットが当たりました こんなことは過去に一度もありません。

超残暑が厳しい中、炎天下に1時間ほど並んで指定席券と引き換えます。仁和寺はこの日から観音堂秋季特別内拝が始まり、多くの人が参拝していましたが、既に2度も拝観しているので、入場時間まで涼しいところで待機。

第1ステージは5時30分、第2ステージは8時から開演。今回は身に余る栄誉に預かり、そのどちらも観るという体力勝負の贅沢三昧。

仁和寺音舞台3

大竹しのぶさんの朗読はさすがでした。東儀さんも親子三代の雅楽と舞は、仁和寺の国宝・金堂によく映え、反田さんのピアノはエネルギーに充ち溢れ、セルゲイ・ポルーニンさんは目を見張る驚きの超絶バレエ。

仁和寺音舞台4

水流元入海(水流れて元海に入り)
月落不離天(月落ちて天を離れず)

仁和寺音舞台2


※TV 「仁和寺音舞台」
  11月3日(日) 深夜0:30~1:24
  MBS・TBS系全国ネット放送

| クラシック | 01:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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京都文化博物館 百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展 & 西陣織あさぎ美術館

今日は烏丸で月イチの大学公開講座の日。折しも京都では9月1日~7日にICOM(国際博物館会議)京都大会が開催されており、各所で協賛イベントや記念展覧会開催中。

午前の講座が休講となったのを幸いに、京都文化博物館へ。こちらは只今『百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展』を開催。

京都文化博物館

会場に入るといきなり若冲、応挙、蘆雪、蕭白の作品が目に飛び込んできたけど、確か入口には📷️撮影可とあったような・・・と思わず2度見。なんと寛大で素晴らしい! 関西ではほとんど見かけない嬉しい📷️撮影可♪

伊藤若冲

円山応挙

長澤蘆雪

曾我蕭白

東京富士美術館所蔵の名品が惜しげもなくズラリと並んでいます。その上、作品の展示も凝っているし、主要な作品の前にはあのビクセンの高級単眼鏡(←私のと同じもの!)が置かれているではありませんか。他にも映像で興味深いシュミレーション体験のできるところが3箇所も。行き届いたゴージャスな展覧会に大興奮。

進々堂でランチの後は、午後の講座に出席してから、次は西陣織あさぎ美術館へ。こちらも9月7日まで入館無料・予約不要の特別展開催中。

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エレベーターの扉が開くと、目の前に現れた金色に輝く尾形光琳「紅白梅図」の大タペストリーが眩しすぎて衝撃的。息を呑む美しさです。

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生糸にこだわり、一般的な西陣織の4~9倍の繊細さで、繰り返しのない全通全景の絵柄で和洋の名画をデザイン化して格調高く表現し、幅65cm×長さ4.5mという伝統的な「丸帯」に織り上げられたものが西陣織美術工芸あさぎ。

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↑ 丸帯一本分のまゆ玉
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その後もずっと目を奪われたまま日本の美を堪能。久々に眼福に預かり至福の一日でした。

| ◆京都 | 22:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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