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待宵草の薄暮日記

今は趣味三昧の気ままなひとり暮らし。 覚悟をもって毅然と、でも時には誰かのために熱くなる、そんな日々の徒然を綴っています。

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松伯美術館 「竹内栖鳳展」

積乱雲が湧き立つ残暑厳しい空の下、生駒山を越えて奈良の松伯美術館へ。今日8月23日は奇しくも竹内栖鳳の命日に当たり、今年は没後70年とのこと。

手入れの行き届いた起伏のある庭園に囲まれた松伯美術館は、閑静な住宅街の一角にある大渕池を借景にした落ち着いた佇まいで、只今松の剪定の真っ最中。こちらは、近鉄名誉会長 佐伯勇氏(故人)の旧邸宅です。

松伯美術館 松伯美術館 

もう何度となく訪れて、上村松園・松篁・淳之三代の作品はかなり見尽くした感がありましたが、今回は明治から昭和にかけて京都日本画壇で活躍した上村松園の師、竹内栖鳳の作品展ということで興味津々。5月に天龍寺の塔頭、弘源寺で栖鳳の動物画を見て以来、近代の日本画もなかなか良いなぁと認識を新たにしていたところでした。

出色は、誰が何と言っても屏風に描かれた「大獅子図」でしょう。狩野派の獅子でもない、若冲や芦雪の虎でもない。薄く引かれた金泥を背景に、同化するように描かれたライオンは、雄々しいたてがみをこちらに向けながら静かに圧倒的な存在感で迫ってきます。

西洋的でありながら、細密な描写で表現された確かな日本画です。顔や体のビロードのような質感はさすが。『動物を描けば、その匂いまで描く』と言われるのも頷けます。

睨みをきかせて飛び掛ろうとする猛々しさではなく、何か百獣の王としての貫禄すら感じられます。まだ日本に1頭もライオンがいない時代、ヨーロッパ遊学中に動物園で写生したライオンを描いた作品だそうです。

宇治金時

帰りは、いつものようにみやけで甘味を。
毎回よく混んでおります。
お土産に買ったホロホロ抹茶・きなこは
私好みで◎、おススメです。
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| ◆奈良 | 01:38 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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