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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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第65回正倉院展 奈良国立博物館

連休が明けるのを待って、本格的な秋の幕開けを告げる恒例行事、正倉院展へ。午前中に行くと毎年30分~1時間待ちなので、今年は時間帯を変えて夕方4時前に入館。県庁前のR369西行きが帰りのバス縦列で大渋滞していましたが、県警横の県営登大路駐車場北にもすんなりと入れました

第65回正倉院展 第65回正倉院展

いつものように音声ガイドを借りて展示室へ。入口すぐには聖武天皇ご遺愛の品々が並んでいます。螺鈿や赤い琥珀で背面を飾った『平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)』や、文字の部分に鳥の羽を貼った『鳥毛帖成文書屏風(とりげじょうせいぶんしょのびょうぶ)』など、見事な宝物に只々目を見張るばかり。

今回のお目当てはいくつかありますが、何といっても一番は『漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)』でしょうか。仏像の台座のような蓮の花の形をした木製の仏具で、金地の花びら一枚一枚に鳥・獅子・花などが繊細に描かれ、しかもその絵柄は紺丹緑紫がくっきりと色鮮やか。フォルムの優美さに加え華麗です。

どうやらこちらはお香をたく台座らしいですね。唐草文が彫り込まれた『黒漆塗香印押型盤』の溝にお香を詰めて均し、上から灰で覆って『黒漆塗平盆』でふたをし、上下ひっくり返して押型盤をはずし平盆を台座に置いて使用したのではないかとのこと。一筆書きのように連続した唐草文が浮き出たお香の一端に火を点けると、7時間40分燃え続けるのだそうです。なんと優雅な時間なのでしょうか。

じっくり見ていると、まるで奈良時代にタイムスリップして天平人になったかのようで、美しい装飾が施された『檜和琴(ひのきのわごん)』の音色が聞こえ、『投壺(とうこ)』に矢を投げ入れて遊ぶ姿が浮かんできて、妄想が止まらなくなります。

今回の出陳は66件、正倉院が保管しているのは約9000件。初出陳が多いのも当たり前ですね。よくぞ今日まで残してくださいました、とお礼が言いたくなります

奈良国立博物館
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